塾日記2004.2.1−29

 

白いスペクトルの魔法使いの年共振の月22日。

2月2日。

OK,OK。合格合格。

2校とも合格だった。女の子。

だがどちらも公立より難しい所。

どちらも挑戦だったので心配だった。

押さえ無しでやっていたのだ。

何か自信があっての事だったのだろうが,普通はどこか確実な所で抑えるのにそれがなかった。だからほっとした。

まあ本人は行きたい公立があり,そこは本人のレベルではそれほど辛くは無い。むしろそちらが押さえという感じではなるのだ。

だが今度は理社が入る。

今週からまたテンション上げるのだ。

 

他の連中もそう。

ここからさらに勉強時間も,レベルも上げる。

これまでに無かった経験をきちんとさせる。

そして卒業,入学。

この1ヶ月が大事。けっこう俺って最後は勉強やったよな,と感じさせる事。

 

2月5日。

 

もっと自分は盛り上がれるんだという実感。

たとえ嫌いな勉強であっても,いつも違う自分になれる,という,新しい自分自身への発見。

これが自分を信頼できる第一歩。自信の一歩。

それを受験勉強で経験できるのだ。

そう仕向けるのがぼくの仕事。

白いスペクトルの魔法使いの年銀河の月5日。

2月9日。

特色科選抜,2名合格した。

これは全くの水物。よく受かった。それぞれ学校で受けたのは10名と12名。で合格は1名と2名。

良かった。

あとは県立の本番。

社会の年代をみんな全く知らない。

驚くほどだ。

みんな忘れている。

一気にこの1週間で丸覚えさせる。

 

白いスペクトルの魔法使いの年銀河の月5日。

2月11日。

 

2件合格の連絡があった。特色化と東京の私立。

共にお母さんからだが,1人は中1の4月,1人は中2の3月,それぞれ事情があってやめた女の子たちだ。

まさか連絡があるとは思っていなかったので嬉しい。

まあ,本人からではないのが悲しいが,いいだろう。

わざわざ連絡をくれたのだ。ありがたいと思わなければ。

 

今月で受験はラスト。

今年は中3の人数が多いせいもあるが,上から下まで,公立から私立と,てんてこ舞いだ。

それがこの仕事の醍醐味なのだが,さすがに神経も疲れる。

生徒たちもだが,こちらも力振り絞ってやらなければ。あと20日間だ。

 

白いスペクトルの魔法使いの年銀河の月18日.

2月24日.

 

いよいよだ.あと4人.

一人は実力より上を狙っている.力は不安定.穴もなる.本人前向きでエネルギーはあるので当たれば大当たりだが,どうなるか.

問題文をしっかり読む所からが心配.

やる気一杯で突っ走っていくのはいいのだが,足元を見ない.

落ち着いてやってくれればいいのだが.

いい奴なのだ.好漢.何とかなってくれ.

 

1人は女の子.

県立より高めの私立を2校合格しているのでいいと思うのだが,本人は県立が第一志望.そこでバスケットをやりたいのだ.学校訪問でぴたっときたらしい.力的には大丈夫だと思うのだが.

落ち着いてやってほしい.

可愛い子なのだ.

 

1人はインフルエンザ.

元々からだが弱い.学校も塾も休みがち.

先週の土曜日はそれでも頑張って3時間ぶっ通しでやった.

のどが痛いというので飴をやり,気を使い元気付け,何とかいい顔して帰っていったが,とにかく絶対量が少ない.

体調も安定していない.

英語がポイントなのだ.

社会はだいぶ一気にこの一月で覚えた.

これが当たればいいのだ.

あとは運だろう.

まじめなやつだ.上二人の兄ちゃんがけっこう適当にうまくやっていくのに対し,静かに堅実に正直にやっていく奴.

こんな奴に幸運は舞い込んでほしい.

 

あと1人.

私立は受かっているが低め.親は全然満足していない.

本人もそれを知っていて何とか県立を合格したいと思っている.

始めるのが遅かった.もっと早くに塾に着ていればもっと楽できたのだが.

年明けから,だいぶ量を増やした.本人も頑張った.どこまで身についているか.どこまで入れたものが出せるか.

これも真面目でいい子だ.

のんびりしていて,心やさしく,人が良い.

持っているものを全部出し切れば,可能性はある.

 

とにかく全員何とかしてくれよ神様.

これぐらいどって事ないだろ.

さらっと,力出して全員合格させてくれ.

 

白いスペクトルの魔法使いの年銀河の月27日.

2月26日。

 

ついに中3最後の授業が終わった。

 

今日は来なくて良いといっていたが,きた.

明日の面接と作文を確実にしたかったのだろう.

 

いつになく緊張した面持ちで授業を受けた.

明日でラスト.

ここでのこの教室での授業は今日が,ラスト.

 

 

 

長かった。

11月くらいからみんな顔色が変わった.遅いといえば遅いがそんなもんだ.

11人、私立、県立、レベルも下から上まで.

全員に対応していくのには、骨が折れた。大変だった.

 

11人、これまでに一番多い中3の数だった。

それに今年は挑戦の受験が多かった。

これまではだいだい学校で言われたところを確実に合格させていけばよかったのだが、今回は敢えて自分の力以上を狙う子たちが7人。

これが疲れた。

身の程知らずという程でもなかっただけに、よけいに厳しかった。

本人たちも厳しかっただろう。

それだけにこの4ヶ月は久々にかなりの緊張感があった。

それが今日終わったのだ。

 

あとは発表待ち。

全員合格を祈る。

心底祈る。