The Archer

「んーっ。まいっか。ついでになんか食べてこよ」

ウィリュナ達は、ふたたび町にくりだした。

2人は、町の中を歩きながらレストランに向かっていた。ウィリュナとクロードは、適当なメニューを

注文して料理が運ばれてくるのを待っていた。するとそこに、ガラ&目ツキの悪いにーちゃたちがゾロ

ゾロ入ってきてウィリュナの座っているテーブルに近づき

バンッとテーブルを、おもいっきり叩いた。その衝撃はコップから、水がこぼれそうになるほどだった。

「おい ねーちゃん。よくもオレサマのかわいい子分をやってくれたなぁ。えぇ」

ガラの悪いにーちゃんはそうとうキレてるようだった。

「おいっおま「まってクロード」

クロードが、喋るのをさえぎってウィリュナは口をはさんだ。

「そこまで言われちゃ、黙っていらんないわねぇ。ちょっと外出てくれる?」

ウィリュナは、そう言って外に出ていった。

ウィリュナが向かったのは町外れの空き地だった。

「ここなら、こころおきなくケンカできるでしょ。さぁ、かかっておいで」

ウィリュナは、弓をかまえ「龍牙!」


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