日本の取るべき道−8 日本はそうやってもうけようとは思ってはいない. そう思っていても,空爆,実戦(じっせん)に参加した国から順番(じゅんばん)に,仕事を分ける. こわした順番でなおした順番が決まるのだ. だから関係ない. でも日本はそのような腐(くさ)った世界とは全く別に,戦後の復興(ふっこう)に力を(か)さなければならない。 とくに人が行くことだ. お医者さんと,先生. 戦争で傷ついた体を治(なお)す先生. 戦争で傷ついた心を癒(いや)す先生. 子供たちを教える先生. 農業指導(のうぎょうしどう)の先生. 機械の動かし方を教える先生. お金に加えて人の支援(しえん)が必要だ. それが「旗(はた)を見せろ」の答えになる. 決して自衛隊の日の丸を見せる事ではない. 戦争にならないための努力. 戦争が終わった後の努力. 「旗を見せろ」
(Show the flag) とは「立場をはっきりさせろ.」いう意味だ. 戦争に参加しないという立場,それをはっきりと世界に示す事が今一番日本に必要だし,世界にとっても必要な事だと思う. 善か悪か. 資本主義か社会主義か. 賛成か反対か. 正しいかまちがってるか. イスラム教かキリスト教か. 敵か味方か やるかやらないか. 問題は2つにわけ,どちらか1つをとらなければならない。 という事はない. あるとカン違いしたとき,問題がふくらむ. 大きくなっていく. 善にも悪があるし,悪にも善がある. 資本主義的社会主義も,社会主義的資本主義もあるだろう. 賛成でもあるが,反対のところもある. まちがっている所もあるが,正しい所もある. 敵にもなるが味方にもなる. 「問題」はいつも複雑(ふくざつ)だ. だから簡単にする,単純にすることが必要だとよく言われる. だが人の生活,命にかかわる問題で,単純に分け,これは右,これは左と進めていく事はできない. 宗教,人種,言葉,歴史,伝統(でんとう),習慣(しゅうかん)が違えば,お互いが共通の理解に達(たっ)するには多くの時間がいる. それは当然の事だ. 同じ日本人同士でも意思(いし)が通じないということは,毎日みんなが経験(けいけん)しているはずだ. ぼくの気持ちだれもわかってない. あいつ何考えてるかわからない. ま,いっか. 黙(だま)りこむ. そしてたがいに離れていき,何となく敵意(てきい)が生まれていく. でなければ,何やってんだお前,何してんだよ,ふざけんなよ.俺をだれだと思ってんだ,バシッ バシッ,バシバシ! 今回のアメリカだ. 旅客機で死んでしまった人たちが浮かばれない. 彼らの死には,異(こと)なる文明(ぶんめい)が仲良くなるためのきっかけを作るという大きな意味あったはずだ. あっというまの空爆,地上戦(ちじょうせん). アメリカという国が自分の国の利益(りえき),経済的な利益だけを望(のぞ)む姿勢(しせい)だけが透(す)けて見える. 理解には時間がかかる. うんざりする長い時間が. しかも分かり合えないという結果があることを覚悟(かくご)しておく事も必要だ. むだ骨(むだぼね)になることを知っての努力. 戦争をなくしていくためには,それが必要だ. 今戦争の原因(げんいん)が変わってきている. これまでは国が持つ考え方の違(ちが)いが原因となった. 資本主義とか社会主義,自由主義とか,全体主義(ぜんたいしゅぎ)という対立(たいりつ). それが今は,国そのものになった. その国の宗教(しゅうきょう),人種(じんしゅ),言葉,伝統(でんとう),習慣(しゅうかん).歴史. お互いの国の事情(じじょう)を理解(りかい)し合う事でしか,戦争を避(さ)ける事はできないくなった. そしてさらに今回(こんかい),決定的(けっていてき)になったことは,「力」ではなくなったという事だ. うミサイルを持っている. 原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)を持っている. その研究が進んでいる. 軍事衛星(ぐんじえいせい)を持っている. 軍事に多くのお金をかけられる. 軍事大国(ぐんじたいこく)である. 関係なくなった. 郵便(ゆうびん)に切手をはって出せばいい. 経済の世界での「金持ち」と「貧乏人」という差は,戦争ではなくなった. 対等(たいとう)になったのだ. 生物化学兵器(せいぶつかがくへいき)がそれを可能(かのう)にした. 最後の手をテロリストは使った. 狂ったテロリストだから使えた. そしてこのことで,戦争を避けなければならなくなった。 戦争を避ける方向に持って行かなくてはならなくなった。 核 vs 細菌兵器(さいきんへいき). もはやどちらも使えない. その方向に持って行かなくてはならない。 そこまでの知恵(ちえ)を持たなくてはならない。 広島と長崎で核兵器(かくへいき)の恐ろしさを世界が理解した. これは使えない. 使える兵器ではない. 細菌兵器の恐ろしさを今世界が実感(じっかん)している. そしてそのどちらも使えない事を結論(けつろん)として出さなくてはならない。 そして残(のこ)された唯一(ゆいいつ)の方法,お互いの理解(りかい),むだ骨(むだぼね)を覚悟(かくご)しての互いの理解,へと人類は向かって行かなくてはならない。 先生はそう思う. みんなは? みんな読んでる? 読んでないよね. 長いもんな,これ. もうこのネタで31回だもんね. でも,ここはちょっとこらえてほしいんだよね. といっても読んでなければ,意味ないか. いいんだ,これもむだ骨を覚悟の努力.
(-_-;)(^^ゞ(>_<)(^o^)丿 |