K100補修履歴・その他小物編  

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2003.5.10
22901km
 ステアリングダンパー取り付け部のシム(スポンジ製)が劣化してぼろぼろになっており、ダンパー取り付け部が少し傾いていた。実は、購入直後に気が付いてゴムリングで代用していたのだが、正規品を購入たので交換した。交換前新旧シム交換後
 交換後も、操縦性に特に変化はないようだが・・・??
 
2003.5.14
*****km
 K100RSに使用されているサーモスタットについて調べてみた。
 まずは取り付け場所。国産車のほとんどはウオーターポンプの出口側に取り付けられるが、これはポンプの入口側に取り付られる。(BMW型とも呼ばれている。)
 サーモスタット自体も形式が違い、Kのものは「ボトムバイパス型」と呼ばれている。バイパス経路をふさいでしまうためそう呼ばれているそうだ。(対して、国産に多いのはメインの配管を丸ごとふさぐ「インライン型」。)
閉状態開状態 実際の動作だが、予備のサーモスタットを鍋に入れてゆでて確認した。しばらくゆでていると、サーモスタットの内部全体が移動し始める(左写真では下方向に動く)。大きなほうのディスク部分でラジエータ側の流量制限、小さなほうのディスクでバイパス側の流量制限をする仕組みになっている。実測数値でいうと、冷えているときは2枚のディスクの間隔は約28mm。温まってくるとこの間隔が36mmほどになる。
 なお、マニュアルには、動くのに3〜5分かかる、と書いてあるのでテストするときは気長に待ったほうがよいだろう。 動作温度は80〜85度だ。
 
2003.9.11
27158km
 前から気になっていたのだが、キーシリンダ落ち込み状態高速道路を100キロ弱で走行しているとき、ステアリングヘッドまわりから「ビー」というビビリ音が聞こえることがあった。走りながらいろいろなところを押さえたりしていたのだが原因不明だった。今日ふと見るとキーシリンダーが落ち窪んでいる。カバーをあけてみると、なんとキーシリンダー取り付けボルトが完全に脱落していた。取り外し防止ボルト音の具合からして、発生源はここだったに違いない。
 ボルトを締め付けようとしたのだが、このボルトは盗難防止のため締め付けた後で頭を飛ばしてしまう構造になっている。つまり、締めようにも工具がかからない。応急的に普通のボルトを入れておき早急に正規品に交換することにした。
 
2003.10.17
28700km
 左ミラーが若干振動する。スポンジ挿入ミラーに取り付けられているスポンジとカウルとの間に少し隙間があるのだ。(これは、前オーナーがアッパーカウル左側を補修した際にカウルの形状が若干異なってしまったのが原因。)スポンジ追加後  カウルの形状はどうしようもないため、とりあえずミラーがきっちりとカウルに密着するように修正することにした。ミラーを取り外し、オリジナルのスポンジ(補修前のカウルの形状に合うように癖がついてしまっている)を取り外し、その下に模型用のスポンジを細く切って挟み込んだ。これで、ミラーとアッパーカウルが密着し、がたつきがなくなった。本当は、新しいスポンジを買ってくればよいことなのだが・・・
 
2003.10.22
28971km
 左のステップのゴムが減ってきた。これはギアチェンジをするのでしょうがない。減っているのは前。ステップの芯K100のステップゴムは振動を足に伝えないよう上部が二重になっており、この部分が擦り切れると上がぱっかりと口をあけてしまう。そうなる前に交換することにした。
 古いステップゴムはせっけん水をつけ、回しながら無理やり引き抜く。ゴムを取り外すと、ステップゴム過剰品質ともいえそうな豪華なダイキャストのステップが出てきた。新品のゴムと取り外したゴムを比べてみると、かなり減っているのがわかる。口をあける寸前だったようだ。取り付けは、取り外しと同様、せっけん水をつけてゴムを押し込むだけだ。

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