塾日記 2007.10.1−31 白い月の魔法使いの年電気の月21日 5月10日 ハリーポッタを読んでいる。原書でだ. 生徒が最終巻を早く読みたい。1年も待てないというのだ。そういう生徒が3名。そこで読むことになった。 いつか本の帯で中学1年の文法で読めると書いてあるハリー本があったが、とんでもない。 構文がややこしい。この不定詞はどこに続いているのか、動名詞はどこに続く、この動詞の主語は、目的語は? わからんぜ。 しかも単語。 ぜんぜん分からない。辞書を引いていては時間がかかりすぎる。 そこで買ったのだ。 今から20年ほど前に同じ型のものを買った事があったが、それと比べるとさすがに進化、レスポンスが速い。3秒で意味が出てくる。 おかげで何とか読める。 今7章。 全部で37章。 9月から読み始めているので、5ヶ月はかかる。年内に読みたい。年内はやることがあってうれしい。 生徒も教室に来るとどうなったどうなったと聞きに来る。 うれしい。 しかしこんなに原書を読んでいるのは初めてのことだ。 久ひざに英語の勉強に張りが出る。 白い月の魔法使いの年電気の月28日 10月17日 中1の女の子と小6の男の子。女の子は甘えん坊で、勉強嫌い、体が弱く、のんびりや。とってもいい子。でも英語はこの時期、まともにアルファベットもかけない。 塾までは確かに遠く、一緒に来ていた友達がやめたので、一人ではこれなくなった。 家で自分で勉強ができるわけではないので、どんどん分からなくなっていく。 ところが家のコネで高校にはいけることになっている。母親はだから全く平気なのだ。子供の勉強に関心は無い。 だがこのまま行けばたとえ高校には入れたとしても、学年順位最下位は間違いないところなのだ。 だから夏休みから特別に家庭教師に行くことにした。 教室の人数の少ないところを選び、もう一人の先生に頼んで出かけた。いらぬおせっかいなのだろうが本人のためだと思ったからだ。
そこでFAXにすることにした。確かに時間に制約されるのがいやな子なのだ。いつものんびりしていたい。それはわからなくはない。 しかし現実は見えている。 だからせめてFAXでの学習くらいは続けないとまずいと思っている。 押し付けにならぬよう、楽しく、面白く勉強ができるように工夫がしているつもりだ。 だが本人が動かなければ意味は無い。そして10日近くたっているが、まだ返信は無い。 ぎゃくに家庭教師だFAXだと連続攻撃をかけることで勉強から遠のかせてしまうということも考える。 だがこちとら塾だ。 しょうがないだろう。 いつ帰って来るのか。 帰宅したらいつもすぐ電話を見ている。 返信は無いのだ。 白い月の魔法使いの年自己存在の月2日 10月19日 もう一人の小学6年生。 学校からは見放されている。信じられないことだが、授業が始まって彼が分からなくなり、座っているのが我慢できなくなったら、教室を出て行っていいことになっているのだ。学校の外にはいけない。そこで彼は体育館や保健室や構内をぶらぶらする。空いている先生が彼を見る。そうやって一日を過ごすらしい。 学校は勉強を教えていないのだ。だから学力は九九ができる程度で3年生位で止まっている。このまま中学に行けば1年の6月でもう学校からは置いてきぼりになる。
そこで夏にまたも一人の先生に教室を任せて、家に行くことにした。だが夏休み。彼は遊びに行っていない。6回行って全部すかされた。9月になってもその時間には遊びに出かけていない。 難しいところをしようというのではない。九九の確認から、100マス計算、簡単な漢字の練習。それは言ってあるが、逃げてしまう。 そこで10月から通信添削にした。こちらで返信用封筒に住所を書き切手も貼った。一枚やって、封筒に入れ、後は母にポストに入れてもらえばいいのだ。 でもそれができない。昨日電話をかけたら実にひさしぶりに彼に会えた。電話では素直に出すよといってくれたが、どうなるか。 話しの勢いで、返信してくれたら初回特別サービス図書カード500円だぁ、漫画かえるぞぉと言った。 これもいらぬおせっかいなのだろうか。 白い月の魔法使いの年自己存在の月7日 |
10月24日。
中1女子のが帰ってきた。ほっとする。丁寧に書いてある。ほっとする。
すぐに採点,新しいのを送る。すぐに新しいのを送り返されるとプレッシャーかとも思い、手書きで、発音の問題にした。this that it と左に書き、右に、 ディス ザットゥ イットゥ と書き、線で結ぶ。そんなやつだ。それほど難しくは無いはず。15分ほどできるはずだが。
週に2回ほどやり取りができればいいのだが。
帰ってこい.