【H17.09.18:久々の単独キャンプ】

起床、11:30。あぁ・・・。
とりあえずお腹減ったので朝食を作る。
目玉焼きとソーセージ、既にキャンプのような朝食。
ひととおり人としての朝の儀式を終えてテレビを付けると、
モーニング娘の番組だった。
まだやってるのね。
12時かぁ、どうしたものか、この時間。
まだ何も準備してないし。

しばし熟考・・・

勿体無い!

急いでパッキング開始。
パニアを出し、思いつく最低限のモノを詰め込む。

テント、寝袋は寒そうなので3シーズン、マット、
レジャーシート、イス、テーブル、
ストーブ、ランタン、クッカー、調味料、お米、パスタ。
洗面道具、着替え少々、パンクキット、レインコート。
デジカメ、ジョルナダ。

急いでパッキングして13時30分。
暑い都内を南中高度が一番高い時間に出発する。

環7北上、連休の中日のせいか、道は空いている。
ほどよく流してフふとミラーを見ると白いバイクが着いていた。
「おっ?」っと思い凝視すると赤色も見える。

おぉ、パリダカだ。
2台のGSでしばしランデブー。桜台で自分が横道に入り終了。

目白通りを外環目指して西へ。
環8を越えて、セルフスタンドにて給油。
前回の高速での燃費は20km越えてる。

先週に引き続き外環へ。
車量が少なくかなり快適。引き続き東北道。
一昨年の北海道に行った時を少し思いだし、
「あの距離を今走れといわれても無理かなぁ」なんて思う。

睡眠充分なので、なかなか元気。羽生には寄らず、一気に佐野まで。
時間遅いので、距離は稼げるうちに稼ぐ。

佐野SAでコーヒーブレイク。
旧車会(族車系)がうるさく落ち着かない。
コーヒーを飲み干してすぐ出発。

車少ないので、もうひたすら北上。
矢板PAにて、降りるトコと、おおよその行き先を決める。
那須ICで降りて、道の駅へ。

高速降りて、国道(那須街道)に入ると、
さすがは観光地・行楽地。
お約束の建物が並び、道は渋滞。気が滅入る。
テディベア、迷路、車博物館、トリックアート、地ビール。
なんでいつもこの組み合わせなんだろ。

道の駅に入ったのが16時スギ。
「あの、キャンプ場についての情報って?」っと若い子に聞くと、
「その情報は用意してない・・・」という返答。
ですよね、っと思い、地図もらって出る。

っとなると、頼るのはツーリングマップル。
出発前に何も調べてないもんで。

やや山に入った処のキャンプ場と思い、那珂川沿いを北上。
川に面したキャンプ場がひとつ。
なかなかの入り状況。

さらに北上。
看板によると温泉に面したキャンプ場があるようだ。
看板にしたがい砂利道に突入。
たどりつくと、入り口にはチェーンが・・・。
閉鎖するなら看板撤去しろ!その写真を忘れる。

さぁ、17時。
北海道のときは17時をリミットにしていた。
買い出しもしていない。ヤバい。
先ほど見たキャンプ場に戻り受付へ。
「あのバイク1台で一人なんですけど、開いている区画ってありますか?」

「開いてるんですけど、
 うち、バイク料金がないので6000円なので、割高になってしまいますよ。」

「ですよね、わかりました。
 ご存知でしたら教えて頂きたいんですけど、
 この近所でキャンプといったら、どっち向かえば良いでしょうか?」

「ちょっとわらないんですけど・・・、そうですね・・・」
ほんと、判らないみたい。

「うちもバイクの設定しようって話にはなっているんですけどね。
 だいたいいくら位なんですか??」

「場所にも寄りますが、
 2000円はいかないかなってくらいでしょうか」

奥さん登場。しばし何か話てる。

「僕、代理で今日頼まれているので割引の決断が・・・
 半額ならなんとか説明が付くのですが・・・・」

もう18時になっちゃう。
しょうがない、3000円でディール。
ありがと、兄さん。

近所の商店の場所を確認して急いで設営。急いで買い出し。



ビール(500ml×2)、赤ワイン、お茶。柿ぴー、チーズ。
豚肉、もやし、キムチ。
合計、2000円。

これまた急いで戻ると、あたりはもう暗い。
どうも満月だ。そして雲が出ている。
残念ながら楽しそうな星空は拝めそうにない。

ランタンの準備をすると、
道向かいのファミキャンが花火開始。
花火の煙がめちゃめちゃこちらに。燻製状態。

さぁ、久々の単独屋外クッキング。
まずは米あらい、水に浸す。目標は30分。
その間、ビールでひとり乾杯。
柿ピー、チーズ。カロリー高い。



あまりにも寂しいので、ラジオを。
「きーわめつけっ♪純情、愛情」
キョンキョンだよ・・・。
恥ずかしいので曲をかえる。

野球が無いということで、
何やら鶴光が喋っている。
映画音楽特集・・・、ツルコウ、サイコウ(鶴光、最高)

「ユウヤ!おとなしくしろ!」
頼む、ユウヤ!
お前が落ち着かないと、母親の声で俺も落ちつかねぇ!

何やら子供が一人やってきた。
「こんばんは」と挨拶したら行っちゃった。

さあ、ご飯を炊くぞ。
キャンプで一番気を使う瞬間。
しかも今回はいつもよりもも大きなクッカー、
フタの密閉度がイマイチなのが気になる。
というものの、主食はこれしかない。
まずは中火にかけジョルナダでこのて日記を書きつづける。

あっ、ご飯のフタ飛んだ!「赤子ないてもフタ取るな」が!
・・・、まぁしょうがない。
上に石を置きとろ火に。

さっきの子供が帰ってきた。
「どうしたの?」と話かけると「肝だめし」とのこと。
北海道の女の子を思いだすなぁ・・・、って、俺はオバケ扱いか?

ツルコウ、チェッカーズの「たんたんたぬき」と
ビートルズの「ヘルプ」を比較。
確かに両方ともアイドル映画だ。

ヘルプが流れ良かった。
チェッカーズもキライでは無いが。
ヘルプ?僕に話かけられた子供の心境でありませんように。

「カエル取ったの!」

新手の子供(メス)がやってきた。
どうも最近、子供受けが良すぎる。
昔から悪くは無い方だが、何かおかしい。

子「テント小さいね」
僕「うん一人だからね」
子「わたしね、○○ちゃんと、○○君ときてるの」
僕「そうなんだぁ。じゃあ楽しいよね。」
子「メダカも取ったよ」

そこに○○君登場。

子「こいつ太ってるからどんな荷物でも持てちゃうんだよ」
僕「そんなコトないよなぁ〜」

僕は何をしているのでしょう・・・



っと話ながらも、そろそろ炊きあがるご飯が気になる。
ご飯の匂いを必死にかいでいると、

子「何してるの?灯りかそうか?」

君達、よい子だねぇ。。。オジさん涙出そう。

っと思いつつも、
「すいません、子供と遊んでいただいて。夕飯ごいっしょにどうですか??」
なんてなことを子供の両親から言われたりしないかなぁなんてなコトを考える、
僕はいやらしいオジさんです。

はっ、この匂い!
火を止め手袋をして、クッカーをひっくり返す。

カツン!

Oh、ノーっ!フタがずれた!
3口分くらいのご飯が飛びだす。が、大体セーフ。

そして良い色じゃない!
上の方をつまんで食すと、GOOD!
天才的食感。

ご飯をむらしている間、オカズを。
まずは豚肉190gをオリーブオイル少々、塩少々で炒める。
そこにモヤシ3/4袋投入、スゴイ量だ・・・。
しばらく火を通してから、キムチ(100gくらいかな?)投入。

炒めるというか水が出てきて蒸しているような。
が、良い香り。



ちょっと味見。天才的味付け。
今まで作ったキャンプ料理の中で一番の出来。
材料費500円。ちょっと高いか。

「そういえば昨日の昼は松屋のビビン丼だったなぁ」と思いつつ、
ご飯と一緒にいただきます!



旨い、美味〜い。
多いと思った量もあっというまにカ・ン・ショ・ク。(☆君、パクった)
部活後の高校生みたいな勢いで食べてしまった。
この時点でビールは750mlほど消費。

そして思う。「カロリー多くない??」

ラジオからは、
愛と青春の旅立ち、ロッキー4と聞きなれた音楽が。
ツルコウの映画音楽特集、一人身の僕にはかなり良い番組。
寅さんや、加山ゆうぞうの若大将なんかも流れるけど。

ツルコウ、ありがとう!カタカナ表記してますが。

空腹も満たされ、ビールが進まず、
日記以外にやることが見当たらず。

こんな時はジョルナダ728で日記を書くに限る。
君は僕をうらぎらない。僕も君をうらぎらない。
手荒に扱ってるけど、壊れないでね。

このキャンプ場、岩風呂あり。
すげー、なんかドコかのラブホみたい。

道は空いていたものの、埃やら排気ガスはもちろん、
汗もかいているのでひとっ風呂。

温泉のもと(く○つハップか??)での沸かし湯とのことだが、気持ち良し。
せっかく那須まで来たので明日はちゃんとした温泉に入りたい。

湯船は壁を隔てて男女が隣り合わせ。
隣で体を洗うカッコ良い兄さんの娘と奥さんが入っているらしく、
壁越しに会話している。

兄さんがハミガキした10秒後、
「パパァ、ハミガキしてるぅ?」
すごいぞ、娘!
これが親子の絆ってやつでしょうか。
親子の絆は壁と僕とを越えてます。

お風呂リミットは22時。タイマーで電気が切れるとのこと。
そろそろなので、兄さんに
「そろそろ危ないかもしれません」と言うと、
僕の時計をのぞきこみ、
良い笑顔で「あっ、22時ですよねぇ」。
ほんと、キレイな顔してる兄さんでした。
「ママ、そろそろ22時だよ」
きっとママもキレイな方なんでしょう。

というこで、まだ22時。
起きたの11時。全然、眠くない。
しょうがない、ランタンに再度火をともす。

デジカメをマニュアル・モードに。
シャタースピードは4秒。フラッシュはオフ。タイマーかけ。

ランタンもっての自己満足な撮影大会。
向かいのファミキャンは、奇異な人と思ったことでしょう。
でも良いのです。
なぜならこんな感じの写真が撮れるから。
が、明らかに光量不足。



眠くない。腹が落ち着いた。まだいける(飲める)。
しょうがない、720mlのワインのコルクを・・・っと思ったらキャップだった。
総長の「酒が切れたら悲しい」の名言を思いだし、
寸前でカゴに入れた一品。
名言実行、大成功。買ってて良かった。



ワインをチタンのシェラカップにそそぎ、越しかけ岩に座り、
取り出したのは、やっぱりジョルナダ。
今日という日を細部まで思いだし、
日記を綴っているのは午後23時10分。ワイン残量半分。

何処のファミキャンもランタンの火を弱め、
お酒片手に談笑している。
僕は自分と談笑中。

書いた日記を読み返し、
時計を見ると午後23時40分。ワイン残量250ml。
無理やり寝るか・・・

本日の走行220km。