K100RSのラジエータファンが壊れると結構大変である。真冬以外は渋滞路が走れなくなるのは当然として、交換するためにはラジエータを外さなければならないからだ。 しかも、モータだけの交換ができないので安くない。
冬の間長期間ファンが回らないと軸受けが固着すると言う話もあり強制運転スイッチを装備している人もいるのだが、このK100RSにはつけていない。固着を防ぐには軸受けに給油をしてやればいいはずだが、 エアクリーナボックスが干渉するためファンモータのカバーが開かない。(車種によってはできるらしいが、この車両はどう見ても無理。)
ということで、エアクリーナボックスを外したついでに点検しておくことにした。エアクリーナボックスさえなければファンの後ろはガラガラである。ファンモータのカバーは、数ヶ所の爪で固定されているだけなので、 指先で爪を押しながらカバーを引っ張るとファンモータの中身が出てくる。軸受けが固着すると溶けてしまうというブラシホルダーはかなり華奢だったが状態は良好だった。ブラシの残りも大丈夫。
ただ、軸受けに給油するといっても前の軸受けは見えない。とりあえず後ろだけにグリーススプレーを吹きつけておいた。
・・・・これでどれほどの効果があるのかはわからないが。
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