富士登山

 富士登山に挑戦しました。今回は35名のツアーでの参加でしたが、山頂を踏破できたのは10数名でした。今回登頂できなかった方々も、次回こそは、と今回の挑戦に満足していた様子でした。興味のある方は、是非一度登ってみることをお勧めします。仲間同志で登れば連帯感が更に深まることでしょう。用意するものは、気力思いやりです!

 八合目から見たご来光です。予定では山頂で見るはずでしたが、登山客が多かった為七合目山小屋の出発を1時間遅らせました。八合目からでも、雲海から上ってくるご来光はとても美しかった。

 午後4時、五合目出発です。案内人(左)の説明にみんな真剣に耳を傾けています。さあ、これから七合目の山小屋めざして2時間の登山のはじまりです。老若男女みんな力を合わせて、励まし合って行きましょう!

 山小屋が見えてきました。でも、見えてからが長いのです。だんだん酸素が薄くなってくるのを体感します。一歩進むたびに息がきれてきます。体力的には大丈夫なのですが、とにかく呼吸が苦しいのです。ちょっと立ち止まり深呼吸をゆっくりとするといいと言います。携帯酸素も必携ですね。それと気をつける事は、気圧の変化に身体を慣らしながら、ゆっくりと登ることだと言います。身体が気圧に順応しないままに急いで登ると、高山病にかかる恐れがあります。頭痛にめまい、吐き気などこんな症状が出てしまったら、もうそれ以上登るのは危険です。近くの山小屋で休み、下山するしかありません。登山を中止するのもひとつの勇気です。

 七合目山小屋で4時間の仮眠をとり、午前零時山小屋を出発しました。さあ、いよいよ山頂をめざして5時間の戦いです。山小屋を出て、ふと空を見上げると、満天の星空がありました。いままで見たことのない星空でした。これを見られただけでも来た甲斐があったと思ったのは私だけではないはずです。下を見ると街の灯が、まるで空の星を鏡に移したようにきらきら輝いています。やっとの思いで八合目に着いた時、案内人が言いました。「風が強くなってきたので、ここでご来光を待ち、足下が明るくなってから山頂をめざします。」プロの判断でした。暗いうえ強風の中での登山は、危険だという事を知っているのです。私たちは、八合目でご来光を仰ぎ予定より1時間程遅れて山頂をめざしました。今晴れていたと思うと、時折みぞれが吹きつけてきます。私たちは、無言で歩いていました。

 山頂が見えてきました。八合目から3時間の道のりです。「あそこに見えるのに3時間もかかるの〜」登山者のひとりが言いました。九合目“胸突八丁”のあたりでは、膝をかかえて座り込んでいる人、岩の上で大の字になって寝てる若者、やはりここまで来ると酸素がかなり希薄のようです。私もこまめに休憩をとりながら、携帯酸素で酸素補給をして、やっと足が動く感じでした。

 九合目付近からの雲海です。雲の海は、みるみるその姿を変え、遠く日光連山、浅間山、立山連峰などの山々が時折その姿をのぞかせてくれます。なんと美しい景色でしょうか。登る足を止め、後ろを振り返るとこの景色が疲れを癒してくれます。

 遂に山頂に到着です。上に見える最後の鳥居をくぐれば山頂です。私も思わずガッツポーズで写真におさまってしまいました。それにしても長い一昼夜でした。でも、これで終わった訳ではないのですね。登ったからには、降りなければなりません。これがまた長いのですよ。下山道は登山道とは違い、だらだらの下り坂です。足場は砂と砂利、駈け降りれば早いのですが、うっかりすると尻餅のおまけがついてきます。私は膝を少し傷めましたが、3時間程で五合目に降りることができました。私にとっては、とてもいい経験と想い出になりました。また、来年も挑戦したいと思っています。


HOMEへ

PRETTY CHERRY POCKET OF TRY 21 JP

BALLERINA OF YOUNG FIGHTER JP

AM.CH.JAYBA'S POWER SURGE(OFA52F)

AM.CH.SASSAFRAS BATTERYS NOT INCLD(OFA24F)

Cherry's garden

Member of the Japan Kennel Club,inc.

JAPAN KENNEL CLUB,INC.

Member of the Federation Cynologique Internationale.