K100整備履歴・フロントフォークOH未遂編 3/17

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 しばらく前から、フロントフォークのインナーチューブに黒い油汚れが付着するようになった。オイルシールからの油漏れの兆候である。漏れ始めると急に悪化することが多い。以前、国産車でツーリング中に急に大量に漏れはじめてあわてたことがある。オイルがブレーキにでもかかったら命取りなのでオイルシールを交換することにした。

2003.3.17
20267km
オイルシール まずは部品の手配である。オイルシールはディーラーで純正部品(片方2250円)を取り寄せてもらった。フォークオイルは安価な国産で済ませることにした。(#10、ヤマハ純正、1リットルで1350円)
 まず、車体をセンタースタンドで立て、ジャッキで前輪を持ち上げる。ジャッキアップ手順としてはこの後ABSのセンサーのコネクタを抜き、フロントフェンダーを取り外し、ブレーキキャリパーやホイールを取り外した後フロントフォーク全体を取り外すのだが、ちょっと気になってフォークのダストシールを取り外してみた。・・すると!
 なんと、オイルは全く漏れていない。ダストブーツ内内部は乾いており、白いグリス状のものが付着している。そこで、前オーナーさんの「インナーチューブのサビ防止のためシリコングリスを塗っておきました」という言葉を思い出した。その時は聞き流していたのだが、表面に塗ったのではなくダストシール内に塗り込んであったようだ。それがすこしづつ外に出てくるためフォークオイルが漏れはじめたように見えたのだ。先日のツーリングでダストシール部に液体が見えたので「ついに本格的に漏れはじめたか・・」と観念したのだが、そういえばあれは雨水だったかもしれない。まあ、確認できただけで良しとしよう。

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