塾日記    2008.6

 

白い月の魔法の月水晶の月6

62日。

 

先週と今週の土曜、日曜、運動会に行く。

行けば納得する。

いつも教室でぱっとしない顔でうだうだしている連中が、校庭ではぱっと花開いた顔をしている。

納得する。

そうだよな、この顔が無いとやってられないよな。

 

でも逆もある。教室でえらそうにしている子が、運動会では隅で静かにしている。目が合うと恥ずかしそうにうつむく。

 

だがそれも納得だ。

違う顔があって当然。違う面が見れるのがいい。

絶対に写真取らないでと言ってた女の子が組み体操の写真を見て延々、練習での辛さや当日どんだけドキドキしてかを話し、ピラミッドのテッペンで両手広げて立っている写真を誇らしげに友達に見せる。

だが写真を撮るのは大変なのだ。

大勢の中から探し出す。殆ど必死だ。赤組白組と学年で探す。

そして一日四校となると、プログラムを見ながら区内を走り回る。撮れなかった子がいると、まずいのだ。

 

きてくれて喜ばれる。

嫌がられはしない。

うれしい。