塾日記.
5月1日〜31日. 5月1日。火曜日。 「読解・作文教室」 技術と表現. 名作とアニメ. ○技術.
1 主語,述語,に修飾語をつけ,ふくらませる.
2 比喩,たとえ.
3 擬人法.
4 修飾ゲーム.名詞,動詞を修飾.
5 能動態 ⇔ 受動態
6 書き言葉 ⇔ 話言葉
7 ○ 表現. 1 スケッチ作文. 2 漂流先からの手紙. 3 嘘日記. 4 嘘新聞. 5 遺言状. 6 総理大臣への手紙. 5 お前だけは許せない. 6 私の最良の日・最悪の日. 7 5月2日。水曜日。 ○技術.
1 主語,述語,に修飾語をつけ,ふくらませる.
2 比喩,たとえ.
3 擬人法.
4 修飾ゲーム.名詞,動詞を修飾.
5 能動態 ⇔ 受動態
6 書き言葉 ⇔ 話言葉
7 5W1Hゲーム。
8 単文・複文・重文。
9 手紙文。 10 パクリ作文。 ○ 表現. 1 スケッチ作文. 2 無人島からの手紙. 3 嘘日記 4 嘘新聞. 5 遺言状. 6 総理大臣への手紙. 7 お前だけは許せない.腹がたつ。 8 私の最良の日・最悪の日. 9 10年後,30年後,50年後の私。 10
無茶苦茶作文。 11
3題話。 これを交互に行う。1回90分。 月に2項目ずつ。 これを骨にする, やりたいことは日々の日本で,世界で起こっている出来事に対し,自分の思いを考えを述べること。自分の感覚と考えで自分で作る事。 何を採点の基準とするのか。それは僕の中庸の感覚。十分な勉強が必要。 中庸とはどちらにも引き摺られない,どちらにも固執しない,どちらの知識にも不足していない,正しい積極的な判断を言う。両方の真中を言うのでない。妥協ではない。左右の極端がおかしいのだ。もとより正しいものが中庸となる。 5月3日。木曜日。 ○技術.
1 主語,述語,に修飾語をつけ,ふくらませる.
2 比喩,たとえ.
3 擬人法.
4 動詞,形容詞,形容動詞探し。
5 能動態 ⇔ 受動態
6 書き言葉 ⇔ 話言葉。男言葉⇔女言葉
7 5W1Hゲーム。
8 単文・複文・重文。
9 場面を,会話で表現。
10 有名作家,ライターの文の写し。
11 色,音,におい,味,触感で表現。
12 なぜなら(理由),たとえば(例),もしも(展開),だから(結論)。
13 スケッチ作文.目の前の静止した物を描写する。客観描写。
14 スケッチ作文.目の前の物の動きを描写する。 ○ 表現. 1 ちょっと気になるヘンな事。私だけかな。 2 無人島からの手紙. 3 嘘日記。日常から非日常へ。 4 嘘新聞. 現実から非現実へ。 5 嘘遺言状. 6 総理大臣への手紙. 7 お前だけは許せない.腹がたつ。 8 私の最良の日・最悪の日.好きなこと嫌いな事を。 9 10年後,30年後,50年後の私。 10
無茶苦茶作文。想像力を全開。 11
3題話。論理的整合力。 12
1万円あったら,10万円,100万円,1000万円,1億円,1000億円あったら。 13
タイムマシーンに乗って。 14
一つの文章から広げる。 15
成りきり作文。何かに成りきって作文。鳥に,テレビに,いすに,道路に,空に。想像力。 16
こんな大人は大嫌い。むかつく他人を。自分を棚に上げて。 17
こんな私が大嫌い。自分の悪口。 18
きれいと思うもの,汚いと思うもの,かっこいいと思うもの,面白いと思うもの。 19
うそ自己紹介。他人に成り変って。 20
一つの場面を5感を使って表現。 21
友達は私をどう思っているのだろう。 22
今日の事件。 23
それでも夢を。 24
自殺するならこんな方法で。 25
私を疲れさす10の事。 26
クレヨン新ちゃん,サザエさん,ちびまる子ちゃん,ドラえもんを見て。 27
あゆ,モー娘,ゆず,19,スマップ,等,歌詞をじっくり分析。 28
気になる広告。コピーの分析。 29
一つの事実を肯定,否定,賛成,反対。一つの事実を二つの視点から表現。 技術と表現を1ヶ月交互に行う。 2回,2回で一月。 5月6日。日曜日。 以上がネタ。とりあえず、これを細かく組んでみる。 それらしくカリキュラムにする。 しかし結局授業で大事な事は、その場でのその子の心の在り様をどこまで感じ取れるか、それに対しどう的確に反応できるか、どうその子に必要な明日を提示できるか。 つまりどう今ある辛さをとり、明日へと進ませてあげられるか。 こそを考える。 そしてその際、いま自分がどのような状況の中にいて、何が足りていなくて、何を手に入れればいいのかを示してあげる。 そういう事だ。 だからカリキュラムなど本当はどうでもいい。 授業でどう自分の人生を子供に正直に見せ、また子供の人生を感じ取れるかが問題。 それはもう真っ白に自分をし、何も構えず、何も予想せず、何も意味価値に還元しない、原初の出会いのヒリヒリとした、あるいは柔らかな心地良い、時間を過ごすということだ。 これはだから、授業だろうか。 人と人との出会いを感じ取るということだ。 人と人との出会いの不思議をしっかりと感じ取るということだ。 何も教えられない。何も伝えられない。ということから始めるという事だ。 会う、という事だ。 会う。会うことの不思議と怖さ。 5月8日。火曜日。 チラシ配り、場所を変更、人数も集中。 その教室が僕の教室。 5月6月で一気に。これで変化なければ厳しいだろう。 増えてくれ。 5月11日。金曜日。 配っている。7割は授業前の1時から3時ということで留守が多い。出て来てももう通っている。どちらへ、市進、京葉、きつい。だから結構です。ジャンじゃん。 しかしまだ1週間。やっていくしかない。 連休明け。中1の子は特に正の数負の数の減法を忘れる。中3は乗法公式を忘れる。 のんきなものだ。怒らない、怒らない。 やる子はやる。中1女の子。英検5級を取った。5級は取れる。次は4級。しかしこれは中2の内容なので、教えなければならない。旺文社の「教本」を勧める。これを使って6月挑戦。ちょっと時間的に無理だが、できるだけやって10月で取ろう。そして2級までを目指す! これは面白そう。がんばってみよう。 5月12日。土曜日。 やった。小4、お母さん塾探していたよう。色々と聞いてくる。手ごたえあり、診断シートを渡し来週の土曜日に診断。そのあと契約。の予定。 授業があるので僕はいけないが、他の人にやってもらおう。 課長に任せば大丈夫だろう。 久々の増員。 これで他の人もやってくれればありがたいが。5、6名でも増えれば何とかなる。 とはいえ今回も中3は5名。来年3月で5名はいなくなる。先細り。 もっとだ〜ンと増えないか。 昔は1コマ6名以下のところ、7、8名、時に10名を超えてしまい、授業をいかに回すかで手一杯の時もあった。 今は3、4名のコマもある。不況。もろ影響。 しかし、喜ぼう。その前にキツイ拒否今日はありすぎた。 5月18日。金曜日。 自転車を買った。歩いて25分かかる所は必要。 1万円以内がないかと探す。8500円、D2であった。良かった。この時期1万円は辛い。 こいつに乗って訪問する。 増えてくれ。このまままずい事になったら、辛い。 結構身を粉にして授業してきた。それなりに感謝もされた。それでこれでは浮かばれない。 しかしそれも人生か。 正直は報われない。 努力は実を結ばない。 思い通りにはいかない。 路頭に迷うか。この年で。 5月19日。土曜日。 2年ぶり会えなくて気になっていた卒業生と偶然に会えた。 夏合宿ではモヒカンで来た。 繊細で線が弱かった。それを自分自身苛ついていた。 シャイでいい子だった。高校になっての噂では、髪の色が赤から紫、ハンドボール部で賭けマージャン三昧、話半分でも心配してた。 相変わらず頭には小さな三角形がたくさん立っていたが、目が厳しくなっていた。聞けば去年色々学校と親とであったとのことだが、もまれたのか、浮いた視線がなくなった。 今年卒業だが調理師の免許を取るという。 高校入学してからバンドをやっている。ボーカルが抜けて困っているが練習を続けている。バンドの連中とアパート借りて練習しながら勉強するという。 俺は大丈夫ですよ。 色々あったから。 これから色々な未来がありそうな感じ。いいよな。やっぱ若いってのは。 いいよな。 5月23日。水曜日。 4年振りに卒業生に会った。 今年大学生だ。専修大学で法律やっているという。 弁護士になると言う。しっかりと言う。 照れながら人を助けたいという。世の中おかしい、正したいという。 そう、中学生の時は世の裏側の情報に通じ、正直者は馬鹿を見るのがこの世の中だ。と斜めに構えていた。 小さな声で俯いて、苦笑いしながら、世の中ずるい奴がうまくやってくんだよな。 とよく言っていた。 しかし今日はしっかりと弁護士になるという。 こっちをしっかり見て言う。 いいなと思う。 こういう奴が弁護士とかになってほしい。 単純な正義感一つでまっしぐらに進まれても迷惑だし、何の力にもなりはしない。 弱さやずるさを知ってこそ、人の役に立てるのだ。 もう一人は警察官になるという。 こいつは小学生の時から言っていた。 そして実際真面目で正義感が強く、しかしそれを押し付けたりしない柔軟性のある目を持っていた。 今時珍しい子だった。 その真面目さで結構学校でも毎日つらい事もあったはずだが、それを表に出さない強さがあったと思う。自分をコントロールする力があったのだと思う。 実に冷静に平静に状況に対していけた。 どこかでそれがほころんだり、破れたりすると思った事もあったが、なかった。 これからも好漢、育っていくのだろう。気持ちのいい事だ。 5月25日。金曜日。 6月15日。東京タワーへ遠足。 2つ教室もっているとやりにくい。 どっちに当日力を入れるか。 一方は低学年のチビども。 一方は中学生の女の子。 どっちかといえば中学生の方が気が楽だし楽しそう。 チビは迷子にならないよう見てるだけで疲れるのだ。どこ行って何するかわかったもんじゃない。まったく奴らすっと消えていなくなる。 まあ、しかし勉強以外で教室以外の場所で会ってガヤガヤやる分には楽しくていいのだが。 5月29日。火曜日。 わからない子。 直角がわからない。直角より大きい小さいがわからない。 絵を書いて大きい小さい、何度も繰り返す。 感覚的に違うのか。ずれているのか。 もしかしてどっか違ってるのか。 でも絵をかくのがすき、小説かくのが好き。普通の子。気のいい子。素直な子。素直すぎる子。 何の勉強をしているのか。角度とは何か。それがなんになるのか。それがなんだ。何でそれやるの? がわからない。 ピンとこない。 それで理解へと繋がらない。 次の授業でわかる。なんだそうなんだとわかる。に違いない。そう思う。 でも心の中でこのあほが、と思ってしまう。思って申し訳ないと思う。思った自分が情けなく思う。その程度の教育者なのだと悲しく思う。 それの頭、ビシッと張った。思い切り引っ叩いた。だから今気が重い。何でこんな事で痛い思いしなければいけないのか,不思議に,腹立たしく思ったはずだ。 ゴメン。ゴメンだよ。ゴメンね。許せよ。許してくれよ。な。 5月31日。木曜日。 チラシに工夫を凝らすとのこと。 とくに留守宅に入れるビラを3パターン作る。また我々は細かなトークに入る必要は無い。それは別グループに任せる。 とのこと。 いいだろう。続ける。とはいえ、昨日は休んだ。だるい。だるい。拒否や留守が続くと気持ちが重くなる。 2,3週間前は不眠症!だったはずが、今は寝る。10時、11時まで寝る。 これは以前無かった。眠れなくて8時9時には目が醒めた。 目が覚めて時計を見て11時というと嬉しくなる。これで回復したと嬉しくなる。 しかしそれだけ疲れてるということ。 疲れてるよな。 |