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02年7月 


 

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7月10日日記目次

7月10日久しぶりに深刻なトラブル

今回は失敗談。といっても、会社での話だけど。

会社のパソコンはキーボードとマウスがワイヤレスになっている。コードがないのは快適だが、時々挙動がおかしくなるのが不安だった。特に気になっていたのは、終了時にうまく電源が落ちず、再起動が必要になった時、Ctrl+Alt+Deleteキーのコンビネーションが使用できなくなってしまうことだ。結局電源ボタンを押して終了させ、再度起動してScanDiskを走らせて、それからもう一度終了させるという方法をとっていた。そうすると今度はちゃんと電源が落ちる。

だがこの方法は正常な終わらせ方ではなかったら、いつも気になっていた。そこで、有線キーボードならちゃんと再起動キーも効くのではないかと思い、秋葉原で安いキーボード を買ってきてつなげてみた。
1200円ぐらいのこのキーボードはUSB接続になっている。会社のパソコンは、PS/2端子がないと思い込んでいたため、これを選んだのだが、それが失敗のもとだった。

このキーボード、使用に問題はなかったし、パソコン付属の純正キーボードよりタッチもよかったので、値段の割にはいいなあ、なんて思っていたのだが、ウインドウズのセキュリティパッチをインストールして、再起動した時に問題が発生した。
というのはマウスが認識されなくなってしまったのだ。

マウスもワイヤレスの純正で、こっちも使い勝手がいいとは思ってなかった。特にスクロールボタンの反応が変で、まわした方向と逆の方向へスクロールしてしまうことがあったりしたので、これもいい機会だと思い、USBマウスを買ってきて、つないでみた。だがこれも、認識されない。

デバイスマネージャで「マウス」のプロパティを見ると、壊れている、とのこと なので、ウインドウズ98のCD−ROMからドライバをインストールしようと したが、途中で青い画面で異常終了してしまい、うまくインストールできない。
そこでやめておけばよかった。これ以上は自分のレベルでは手におえないのだということをちゃんと理解して、さっさとSEでも呼べばよかった。

だが、あんまり大事にしたくない、という気持ちと、この程度なら自分で解決できる、といううぬぼれが心のどこかにあったらしい。とにかくこわれているドライバを入れ替えられればいいのだろう、と思い込んでしまって、ワイヤレスマウスがちゃんと使えている別の端末から、デバイスマネージャで確認した該当するドライバ
c\windows\systemにある
mouhid.vxd
vmm32.vxd
msmouse.vxd
mouse.drv
をフロッピー経由でコピーしてみた。

その結果、windowsが起動しなくなってしまった。

起動画面後

C:\windows\vmm32\ifdmgr.vxd
windowsまたはwindowsアプリケーションを実行するのに必要な デバイスファイルがみつかりません。
レジストリやsystem.iniファイルがこのデバイスファイルを参照して いますが、このデバイスファイルは存在しません。
意図的にこのファイルを削除した場合は、このファイルを必要なアプリケーション を付属のアンインストールまたはセットアッププログラムを使ってアンインストー ルしてください。
このファイルを必要とするアプリケーションを今後も使用する場合は、アプリケー ションをもう一度インストールして、足りないファイルを復元してください。
C:\windows\vmm32\ios.vxd
windowsまたはwindowsアプリケーションを実行するのに必要な デバイスファイルがみつかりません。
レジストリやsystem.iniファイルがこのデバイスファイルを参照して いますが、このデバイスファイルは存在しません。
意図的にこのファイルを削除した場合は、このファイルを必要なアプリケーション を付属のアンインストールまたはセットアッププログラムを使ってアンインストー ルしてください。
このファイルを必要とするアプリケーションを今後も使用する場合は、アプリケー ションをもう一度インストールして、足りないファイルを復元してください。
デバイスint13を初期化中:
無効なVxDダイナミックリンクコールがデバイス10のサービス7に送られま した。windowsの設定が無効です。windowsセットアップをもう 一度実行して問題を解決してください
というメッセージが出て電源が落ちてしまう。こういうのは初めてだった。

ここから、まず起動ディスクで起動して、「ext」コマンドを使って壊れたvxdファイルを再度インストールしようとした。だが、これもだめ。いっぺんファイルを削除してから同じことをしてもだめだった。

で、結局翌日にSEにきてもらうことになり、その前にWindows98だけでもインストールし直しておこうと思った。が、それでもインストールの際のシステムチェックでは、これらのVXDファイルは正常とみなされてしまうらしく、インストールが終わって再起動がかかっても、文字ばけしたエラーメッセージが出て、しばらくすると電源が落ちる。セーフモードで起動しても、最初に書いたのと同じメッセージが出て、やはり電源が切れてしまう。

しょうがないので、再インストールの時、インストール先をwindowsディレクトリではなく、別のフォルダを新しく作り、そこにインストールした。それでやっとウインドウズが起動するようになったが、ファイルのディレクトリが変わっているせいで、このままでは他のアプリケーションを普通に使うことができなくなってしまう。

そこでファイルをバックアップして、ディスクをフォーマット、最初からすべてやり直すことになってしまった。

今回のトラブルで学ぶところはあった。それを自分のパソコンがおかしくなった時などには生かしていこうと思う。また、トラブルの程度を見極めることの重要性を痛感させられた事件でもあった。今後会社の業務用パソコンにトラブルが発生した場合、どこまで自力でできるのか、ちゃんと判断できるようになりたい。マウスのトラブルの段階だったら、困難とはいえマウスなしでも作業はできたのだから、業務に支障はなかったはずだ。時間を掛けて原因を探ることもできただろう。とにかく早く直したいあまり、そういう発想が出てこなかったのには大いに反省したい。

もっとも、たかがキーボードを接続しただけでおかしくなる、このパソコンの情けなさについては、また話が別。このぐらいのことでおかしくなるなんて、ちょっと信じがたい。
やはりワイヤレスはあんまり信用できないのかも。

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