カキツバタ(杜若)  <アヤメ科アヤメ属>


湿原に生える多年草。ノハナショウブより、水分の多いところ、池の中などに生える。葉は幅広で、中央の脈が確認できないのが特徴。花弁の幅の狭い白(黄白)色の縦縞が特徴。花期は5-6月。東海地方では、やはり知立の無量寿寺、天然記念物の小堤西池が有名。また京都の太田神社の池が有名。ノハナショウブに似ているが、花柱と葉の太さが違う。ノハナショウブは、比較的葉が細く、葉脈がある。これに対して、カキツバタは、花柱は3本真上に突き出し、葉が太めで、葉の中央の葉脈ははっきりしない。杜若の名前は「書き付け花」から由来し、花の汁を布に擦り付けて染める故事に由来する。古くから、日本の美術に取り入れられ、尾形光琳の「燕子花図屏風」、「伊勢物語」の業平東下りの三河八つ橋(無量寿寺)の和歌などがある。

観察記録

  日時 場所  
  H12.6.3 弁天池 満開、白花も
  H12.5.13 小堤西池 咲きはじめ
  H11.5.22 小堤西池 ほぼ満開状態(写真)
  H11.5.9 無量寿寺 ほぼ満開
  H10.5.4 小堤西池 ほぼ満開、小堤西池は無量寿寺に近いが、1週間程度花期が遅い。
  H10.4.26 無量寿寺 咲きそろう
  H9.5.12 京都太田神社 開花はしているが、盛りスギ
  H8.5.19 無量寿寺 ほぼ満開
  H7.5.13 小堤西池 八部咲き程度
  H7.5.13 知立無量寿寺 ほぼ満開