K100補修履歴・アフターファイアー退治編
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エンジンブレーキ状態からスロットルを開けた時に強烈なアフターファイアーが発生した。集団ツーリングの途中で、後続の方はかなり驚いたようだ。次の休憩場所で点検したところ・・・
2003.4.27 21991km |
アフターファイヤーが発生した。購入後初めてのことで驚いてしまった。後ろのほうで「ぱーん」をいう音がしたので、パニアケースでも落としてしまったかと思ったのだが、後続の方の話では「それはアフターファイアーだ」ということだ。実は、数日前に某BMW掲示板で「高速域からエンジンブレーキをかけたときにアフターファイアーが発生する、これはなぜか?」ということが話題になっていた。 原因は「スロットルハウジングに取り付けられているバキュームゲージ取り付け穴のゴムキャップのひび割れ」だった。そのときは「そういうこともあるのか〜」と読み流していたのだが、次の休憩場所でそのゴムキャップを点検したところ、ひどくひび割れている。特に3番はひどい。ここから空気を吸っているのは間違いない。 ひび割れ部分から空気を吸ってしまうと混合気は薄くなっているはずだ。そこで思い出したのは先日プラグを交換したときの焼け具合。そういえば3番だけが良く焼けていた。 ツーリング先なのでどうしたものか?と思っていると、なんと、同行の方がこのゴムキャップを持っているという(車両はK100−2V)。先日交換した際の中古だというのだが、それでも私のものよりは格段に状態がいい。ありがたく頂戴して取り付けてみると、その後アフターファイアーは二度と発生しなかった。エンジンの振動も減っている。気筒間のバランスが崩れていたのである。
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注意 : バキュームゲージ取り付け穴からエアを吸っていると混合気が薄くなり、最悪の場合エンジンを焼いてしまう可能性があるそうです。このゴムキャップはひとつ100円しません。4気筒のK100では3個使用されているので、今まで点検していない場合は早急に点検・交換されることをお勧めします。 ちなみに、アフターファイアーとバックファイアーは別のものです。排気側(マフラー内)で生ガスが爆発して音がするのがアフターファイアーです。吸気側に火が戻ってしまうのがバックファイアーです。 |

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