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99年7月 


 

目次

7月3日7月4日7月6日7月8日7月10日7月18日7月20日7月21日7月22日日記目次

7月3日・雑誌「MdN」7月号

雑誌「MdN」の七月号を今頃になって買った。Photoshopのプラグインのデモ版が入っているということで使ってみたかったのだ。特にExtensisのMaskProは、とても便利そうだがあまりに高価なもので、購入をあきらめていた。

この雑誌の付録CD-ROMは、ハイブリッドになっていて、マックでもウインドウズでも読むことができ、当然両方に適したファイルが入っている。ここからIllustrator8.0デモ版のウインドウズ版をまず会社のPCに落とした。イラストレーターはチラシなどの作成にも重宝するが、実際使い方にまだなれていない。実際の作成には家でのMacを使うとしても、時間の開いた時に、会社でも練習したいと考えたのだった。マック版なら、正規のものを持っているからね。

それと、アクロバット4.0はうまくPCに落とせたのだけれど、肝心のMaskProがうまくインストールできない。MaskProというフォルダがあるのに、中に入っているのがIntellihanceというプラグインのセットアップファイルだけなのだ。後でExtensisのウェブページからたどり、日本代理店であるソフトウエア・トゥーのウェブページを確認したところ、ウインドウズ版もマック版もちゃんと日本語版が出ている。どういうことなのかさっぱり分からずMdNのホームページにつないでみたが、そういう記載は見当たらない。多分MaskProのウインドウズ版はCD-ROMの収録に間に合わなかったのだろう。だったらそうと雑誌本体の「CD-ROMの内容説明」部分で書いておくべきだしホームページにすら、そのことにかんする記載(つまり、CD-ROMの内容に一部間違いがあること)がなかった。不親切だなあ、と思った。

Intellihanceには、その説明書きにPhotoshop4.0J以上でないとインストールできない、と書いてあったが、4.0LEでもインストールでき、普通に使えるようだ。起動するたびにパーソナライズするか、それともデモ版で使うか、と尋ねてくるのはやや煩わしいが、機能制限がないのはうれしい。

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7月4日・G3カードなど秋葉原で買い物

ボーナスも出たことだし、秋葉原に行って買い物をしてきた。とはいうものの、今回は小物ばかりになってしまった。それも、自分のものはほとんどなし。

まず、母の古い98ノートのためにメモリを購入。32MBで一万円強。本当は64MBを買いたかったのだか、機種が本当に古いので、動作保証の対象外になってしまうのだった。これは帰ってすぐに取り付けした。ノートは初めてだし、98だと勝手がちがうので少し戸惑ったが、何とか成功。見違える程快適に動くようになった。もっとも今まで8MBだったのだから、効果があって当然ではあるが。ただ、メモリの装着時に、マックでいつもやっている時のように「カチッ」という手ごたえがないため、まだ少し不安。コントロールパネルの「システム」で見る限り、ちゃんと認識しているので、取りあえずは大丈夫だと思うけれど。

それから、自分のために椅子を買った。本当はアーロンチェアがほしくて、ずっと四つ足の椅子を使っていたのだが、高価なだけになかなか踏み切れず、そうこうしているうちに床面がずいぶん傷付いているのに気づいたため、やむを得ず、普通のパソコン用の椅子を購入したのだ。これが18000円ぐらい。

そして最後に、妻のPerforma6410のために、G3/240Mhzのカードを買った。300Mhzとどっちを買おうか店頭でずいぶん迷ったのだが、そうこうしているうちに、店員が声をかけてきて「何にお使いですか」なんていうから、まあ原稿書きぐらいだろうから、そんなたいした用には使わないよなあ、などと思い、安い方にしてしまったのだった。まあ妻のため、というより、自分で楽しみたいから買ったわけで、その点からすれば、もっと速い方でも良かったなあ、なんて思ったりもする。これは現在妻の仕事が多忙なため、まだセットしていない。たぶん来週末ぐらいまではこのままだろう。ま、いいけど。

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7月6日・G3カード装着

sonnetのG3カードを妻の6410に入れた。脇で見ていると見違える程速くなってる感じがするのだが、当人はそれほどでもないみたいで、ちょっとがっかり。しばらく使っているうちに、分かってくるかもしれないが。

カードの装着自体は、実に簡単に成功した。システムプロフィールで見るとプロセッサが「PowerPC740」になっていたが、まあ6410であることを考えれば対した問題じゃないだろう。これで妻のマックも、しばらく現役で使っていける。まあ原稿書きだけなら、今までの環境でもさほど支障はないだろうが、ファイルのオープンひとつとっても、かかる時間が全然違うから、そういう細かいことがストレスに変わるのは、今後多少は軽減されるのではないかな。これで5万円以下なら、コストパフォーマンスは確かに高いと思う。

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7月8日

妻のPerforma6410は、G3カードを入れてからちょっと不都合が出てきたそうだ。例えば起動時にフリーズしたり、特定のアプリを使っている時にハングしたり。前者は再起動すると何事もなかったように使えるし、後者はカードを入れる前から起こっていたそうだから、カードのせいだとは断定できない。それにこのアプリ(具体的にはpostpet2.0)も、使い方の工夫で回避出来るようだし、今のところ、例えばテキスト作成時に突然爆弾が出るとか、それほど深刻な問題は起こっていないようだ。

そもそも二次キャッシュのスロットにプロセッサカードを刺して動かす、というのが不自然なのだから、この程度は仕方ないのかも知れない。速さには、妻も満足している様子だし。メリットと比べて我慢出来る程度の不都合なら、それはそれでいいのだろう。 ただ、あんまり頻発するようなら、調査する必要は当然ある。今のところは静観。自分のMacでもないしね。

先日書いた雑誌「MdN」の付録CD-ROMについて、昨日8月号が出たので立ち読みしてみたところ、MaskProなどのインストールがうまくいかないのは、深い階層にインストーラを置いてしまったせいで誤動作しているのが原因だということだ。いったんインストーラをCD-ROMからPCの方にコピーしてインストールするとうまくいく、とのこと。今度確認してみよう。

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7月10日

引き続き、妻の6410の話。昨日、起動時の問題以外に、ファクスが送信できないという障害が見つかった。ルータでISDN接続をしているものの、内蔵モデムを使って通常のアナログ回線接続もできていたのが、G3カードを入れてから、まったくできなくなってしまったのだった。

この復旧にはずいぶん手間取った様子だが、今日になってようやく治ったらしい。結局はOSの再インストールになってしまったようだが。

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7月18日

Mozillaにいって、Mozilla8を落とした。たまにはこういう無謀なこともやってみないとね。

案の定、すぐにフリーズしてしまったが、それは日本語のページに行こうとした瞬間で、起動にものすごく時間がかかることとともに、ちょっとした問題だと思う。とはいえ、まだ全然使っていないし、日本語ページを読むためには、文字コードの設定の他にも何か手順があるのかも知れない。

ブラウザの画面は、今までみたこともないような斬新なものだった。メニューの中にスタイルシートを読むかどうするか、などといった項目があり、なかなか期待させるものがある。

今度のニューヨークのエクスポで、ようやくiBookがお目見えするらしい、とのもっぱらの噂で、私もちょっと期待している。安くて軽いマックがでれば、もう喜んで買ってしまうだろうな。外部ポートも、イーサネットポートだけついていればいいや。あ、でもできればADBもついていほしいが、まず無理だろうな。あってもUSBだ。この日記は、もう新型については全然登場しなくなっているから、「ベージュマック日記」と改題しようかと真剣に考えていたのだが、iBookのできによっては、この改題も撤回になる。ポリカーボネイト素材は、うーん、まあしょうがないかもしれない。絶対捨てない、と決意しなくちゃね(^^;

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7月20日・PowerBook設定に半日(とても長文)

妻の6410は、G3カードを入れてから調子が悪くなっていたのだが、一昨日当たりからその不調が一見カードとは関係なさそうに思える部分、はっきりいうと、モニタの不具合へと変わってきた。
それでも数日はだましだまし使っていたのだが、昨日になって、とうとう画像が映らなくなってしまった。6410本体の方は別段何ごともなく動いている様子で、音からそれはうかがい知れるのだが、何もモニタには映らない。
しょうがないので、一台使用していない15インチのNEC製モニタを当座しのぎとして接続することにした。
このモニタはもともと母の98ノートのためのものだったが、念のために、マックでも接続できるよう、アダプタを買っておいたのがよかった。接続は難無くうまくいった。

それで、この際しばらく使っていないPowerBook520の設定もいじってしまおうと考えた。
共有もルータからのネット接続もできない状態のまま放置してあったから、またMTであれ6410であれ、壊れてしまった時のために、代替機として使えるよう、準備をしておこうと思ったのだ。

520のハードディスクはスタッカーというディスク圧縮ソフトで圧縮してある。ただこのソフトはもう日本では販売しておらず、サポートもないから、何かあった時に不安なので、外してしまうことにした。ついでにイーサネット接続もできなくなっているから、ハードディスクをいったん初期化して、もう一度システムをインストールしようと考えた。

だが、手許には、本体を買った時についていたはずの漢字Talk7.5のディスク版が見当たらない。探しているだけで一日過ぎてしまいそうだったので、外付けのCD-ROMドライブを接続しようと思い、母の持っているアイ・オー・データのドライブを借りて繋いだのだが、これがうまく繋がっていない。SCSIの接続状況を調べるソフトを使うと、確かに繋がっている、と出るのだが、その中にCD-ROMを入れてもマウントされないのだ。
どうもおかしい、とマニュアルを引っぱり出してみると、こいつはWin95でしか使えないハードだった。それじゃCD-Rはどうだ、とYAMAHAのCDW4260txを持ち出したが、こいつとPowerbook520とでつなぐケーブルがない。
ちょっと考えて、変則的な試みをした。PowerBookからアイ・オー・データのCD-ROMドライブをつなぎ、そこからさらにYAMAHAのCD-RWドライブを接続したのだ。だがこいつもうまく行かない。うーんそれでは、と今度はB'sCrewの2.0を入れてみることにした。運良くフロッピーディスクで供給されるソフトだったし、ちょうど一セットあまっていて、このままPB520で使うとしても、ライセンス上問題なかったのだった。これをインストールして、さっそくB'sCrew本体を起動した。やっぱりマウントされない。がっかり。
が、ここでもしやと思い、B'sCrewインストールの際、本体とは別にコントロールパネルに入ったB'sControlを起動して、ここからマウントすると、今度はうまくいった。漢字Talk7.5のシステムディスクがPB520のモノクロ画面に浮かび上がった時は、とてもうれしかった。うれしかったので、起動ディスクをCD-ROMに起動すると、後先も考えずにHD-SC-Setupを起動、PB520のディスク初期化を選んでいた。本体には、モデムコマンドを初め、ネット接続の際の設定情報が残っていたし、何よりもB'sCrewがこのまま消えてしまったら、インストール終了後の再起動時に、またCD-ROMが認識されず、「?」フロッピーアイコンの点滅を呆然とながめることになってしまうかもしれない。初期化「OK」のボタンを押したすぐ後、そのことに気付いたのだが、後の祭り。後はただ、このまま幸運にもうまくCD-ROMがマウントされるのを待つしかなかった。やがて数十分でインストールは終了、再起動のボタンを押す。
緊張して数分待つ。
と、ハッピーマックが登場!!
すごくほっとした。最悪の場合、ノートンの起動ディスクか何かで起動しようと思っていたのだが、その手順を考えると、ここでの幸運はやはりありがたかった。

同じ轍を踏むまいと、その場でB'sCrew2.0をインストールした。これで取りあえず、買った当初とほぼ同じ状態のPowerBook520になったわけだ。ただ、このまま使うつもりは全然なかった。

まず漢字Talk7.5.3にアップデートをかけ、その後に7.5.5にしようと思っていた。だがその7.5.3のディスクがみつからない。あちこち探して、ようやく今はなき雑誌「MacWorld」の付録CD-ROMを探し出した。これで7.5.3にした後、今度はユーザグループのCD-ROMに入っていた7.5.5を入れた。ここまでで二時間ぐらいかかっていたかな。でもまだまだ終わらない。

終わらない、といっても、次の手順がうまく行けば、ほとんど終わりになるはずだった。それは、ネットワークの設定。
トランシーバをイーサネットポートに差し込み、ケーブルをルータに接続。
認識されない。
トランシーバについているパイロットボタンはちゃんと点滅しているというのに。何度か確認して、ルータ側への差し込みが弱かったのが分かった。ケーブルを強く押し込むと、今度は認識された。共有は可能になった。だがまだインターネットへの接続ができない。 TCP/IPの経由先を「モデム」から「Ethernet」に変更しようとすると、「浮動小数点コプロセッサがありません」との爆弾メッセージ。数回試みて、同じシステムエラーが出るのを確認すると、今度はOpenTransport接続ではなく、「古いネットワークで接続」というのを「特別付録」にあったネットワークの選択、というアプリで設定した。
が、これもうまくいかず、やはり爆弾だ。
いらいらしてきたが、めげずに解決策を考えた。今度は雑誌「MacPower」の付録CD-ROMを参照して、OpenTransport1.1.2とOT/PPP1.0があるのに気付いた。どちらも、7.5.5にあるものより新しいバージョンだ。添付のReadMeを見ると、本来macOS7.6に添付されるものだが、漢字Talk7.5.5以降で使用できる、とある。一か八かで、これを入れることにした。ついでにDiskCopyも、フロッピーのいらない最新の物を入れた。これも7.5.5から使えるそうだ。してみると、7.5.5は、MacOSの分岐点とも言えるバージョンだったのかもしれない。また、これも入れ替えのついでに、AppleShareも3.7.2に変えることにした。これも7.5.5では使えるバージョンだった。

ここまでインストールを終え、再起動すると、ようやくネット接続も可能になり、使えるPowerBookが復活した。もっともハードディスクは230MBぐらいしかないから、徹底的に軽いソフトだけを入れた。Netscapeも2.0だし、メーラーも軽いもの。他のアプリはクラリスワークスぐらいしか入っていない。(こいつもライセンスがあまっていたやつだった。) 結局ここまでで半日が費やされた。最近、これほど長い時間マックのトラブルや設定にかかわっていたのは久しぶりだ。 いらいらのし通しだったが、勉強にもなった。何より、これでイーサネット経由の快適な通信が、PowerBookでも楽しめるようになったのは、とても嬉しい。

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7月21日・新しいモニタを物色/M8に再挑戦

腹痛で仕事を休んでしまい、一日寝ていた。やっと回復した夕方になって、妻がモニタの件を問い合わせていたことを知り、状況を聞くと、何と最低でも4万5千円かかる、とのこと。これでは新しいモニタに買い替えた方がいいようなので、明日からモニタ選びをすることになった。ソニーか三菱がいいような気もするんだがね。決めるのは妻だし。

先日日本語ページで落ちたところで中断していたMozilla8をもう一度使ってみた。設定も何も変えていないのだが、今次はなぜだかすんなり日本語ページを読み込んでくれる。ただ、スタイルシートがからんでくると、どうも変な動きをするような気がする。ちなみに、くわうウェブページをM8でみるとこんな感じになる。アクセスカウンタには対応していないらしい。しかもこれ、地の文が点滅しているのだ。うーん、文法は間違ってないはずなんだがね。
ただ、スタイルそのものはクールでかっこいいと思うし、Hのヘッダも、ちゃんとフォントを大きくしているところは評価できると思う。もう少し、いじってみようっと。
終了すると、Netscapeにメールを送るアプリが立ち上がり、メールアドレスと「もしNetscapeが落ちたらどうしますか?」というアンケートがあった。「Use MS-IE」と書いて送ってやった(^^;

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7月22日・iBOOK第一印象

iBOOKを見た。かっこよくてかっこわるい、というのが第一印象。

裏面とか、開いたところ、それにキーボードの部分などは、とてもいい。ただ、不格好にみえるアングルも確かにあって、そこらへんが少し気にかかる。価格の1,599ドルというのは、日本円で約20万円だから、うーん、希望的に予測していた価格よりはやや高めだが、あきらめてしまうほど高くもない。iMacの時のように、アップルジャパンがレートを度外視した値つけをしてくるかもしれないから、そっちにも期待したい。

ただ、これはiMacの時にも感じたことなのだが、ジョナサン・アイブスときたら、どうしてこんなに色彩に頼ったデザインをするんだろうね。iBOOKのかっこよさ(あるいはかっこ悪さ)は、ひとえにそのカラーによっていて、デザインはそれに従属している。ベージュマックの時は、色は考えられなかったから、当然デザインはデザインとして独立し、それだけで耳目を引き付ける必要があったわけで、それを考えると、はたしてそれだけの力がiMacなりiBookには本当にあるんだろうか、などと考えてしまう。

入出力は、やはりフロッピーやADB、SCSIはつかないようだ。でもイーサネットポートがつくし、このあたりは予測していた通りなので、それほど気にはならない。

だが、最大の問題は、その重量だ。
何と3kg! これは、重いよ。

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