★★ この調整方法は誤りです!! ★★
スロットルポジションセンサの零点が狂ってしまいます。 正式な調整方法は
「気筒間同調・空燃比調整編」 を参照してください。 |
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K100補修履歴・アイドリング調整編
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アイドリングが少し低い。あまり低いとアクセルの開けはじめにもたつき気味になる上、充電量が不足する可能性がある。調整してみることにした。
2003.5.17 23016km |
まずは基準値の調査。マニュアルによると、K100RSのアイドリング回転数は950プラスマイナス50rpmだ。現在、エンジンが完全に温まった状態でおよそ750rpm。もともと低かったのだが、先日オイルを固めのものに交換してからさらに低くなったような気がする。どうやって調整するのかマニュアルを調べたところ、「4バルブのK100はモトロニックで制御しているため、ユーザーが調整しないほうがよい・・」という趣旨のことが書いてある。 確かに、もともときちんと調整されていたならアイドリングが下がった原因がどこかにあるはずなのだが、とりあえず2バルブモデルの調整方法を参考にトライしてみることにした。ただし、ここからはあくまでも自己責任である。 まず、左側のサイドカウルを取り外し、スロットルハウジングが見えるようにする。さらに、2番と3番の間あたりに入っている断熱用のゴム板を破らないように注意しながら横にずらすと、その奥にアイドリング調整ネジがある。 このネジはスロットルが全閉の状態では回せないので、全開の状態で調整する。(当然、エンジンを停止させて調整する。) 今回、約1/4回転時計方向に回したところ、100rpmほどアイドリング回転が上がった。スロットルを開けたときのもたつきがなくなり、かなり乗りやすくなったのでこれでしばらく様子を見ることにする。 |
* 2003.7.14、 正式に調整しました。 「気筒間同調・空燃比調整編」 を参照してください。 |
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*2バルブと4バルブ : 私の車両は4バルブです。このため、2バルブモデルとは構造が違います。2バルブモデルの場合、スロットルハウジングの手前あたりにアイドリング調整ネジがあり、調整がしやすいようです。 *アイドリング調整ネジ以外のネジ : スロットルハウジングには、「アイドリング調整ネジ」以外に「各気筒ごとのエアバイパススクリュー」、「各気筒ごとのスロットルを連結しているリンケージ調整ネジ」などがあります。間違えないようにしてください。目立つところにあるリンケージ調整ネジは回してしまうと後が面倒なようです。 *アイドリング調整のしくみ : インジェクションの場合、キャブレターとは違い、スロットルの戻りを制限することでアイドリング調整をしています。上で調整したアイドリング調整ネジは、実は「スロットルバルブの戻り側ストッパーネジ」です。ちなみに、始動時に使用する「チョークレバー」も実際にはスロットルを余分に開けているだけです。本来の「チョーク(空気の経路を絞る)」とは違います。 |

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