2004.1.10 31749km |
メインスタンドのピボット部分のグリス補給をやっていないのは頭の隅っこにあったのだが、 タイヤ交換の際にふと見ると・・・ピボット部が赤っぽい。赤くなる原因は錆しかないのだが、錆が出るということは鉄が削れて鉄粉が出ているということ。ということはどこかが摩耗しているということである。 確認のためにCRC-556を吹き付けてみると、あっという間に周囲が赤茶色に。これは内部にかなりの錆の粉が溜まっている証拠である。観念して分解することにした。 取り外しは結構大変。取り付けボルトにはネジロックがたっぷりと塗られている上、ボルトがM10なのにレンチは6mmで安心してトルクが掛けられない。 (バーナーであぶるのが良い。引火注意。)やっとのことでボルトを取り外しピボットピンを抜いてみると結構減っている。丸く残っているのはグリスニップルの穴部分。 この位置からして走行中の振動で減ったらしい。向きを変えれば使用できないこともないが、今日のところはグリス補給だけで元通りにしておき、新品のピンを買いに行くことにした。なお、スタンド側も少し減っているようだがこちらを交換すると高くつくのでそのまま使用することに。 |
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2004.1.16 31809km |
ディラーでピボットピンを買ってきた。こんなパーツでも在庫があるというのはいつものことながら感謝する。@750円。ところで、このピボットピン、元々取り付けられていたものとは違っていた。 元のものはただの筒だったのだが、改良されてOリングが2本入っている。これなら、グリスニップルから注入されたグリスがOリングで封入されて外に逃げにくく、また走行中の振動で金属同士がぶつかる力も軽減されるので摩耗は解消されるはずである。 やはりこの部分のトラブルが多くて改良されたのだろう。ところが、比べてみると長さが違う。ちょうど5mm長い。元々はスナップリングで横方向のガタを規制していたのだが5mmも長いとスナップリングが無意味になる。そのまま取り付けてもメインスタンド本体はブラケットを挟み込む形になっているので外れてしまうことはないが、3mmくらいのガタになるので気持ちが悪い。さて、どうしたものか。 ・・・本日はここまで。 |
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2004.1.23 31809km |
横方向のガタをなくすためにはスナップリングで規制してやる必要があるのだが、スナップリングとスタンドの間には5mmの隙間がある。この部分に取り付けるスペーサーは出ていないかディラーに問い合わせたのだが、出ていないという。ということでスペーサーを製作。これを取り付ければガタはなくなるはずである。 |
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2004.1.24 31809km |
先日作成したスペーサーを取り付けてみた。横方向のガタがなくなりいい感じである。 ところで、なぜ現行パーツを取り付けるとこうになってしまうのかだが、K1100RSのセンタースタンドを見てみたところセンタースタンド側の幅が広いことが判明した。つまり、このセンタースタンドを使用すればピボットピンの長さと一致するのだ。おそらく途中で仕様が変更されたのだろう。 |