GWのロングツーリングを控え、リアタイヤの交換をしようとマフラー・エキパイを車体から取り外し、何気なくエキパイ部分を持ったところ、2番のエキパイが変な方向に少し動く。根本をよく見るとクラックが入っている。ついに来たか、という感じである。
よく観察してみると、完全に破断しているわけではなく、 手をエキパイから手を離すと完全に密着してわからなくなる程度のクラックである。だが、このまま放置しておくと切れるのは時間の問題だ。
さすがにこの溶接は自分ではできないため修理してくれるところに持ち込まなければならないが、とりあえず、これ以上クラックが広がらないように固定することにした。クラックが入ったのは2番エキパイなので、1番と3番の間にホームセンターで買ってきた平棒を渡しておいた。(*注1・注2)。なお、エキパイのピッチは75mmである。
問題はどこに溶接修理を頼むかである。インターネットで色々調べたが、なかなか見つからず大変だった。
ステンレスの溶接そのものは町工場でもやってくれるところはあるが、基本的には土日が休み。バイク屋でもやってくれそうなところがあったが、できるのは鉄のマフラーだけだったり遠かったり。ディーラーに持ち込んでも何とかなるらしいが、ディーラーも結局外注に出すため時間がかかる。それと、K100のエキパイは各気筒で長さが違う。熱による収縮量も違うはずで、このあたりを理解しているところに頼むのが良いと思われる。
ということで、ワンオフマフラーを作っているところを手がかりに探してみらところ、ようやく、やってくれそうなお店を発見した。
*注1: 今回はクラックが入ったのが2番だったので平棒で1番から3番までの3本を連結したが、1番や4番の場合は歪みが出やすいためLアングルを使用して1番から4番まで4本渡したほうがよい。
*注2: 個体によってはエキパイのフランジが一直線に並んでいない(上下位置に差がある)ものがあるらしい。この場合無理に一直線にせず、ワッシャ等で高さを微調整して元の位置に近くなるようにしたほうが良いと思われる。なお、クラックがエキパイの上下左右どちらから始まったかがわかれば、応力を和らげるため、わざと高さを変えるのも一手。このあたりは、溶接を頼むところに相談するのがよい。
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