K100補修履歴・ ブレーキレバー点検編 2007.1.16更新

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 フロントブレーキを握った時のタッチが悪いので点検してみました。

2006.12.22  
69947km
 フロントブレーキのタッチが悪い。握った時の感覚が「ぎゅーっ」ではなく「ぐぐぐっ」なのである。特に低速時は、ていねいに操作したつもりでも「カックンブレーキ」になってしまう。マスターシリンダーの不具合でこうなるのか?と心配になったので、とりあえず点検してみることにした。カバー取り外し
 フロントブレーキのマスターシリンダ部分は、4V系になって大幅に変更になったところのひとつである。白い粉??シリンダ/ピストンの向きが一般的なフロントブレーキとは90度違っており、ブレーキを掛けるとピストンが「前から後ろ」に動く。一般的には「右から左」である。ブレーキレバーから生えたロッドがピストンを押しているのだが、ここに白い粉が。これは怪しい。
 ブレーキレバーを外してみたところ、レバーから生えているロッドの先端が丸くなっており、これがピストン中央の窪みにはまり込む構造になっている。給油個所この部分に錆が浮き、動きが渋くなっているようだ。
 ロッドの根元も関節状になっている。このロッド根元の関節とロッド先端の2ヶ所にグリスを塗りこんで組み上げたところ、操作性が劇的に改善された。4V系でフロントブレーキのタッチに不満がある方は点検をお勧めする。
 

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