【H16.08.26:やっぱりあの温泉がいいなぁ】
6時半起床。
一晩中、風が強かった。
張り綱の効果を実感。

【ありがたいことに、本日も快晴】

クッシャロ湖、和琴半島の共同湯を発見。
こんな奥にあったのか。
しかも洗い場があり石鹸大丈夫。
昨年知りたかった・・・。

朝食。
またまたお茶漬けパスタ、
これを食べると「朝!」という気分になれる体になってきた。

まだ風が強い。
テントをたたむのに少々苦労する。
でも風の恩恵かテントは全く湿ってなかった。

9時頃出発。
まずは昨年行ってない美幌峠を目指した。
標高が高くなるに連れてクッシャロ湖の見える範囲が大きくなる。
和琴が見え、中島が見え。
天気が非常に良いので、非常にあざやか。

【左:中島 右:和琴半島】

美幌峠に到着。レストハウスあり。
展望台、資料館も兼ねたレストハウス。
建物もキレイでなかなか良い。
もちろん、景色も良い。

カップルのシャッターを押してあげる。
清純そうな若夫婦。
ファインダーを覗いて、
間違い無く良い写真になった感触あり。

まだ風強い。
摩周湖に向かうか三国峠をとるか・・・。
「摩周湖+オンネトー」も捨てがたい。昨年行ってないし。
が、選択したのは昨年一番好きだった場所は「三国峠+岩間温泉」だった。

北見を抜けて思いでの地に向かうことにした。
地図によるとトリトンがある。
チェーンの回転寿司なのだが、
昨年、旭川でいったら美味だし、店員も面白い。
極力、道道を走り駅周辺で国道に出たが・・・、ない。
見つからない。
戻ろうかと思ったが、
そこまで情熱を燃やすものでもない気がしたので先を急いだ。

石北峠・・・、記憶にうすい。
ダラダラと登っていった。
展望が「おぉ〜」っていうのもなし。
峠の売店があるのだが、
熊の剥製と写真をとると100円、どんな商売だ。
盗撮しようかと思った。

アイヌ秘宝館というあやしい小さい建物があった。
入場料300円、オバさんが怖い顔なので止めておいた。

見覚えのあるダム湖が見えてきた。
昨年は層雲峡から来た三国峠へ。

途中の休憩所で一休み。
昨年もここ。
これまた同じチキンカレー食す。
昨年と同じ容器、同じオネーさん。
妙に美味しいココのカレー。

【あぁ光が・・・。カレー皿のカレー】

「こんにちは」と青いダウンの男性と挨拶。
どこかで見た顔だなぁ・・・コタン温泉に一緒に入浴した兄さんだ!
大体同じコースでここまで来ていた。
ここで引き返して層雲峡方面へ行くとのこと。
「原生林の上の道までは見た方が良い」と強く薦めたら、
そこまで行ってから引き返してくれたようだ。

お気に入りの峠を下る。
原生林の上を通るこの道は本当に素晴らしい展望。
北海道で一番好きな道かもしれない。

【この道はやっぱり心地よい】

道を下り、しばらく行ったところで右折。
林道に入る、13km先の岩間温泉を目指して。

固めのダートはなんら問題なし。
途中で川にぶち当たる。
そこから1kmほど歩くか、沢渡りをするか。
倒したらとんでもないことになりそうなので、
おとなしく足ですすむ。

到着、誰もいない。
山中の露天風呂一人〆。
今年は湯舟が3つになっている。

【また今年も来てしまいました】

裸になって入浴・・・、無理!熱すぎっ!

温泉と水のホースがあるのだが、
温泉側のホースのみ湯舟に入っていて、
水で薄められていない。

温泉を外して水でちょろちょろと温度調節。
この間、すっ裸。

5分後、2番目の湯舟がどうにか入れるように。
しばらくボケーっとしていると、
デリカのオジさん登場。
登山してきたとのこと。

しばらくするとエアトレック登場。
オジイさん、おばあさん、娘、孫。
オジイさんが一つ目の湯舟を豪快に薄めて入浴可能に。
しばらく孫と遊んでいた。
おばあさん、娘は入らず。

なんだかんだで2時間もここに居た。
バイクなし、心身ともに開放する楽しい2時間だった。

本日が最後の夜。
帯広に繰り出してパァっと、とも考えたがやっぱりキャンプ。
幕営地は「国設然別峡」に決定。

途中に幌加温泉がある。
ちょっと見に行くと、期待どおりの古びた宿。
いつか泊まりたい。

【気になる建物・・・】

あと走って20kmほどでキャンプ場。
リザーブにもうすぐ入りそうなので糠平のGS・・・あれ潰れてる??
ショック!
いや、まて。昨年も同じような思いをしたような・・・。

キャンプ場までいけるけど、明日ガス欠する。
止まっていたライダーに最寄のGSをたずねる。
25km先の上士幌アタック。
遠いよ、GS。
かなり気合入った走行。そして同じ道を引き返す。
これだけで50km。危ない北海道。

陽がかげる、やばい。
舗装路の峠を登る・・・、寒い。
標高が1000mを地味に越えていた。

林道抜けて鹿の湯のある然別キャンプ場。
林道の入り口をみつけ、本日のワインをリュックに。
(バイクにくくってでは林道で割れてしまいそう)

この林道、フカフカの砂利。怖っ。
タイヤがグリップしていないのが良く判る。
何回かダッチロール。
バイクの後ろが重いので、降られた時の反動もすごい。

なんとか付いたのが6時すぎ。
もぅ周囲は暗くなっている。
また虫が活発に行動している時間帯であり、
荷物に白い柔らかい虫がわんさかと付着している。
暗くなると大変なので、

机と椅子が常設されている脇に急いで設営。
下は土。よく考えると土のキャンプ場は始めてかも

さて本日の献立。
最後の晩餐ということで、ちょっと豪華。
バターピーナツ、チーズ、これはいつものおつまみ。
そしてジンギスカン、赤ワイン。
いままでにない展開。

【最後の晩餐。ワイン登場!】

ご飯は1合炊き。水に浸しているうちにビールを。
ピーナツをボリボリ食べながら日記を書く。

ほどよくしてご飯炊き。
といっても、弱火にかけるだけ。
圧力で蓋が動くのと匂いだけに注目。
あとは日記を書く。

匂いに「ん?」っと思ったので、
早いかとも思ったが火を止めてひっくり返した。
水は出てこない・・・おかゆではない。
結果、成功。
水を多めにして弱火にしたらまず失敗しない。

さぁ、ジンギスカンタイム。
フライパンを火にかけてガシガシ肉を焼く。
タレに味がついているので、これとご飯で大満足。
これを一人でやている所がなんとも侘しい。

【一人ジンギスカン】

このキャンプ場、非常に空いている。
そりゃ舗装路から10km以上も走るとなるとねぇ。

車の家族キャンパーが多い。
なので「一緒に飲みませんか?」っていう展開もなし。
片隣は夫婦キャンパー。
もう片隣はフルキャンプセットで単独キャンプする中年オジさん。
よって昨日に続き悲しい食事。最後の晩餐。

食事後は食器を洗い温泉へ。
川に面した露天風呂「鹿の湯」があるのがこのキャンプ場の強み。
1時間程、ボーっとつかって林の隙間から星空を眺める。
流れ星ひとつ。尾っぽがキレイ。

温泉からあがったら、湯疲れしているせいか就寝22時。
コンビニで買った赤ワインの封は切られることがなかった。

一日のうち温泉につかっているのが3時間。
昨日に引き続き、温泉休養。

本日の走行:298km