【H16.08.23:日本の再北端っていうのは・・・ 】

起床5時。旅(キャンプ・モード)だ。
太陽がめざまし時計。

どうも体がむくんでいる。
キャンプだからしょうがない。

朝食作成。
パスタ+ツナ缶+ピザソース。
朝から重め、が、予想に反して美味。
コーヒーで〆。

撤収作業を開始。
昨日の2人はまだ動いていない。
ゆっくり行い終了が8時。
遅すぎる。

昨日の2人に別れを告げたものの、
向かう方向は同じ。でも別行動。
一応、別れを告げる。

宗谷岬を目指し、北上を続ける。
オロロン街道、サロベツ原野をぬける部分は憧れの道。
何もない直線。

評判の悪い風車が現れた。
確かに景観を損ねている。が、オブジェとしては面白いなと思う。

【整列している様が妙にタツノコプロっぽい気が】

サロベツのビジターセンターに寄る。
資料館は閉鎖中。
そばにある展望台に登る。
この展望台、思いのほか頼りなく、高く、風強い。
よって揺れる。

【不安な骨組み。バランスもの??】

上まで登ると女性が一人。
小柄な札幌女性。一人旅の最中とのこと。
スズキのST250は初めて見た。マニアさんだ。

【サロベツ原野。所々に花アリ。】

原野から利尻までを望むことができる。
花の季節にこれたなら、どんなにキレイなことだろう。
なぁんてな会話を札幌女性としていると、
昨日一緒に呑んだ兄さんがやってきた。。
なんだかなぁ。道まで同じというのはイヤだなぁ。
また、タイミング悪いって。

センンターと長沼をながめて道道にもどる。
左手に利尻富士をながめて、
雲によってできる晴れ間と終始追いかけっこ。
利尻の雲が切れそうになると写真をとる。

【ようやく利尻富士の全体像を撮影】

何もない道道。たしかに素晴らしいといわれるのもわかる。
が、サロベツ原野が衰退している原因、
この道が占めるところが大きいのではないだろうか?
ベタ誉めする気分にはなれない道であった。

あ、ラブホ発見!
おそらく再北端なのでは??

【そのようなコトを思うのは僕だけ?】

到着したのはノシャップ岬。
同じく先端から利尻を望む。

が、観光バス多い。
つくたびに団体がやってくる。
落ち着かない。

また昨日の兄さん登場、そんなもんさ。
うわさの「からふと食堂」でウニ丼(3000円)を食す。
ものすごいウニてんこもりの丼(4000円)は、
ウニが無いとのことで挑めず。
でも、やっぱり美味であった。

【3000円の価値はあるかと】

稚内市外へ。
JRの駅で「最北端線路」を撮影。
駅の外れにあることと、
ずーっと繋がっている線路がここで切れることを思うと、
なかなか良い観光スポットと僕は思った。

【なんとなく寂しくなる最北端】

ダイソー発見、生活小物を補充。
お世話になってます、いつも、いつも。

海岸沿いに進むと、見えてくるのは宗谷岬。
日本の最北端。
期待というほど気持ちはたかぶらないが、
初めていく先っぽ。嬉しいものである。

だが予想とは全然ことなり、
道からスグの所に最北端が居た。
個人的には駐車場に停めて、やや歩きたかった。
そんな場所なので観光バスが多すぎ。
落ち着かない・・・。

【あまりにも混んでいるので横から撮影】

何か歌が流れているが、
何の歌かも、誰の歌かもわからない。ちょっと気になる。
北海道、岬ソングスをおさえなければ。

最北端の碑の右側の堤防に座り、
うっすらと見えるサハリン、距離にして45kmとのこと。

【サハリンを眺める間宮林蔵】

「異国が見えるとは・・・」と物思いにふけっていると札幌姉さん登場!
隣にちょこんと座ってくれた。
か、カワイイ・・・。
「観光バスすごくて、写真撮れないねぇ・・・」なんて感じで、しばしお話。

しばらくすると、また兄さんも登場。
しょうがない。ここらは皆、この道通るよ。
人の多さに疲れてきたので、
再北端のGSで給油して、次は東端めざして出発。

明日の予定的に網走ソバまで行きたい所。
ひた走る、時間にして4時間ほど。

【爆走中】

どうにかサロマ湖に到着。もう限界。
今夜もテント泊に決定。
選定したのはキャンプ場はキムアネップ。

受け付けで名前を書く。張り紙い・・・、シャワーは17時30分?
今17時。どういうことよ・・・。

夕陽の前に買い出しへ。
セイコマが・・・無い。
15km先くらいだ。夕陽ピンチ。

バイクを出すと5kmほどで地元コンビニ発見。
ちょっと嬉しい。
が、品薄い。
「缶詰とビールで終了かなぁ」と思っていると、
女性ライダーが、ビールとワンカップを買っていった。カッコ良し。

【荷の無いバイクは細く、また軽い】


キャンプ場に戻ると、隣にチャリダーが。
なんか見たことのある背丈。
自転車はビアンキ・・・、あれ?ヒマワリ君じゃない?

ハーレーのオジさんに薦められて行った
名寄のヒマワリ畑でチョコとお話した人。

ヒマワリ君に話かける。向こうも覚えていた。
夕飯まだ、買い出しまだとのこと。
飲み物も食べ物も足りない。
ここは起動力のあるバイクで2往復目。
僕の食材でいっしょにご飯。

向かいには、さっきスーパーでワンカップ買ってた姉さんが。
テントを張っていた。

サロマ湖畔までカメラを持って夕陽を眺めに。
空が赤くなってきている・・・、ブ〜ン!蚊だ!
蚊がスゴい。
異常なくらいの蚊。
顔にタオルを巻いて、グローブ着用。
それでも刺してくる。

そんな中、姉さんはワンカップ片手に夕陽を眺めていた。

【ここまでの夕焼けを見たのは初めてかも】

さて、ヒマワリ君と飲みながらご飯。
ワンカップ姉さんも呼んでお酒も進む。。

この日の宴会、みんな埼玉がからむ人間だった。
姉さんは旅ウーマン、今年でリストライダー。
いいなぁ。
若いと思っていたヒマワリ君は、社会人でそんなに若くはなかった。

お酒、少なすぎ。お店遠すぎ。
22時にて宴会終了。
風が出てきてテントがなびく中、就寝。

走行:391km、ほっほぉ〜。