危ないオヤジの見分け方。


 ホームに駆け込んだら今将に電車のドアが閉まらんとしてるとこだと思いなよ。
 
 当然、ドアめがけて突進する訳だが、私の前では一人のオヤジも突進しているのであった。

 オヤジはドアから一歩入ると、突然そこで仁王立ち。私は進めないじゃあないですか。電車はそのまんま出発進行してしまったのであった。ああ無情。

 出発しざまにオヤジは体を回転させる。こーゆーバカの顔はきちんとチェックせずばなりません。

 で、見ると、やはりと言うか当然と言うか、デカくて四角い顔をしているのでありました。

 この世の中には世間に迷惑をかけまくるバカでアブないオヤジという生物が棲息しています。一見、人間に見えますが、そのバカさ、アブなさ、周囲に対する迷惑度合いを考慮すると、異生物と考えるのが妥当でありましょう。DNAとかRNAとかミトコンドリアとか前立腺とか、違ってるんだろうな。(前立腺は病気かも。)

 その特徴は、究極の無神経。自分の周囲のことを全く一切考えない、マイナス無限大の想像力。半径1キロ四方に致死量のメーワクを撒き散らすのであった。

 こういう危険生物が野放しにされている現状を如何に考えるか。自分の身は自分で守るのが基本ですから、バカオヤジを自分で見分けて、自分でなんとかせずばなりますまい。やはりバカには近寄らないのが一番です。

 そこで、危険生物バカオヤジの見分け方。

 まず、先程の例でも明らかなように、顔がデカくて四角い。これは何と言ってもプライマリーなポイントでありましょう。その他経験上明らかなポイントを列挙すると、

・顔が脂ぎっている。これはプライマリーその2くらいのポイントでしょうか。

・あと、口が臭い、足が臭い、整髪料が臭い。
・着てるもんが安っぽい、センスない。ネクタイが化繊。

 等ありますけど、なんか可哀想になってきたのでこんなもんにしといてやろう。

 しかし、自分がこーゆーバカオヤジになってしまったらもう最低です。朝、鏡を見て、そこにバカオヤジの顔を見てしまったら、その場で息を止めて死んでしまいましょう。

辛いだろうけど、世界を守るためだ。仕方ない。


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