K100補修履歴・ シティケース補修編
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'06/6/7 更新
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オークションでシティケースを落札した。ただし、片方が割れており、そのままでは使用できない。
2003.10.2 〜10.6 28320km |
これまでケースとしては純正のトップケースとパニアケースを使用していたのだが、普段使いには少し支障があった。 パニアケースは大きすぎて街中走行に不便。トップケースは取り付けたままだとカバーがかからず、しかも知らないうちに開いてしまうという持病もちだった。 オークションで落札したシティーケースは「難あり品」で、左側は一部分が割れており、さらに右側はステーに固定するロック部分が破損している。 前オーナーはケースに穴を開け、タイラップで固定していたらしい。両方とも取り外せないのは不便なので、悪い部分を左側に集めることにした。K100の右寄り対策として重量物をなるべく左側に集めたいので、 左側は取り外せなくても問題ない。 まずは固定用ロックを左右で交換。ロックはリベットでかしめられているので、内側からドリルでさらってロックを取り外し、残った部分をニッパで切断する。穴をきれいにしてから新しいリベットを打てば完了である。これは簡単。 問題はひび割れの補修。シティケースの材質は接着剤が効かないという。いろいろな人がいろいろと試しているがダメで、 あの強力なプラリペアもきれいにはがれるらしい。「穴をあけて針金やタイラップで縫う」「はんだごてで溶かして接着」「そのままシリコンで埋める」など、皆苦労している。塩ビ溶接機なら何とかなりそうなのだが手元にないため、接着剤を探してみることにした。 ホームセンターで見つけたのはプラスチック用のアロンアルファ。
軟質ビニールやポリエチレン、なんとポリプロピレンまで接着できると謳っている。440円。これならダメでも惜しくない。補強用の塩ビ板(1mm)とアルミ板も入手。 接着の基本はまず固定である。今回のように接着面が狭いものは特に補強が重要になるため、補強と固定を兼ねて曲面にあわせて形成したアルミ板を裏面に取り付け、これをビス数本で固定した。ここで例の接着剤を使用してみたが、なんと、はがれずにくっついている。プライマー(成分はノルマルヘプタン)を使用する以外は普通のアロンアルファと同じように見えるが、現実 接着できるのだからすごい。 さらに念をいれてドライヤーであたためて曲面形状に合わせた塩ビ板を表から貼り付けて補強完了。ケースの固定は前オーナーの開けた穴を使用してタイラップで。ここでさらに念を入れ、フックを取り付けてステーとの間にゴムバンドを渡しておいた。これで絶対に落ちることはない(もしぶつけたらステーが破損しそうなのが少々心配)。 右側は五体満足な状態になっているので普通に取り付けができる。 両方取り付けるとこんな感じ。車幅についてそれほど神経を使わなくてもよさそうだ。
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2003.12.20
修理後は両方のケースをつけっぱなしにしており、長距離ツーリングにも数回に出かけたが、何の問題もない。特に左側のケースは地図やカメラといった小物を入れておくのに便利である。 |
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