絶体絶命日記 2002.11.1−31 白いスペクトルの魔法使いの年 自己存在の月15日. 11月1日. 壊れまい、崩れまい、 がらんどうの緑の草原の 吹く風に. 知らん顔の大空の 流れる雲に. 奈落の夜空の きらめく星に. 悲しげに歩いていく. どろどろの沼は楽しい気に、 無いのだ. 無いのだ. なにも、なかったのだ. 白いスペクトルの魔法使いの年 倍音の月6日. 11月20日. 部屋のレイアウトを変える. いらない物を捨てていく. つもりだったが捨てられない. これこれも、いつかどこかで使うはずだ. これもこれも、今の自分を作っている大事なもの、捨てられない. 捨てればきっと恨まれる. できるだけこの1年使っていないものは押入れに入れた. だいぶ周りがすっきりした. スペースを作っておくことだ. 何かが突然やってきても、すっと容れていけるだけの余地を設けておくこと. 風通しを良くしておく事. 全ては必然なのだから、要らぬ物は両手を広げて落としてしまうこと. そして歩いていくこと.軽くなった分、歩けるはずだ. 悪いことも、来るべくして来るのだから、しっかりと受け止める準備をしておかなくてはならないのだ.きっと. |