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2001/某日/Happy Birthday | |
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久々に揃いで白雪大佐本部に現れた小人赤・黄・緑 その手には白い箱があった。 開けると中には、真っ白い生クリームに飾られた真っ赤な苺のホールのケーキが鎮座していた。 上にはチョコレートプレートが乗っており、こう書かれていた。 大佐&小間使い おたん生日おめでとう 前述した通り大佐と 小人黄と緑がお祝いにと買ってきてくれたものだった。 「嬉しいがこれ書いてもらったのか…」 「“あのよろし”よりは良いんじゃないか?」 「あまり変わらないのでは ―― 」 余談だが以前友人宅で茶会が催された事があった。 その時その家の主人(不在だったのだがこれも友人)がやはり誕生日が近かった。 茶菓子用のケーキを買う時、白雪大佐は 「普通に Happy Birthday ではつまらん。よし!“あのよろし”でいこう!」 と提案し強行した。 慌てる小人と友人達。 ところが応対したのは、客のニーズに応える出来た店員だった。 「では、筆書き風な書体が宜しいですね?」 「それでお願いします」 その事を伝えられたケーキ職人が、window越しに思わずこちらを見た。 というケーキ屋さんで買ってきたケーキだった その美味しそうなケーキを前にして浮かれる大佐。 「早速お茶を淹れてこよう」 「じゃあ切り分けておこう」 「それにしてもここに来ると良い事があるんだけど、来ないと必ず悪い事があるんだよな…」 「…… 頑張れよ、緑」 思わず互いを励ましあう小人赤と緑。 ……は兎も角、4人共甘党だった。 大佐がmariage freres の ARTEMIS を淹れて持ってくると、そこには小人黄によって切り分けられたケーキがあった。 うち2つにはチョコレートプレートが乗っていた。 「はい、お誕生日おめでとう」 とそれぞれの前に置かれたケーキには、綺麗に割られたチョコレートが… 大佐 小間使い お誕生日 おめでとう |
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2001/某日/小人緑の呪い日記 | |
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小人日記を更新するため、小人緑に2001年の出来事を問うた お答えいたしやしょう そこら辺の記憶があいまいな為、携帯のメールのメモリーで確認。 まず2001年6月2日に大佐のプリンターが通信エラーで赤、黄、緑が出動する。 9日(土)私は仕事だったので、集会&飲み会に行けず。 翌日、会社の人たちと潮干狩りに行くが、帰りに 雷雨 に遭う。 家に着くと 落雷でモデムが壊れている。 落雷対策の器具を増やし新しいモデムを購入。 7月17日(火)Nに宿直。 雷雨 に見舞われる。 翌日、家に帰ると道路向かいの工場に 落雷 しており、 落雷ガードは破損。 先月買ったモデムはなんとモニターまで壊れる。 20日の召集に後輩の送別会の為行けず。 小人緑の召集欠席日と不幸は、不思議な関係性を持っている事が良くお判り頂けたと思う。 何故恐怖を持って 「呪い」 と言われるか、という事も… 因みにこの素晴らしいメモリーに小人黄は 「トレビアンだ、小人緑!」 と絶賛した ※捕捉 2001/06/02に応急処置としてUSB接続にしてもらったプリンターは、先日小人桃が来訪した 2002/06/14でやっと正常化した。(これを書いていて気付いた) |
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2001/某日/黄&緑の磐梯福島日記 | |
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〜 前書きと注釈〜 | |
え〜黄です。この度大佐から、去る8月3日・4日に、一泊二日で緑君と共に磐梯路に旅立った時の道中記を、 「面白可笑しく綴るように」 との指令を賜りました。 俺としましては、「面倒くさい・・・緑に振ろう!」と心に決め、実際緑にも話したのですが、 彼は何分仕事が激務でありますし、更に本人から「俺は文才が無い!」とバッサリ斬捨てられてしまいまして・・・。 いや・・・俺だってなぁ・・・決して文才豊かぢゃないんだぞ!だがこれを断るとだなぁ! 大佐からどんな呪いを寄越されるか・・・ 二人共やばいんだぞ!・・・ 『んっ!? はっ!? ギャー・・・ ぐぅ・・・』 まぁ、そんな訳でございまして、こーしているわけでございます・・・。 まぁ皆様に、御気楽に楽しんで頂けて、大佐の御機嫌が良くなれば、望外の喜びでございます・・・。 |
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初章〜旅立ち(とその経緯)〜 | |
私事で甚だ恐縮ですが、6月初旬に車を購入致しました。 7月には恙無く、1000km&一ヶ月点検なんぞも受けました。 「もぅ、次は遠出っきゃねーな!」 購入に色々付き合ってくれた緑君はこう言い放ちました。 成る程、カーナビなんぞも気張って装備したわりに、まだ知った道ばかりウロチョロしているばかりです。 「これは本当は便利な機械な筈だ・・・。そして、真の便利さを思い知るには知らんとこに行くしかない!」 私の中にも、熱い想いが沸々と滾ってまいりました。 想いは一つです!そう旅立ちです! 「・・・んで、何処行くべーかぁ?」熱い想いとは裏腹の、かったるそーな私の問いに、 緑君はクールに「・・・ん?猪苗代湖辺りにすべーかぁ?」と、またもやキッパリと言い放ちました。 黄「泊まる?日帰る?」 緑「ん?泊まる?」 黄「んむ。良かろう。」 ・・・適当です。行き当たりです。大体、何故に緑君は猪苗代湖に赴く気になったのか? 「んで、何故に猪苗代湖に行くのかい?」私は問いました。 「ん〜?前に昼寝しにふら〜っと行ったんだけど・・・」 んがぁ!?昼寝?片道200km以上も掛けてかぁ?頭が空白の私に、緑君は淡々と答えます。 「着いてちょっと寝たら、もの凄い集中豪雨が降ってね。ハハハ、すぐに帰ったんだ。 だから、今度はゆっくり見ようと思ってさ。」 ・・・それってひよっとして・・・リベンジ!?分けが分かったような、分からんような・・・? そんな俺を尻目に、こうして行き先は「猪苗代湖周辺&一泊二日」 と、最低限度の決定事項が決まりいよいよ旅立ちとなりました・・・。(いい加減だなぁ) |
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2001/08/04/黄&緑の磐梯福島日記 | |
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第一章〜不協和音〜 |
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朝起きて、早速緑君の家に車で向かいました。 緑君を助手席に乗せ、いよいよ出発です。 緑 「よーし、早速ナビに目的地をセットだ!」 緑君は、こういう作業を大変得意としていますもので、彼に任しておけば安心です。 緑 「・・・よーし取り敢えず、目的地は猪苗代湖にした。これでOKだ。」 軽やかに、ナビの音声メッセージが開始されました。 黄 「おお!素晴らしい!早速出発だぜ!」 緑 「うむ!」 ・・・ブロロロ・・・ 黄 「このナビの音声通りに、進んで行けば良いんだな緑君!」 緑 「うむ!全く便利な御時世だぜ!」 ・・・ブロロロ・・・ しかし、この機械と人間のある意味での密月は、角を二回曲がった後に早くも壊滅的な状態に・・・。 そう!車が国道に乗った直後だった・・・ ♪ピンポンパンポーン♪ 「しばらく道なりです」 よっしゃ!アクセルを踏み、加速状態に入る俺。 と!緑君が間髪入れず、「おお!そこ右だ!」 ・・・・ブィ〜ン! 去り行く右折ポイントを、バックミラーに見ながら俺は思った。 「1キロも持たなかったなぁ・・・」 するとすぐにまた ♪ピンポンパンポーン♪ 「しばらく道なりです」 緑 「なんだと!この馬鹿ナビめ!黄色!んじゃそこを右だ!」 ・・・ブロロロ・・・ 今度は緑君の指示に従い、右折しました。 ♪ピンポンパンポーン♪「ルートが変わりました!」 ・・・うまく、ナビと緑君との折り合いをつけて行こう・・・。 この先の道中を思い、ややブルーになった俺がいました・・・。 |
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第二章〜不協和音U〜 |
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さて、かなり険悪な関係となったナビと我々ですが・・・ 緑 「まてまて、忘れていたぜ!知ってる道は却ってナビはウザイ!」 おおお!そうだ、基本原則的な事を我々はすっかり見落としていました。 緑 「いっそ、知らないとこ行くまでは切っちまうか?」 黄 「しかし、この目的地到着予定時間とかが見れなくなるのは、ちと寂しいなぁ・・・。」 緑 「んじゃ、パネルだけ引っ込めちまうか?んで必要時に又出せば良いんじゃん?」 黄 「んむ、名案だ!んじゃそーっすか・・・。」 しかし、次の瞬間でした・・・。 ♪ピンポンパンポーン♪「50キロ先事故です!」 黄 「・・・嫌がっているのか?それとも反乱か?」 緑 「・・・いやこの先の走行ルート上で、本当に事故があったんだろう・・・。」 黄 「しかし50キロ先って・・・早過ぎないか知らせるのがよぉ・・・」 緑 「同感だ。50キロも先じゃ、事故によっては俺達が着く頃、既に片付いてるだろう・・・。」 すると・・・ ♪ピンポンパンポーン♪「45キロ先事故です!」 黄・緑 「・・・5キロ毎かよ(怒)」 ピッ・・・、ウィーン・・ガチャン。 こうしてパネルは仕舞い込まれ、事は終わったかに思えました。・・・んが! ♪ピンポンパンポーン♪「40キロ先事故です!」 黄・緑 「音声切れないのかよ!?(哀)」 ・・・道中はまだまだ続くのでした。 |
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第三章〜高速ベンツ〜 |
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序盤はかなりナビに振り回されてしまいました。 それでもめげずに高速に乗って、ナビの到着予定時刻を少しでも上回ってやろうと、 我々(特に黄)はややスピードの虜になりかけておりました。 緑「オーイ!140キロは出し過ぎじゃねーか?」 黄「・・・おお!んでもなぁ前乗ってた車は、100キロからズ〜ッと諌めてくれたり、 その前に3速オートマだったりしたから120キロも出すと、エンジン音で助手席と会話出来無くなったりと・・。」 緑「・・・んで?」 黄「スピード抑制オプションが色々付いていたんだよ。でも、この新車は何もないだろ?」 緑「それが嬉しくて遂々かぁ?まぁ気持ちは解るが、買ったばっかなんだから気ぃつけろよ!」 黄「へーい了解!・・・う!おや?」 緑「お!?どした?」 黄「何かバックミラーに緊急接近車が・・・」 緑「おいおい、こっちも140キロは出てるだろうが!」 黄「きゃー!緊急車線変更!」 緑「お!?何だよー!・・・おおーーー!!」 ドギュ〜ン〜〜〜!!!(←ベンツ通過音) 黒塗りのベンツ様が、さっきまで我々の走っていた追越車線を弾丸の如く駆け抜けて行かれました・・・。 更に先々で退かない車にパッシングの雨霰!更に緊急車線まで活用し滅茶苦茶に先を急いでいます! 黄・緑「スンゲー!!(感嘆)・・・ありゃー・・・もぅ見えなくなっちまった・・・。」 ・・・・・しばし呆然・・・・。 黄「しかし、危ないトコだったぜ。運ちゃんもグラサンバッチリだったし・・・。」 緑「うむ!良く気がついたな。あんな車にライトパシパシされたら、生きた心地がしない所だったな。 それにしても、凄い速度だったなぁ。こっちの速度を考えれば、ありゃ200キロは出てるな・・・。」 黄「流石はベンツだよなぁ!伊達にドイツ産まれのアウトバーン仕様ぢゃないなぁ!」 緑「それもあるが・・・しかし何をあんなに急いでいたんだろな?公道レースか?」 黄「明らかにそれ系の方っぽかったから、やっぱ出入りとか、組長の危機とか、そんな事情かも?」 緑「まぁいずれにせよ、もぅ大丈夫だろう。我々もそれなりに先を急ごうぜ!」 黄「そうだな。まだやや気にはなるが、先を急ぐとするか。」 そして、再び追越車線を快調に走り出したのですが・・・ 黄「むぅ!?おわっ!きゃー!デジャヴュかぁ!?」 緑「お!?何だよー!又車線変えて・・・おおーーー!!」 ドギュ〜ン〜〜〜!!!(←再びベンツ通過音) ・・・・・またまた、しばし呆然・・・・。 黄・緑「一体、この先で何が起こっているんだーーー!!」 そんなこんなしている内に、ナビ推定到着予定時刻を40分程も縮めて、我々二人は、 目的地にたどり着いちまったまったのでした。 ※<緑注釈> ちなみにベンツはベンツでもとってもグレードの高いやつでしたね。 S600Lと560SEL…スモークウィンドーばっちりのまさに○っちゃん仕様。 560SEL助手席のパンチ頭の人がダッシュボードに足をのせているのが印象的でした。 |
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第四章〜・・・・・・・〜 |
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さて、無事目的地に着いた僕等両名でしたが、 別にあても無い、端っからのんびりしたぶらり旅です。 黄「とりあえず腹減ったなぁ、もぅ昼だし飯でもどこぞで食おうぜ。」 緑「んだなぁ・・・おお!ちょうどあそこに広い駐車場があるぞ。食い物屋じゃないか?」 黄「んむ、目標補足。んじゃ、あそこで昼飯にしよう。」 緑「ん?おや?なんか・・・?」 黄「ん!?どうかしたか?」 緑「・・・いや、気のせいだろう。とりあえず入ろう!」 カララ?ン♪(ドアの開く音) 緑「ん!?うぉっ?」 黄「ん!?こいつぁ・・・」 豪華な内装の、とても瀟洒なレストランがそこにはございました。窓際にはテラス。 そして猪苗代湖畔が、窓から鮮やかに望めます。 黄「・・・やばくねぇ?高そうじゃねぇか?」 緑「んむ、同感だ・・・止めるか?」 と・その時! 店員「いらっしゃいませー!お客様、二名様でよろしいですかぁ?」 (不意を衝かれ) 黄「はい!」 緑「そうです!」 店員「では、こちら窓際のお席が眺めが良いので、どうぞこちらへー!」 するすると、我々は着席してました・・・我々は同時に思いました。 「やばい・・・捕まった。」と・・・。 緑「おい!どうすんだよ!」 黄「むぅ・・・とにかくメニューをみようぜ・・・あれ?」 店員「おまたせ致しました?。メニューでございます!」 またもや不意を衝かれ・・・ 黄(硬直) 緑(呆然) 店員「ただいまは、こちらの特選コースがお勧めでございます。こちらになさいますか?」 我々にかかった、硬直・呆然の呪文は、特選コースのお値段をみて 急速解除されました。 黄「いやいや!とりあえずメニューから選びます!」 店員「左様ですか・・(残念そうに)ではお決まりになりましたらお呼び下さい。」 黄「・・・ゼイゼイ・・・」 緑「・・・ひ・冷や汗もんだったな。」 我々はその後、値段が手頃だったパスタだけの注文に成功。 緑「・・・なんとか切抜けたか・・・?」 黄「確かに・・・しかし、この最初っからテーブルに乗ってるパン、・・・食っても良いのか?」 緑「・・・わからんが、ブービートラップ かもしれん・・・どうする?」 黄「ええい!ままよ!・・がぶっ・・」 緑「うわーっ・・・まぁいいや、俺もだ・・パクッ・・」 どうやらセーフだった模様です。 これに気を良くした我々は、最後には珈琲まで(ちゃんと恐る恐る値段を聞いてから) 追加注文しておりました・・・。 店員「ありがとうございましたー!」 ・・・カララ?ン♪ 緑「なんとか切り抜けたなぁ!」 黄「良かった良かった。しかも次に行く場所も決まったしな!」 そうです、この後ドコへ行くか全く決めていなかった我々でしたが、会計を済ます際にレジ横にあった、 諸橋近代美術館の案内をゲットし、興味を引かれたので、そこに行く事にしました。 黄「ダリは、一度ちゃんと見たかったんだよな。」 (※五色沼近くにある、諸橋近代美術館にはダリの絵画・彫刻・オブジェ等が多数展示されています。) 緑「うむ、俺もだ。しかもここ、えらい綺麗な場所にある綺麗な美術館だな・・あれぇ?」 黄「どしたぁ?何?」 緑「・・・うむ、今脳の回路が繋がったのだが・・・これは・・・。」 緑君は、片手に先程の美術館案内、片手に昨日買い求めた旅行ガイドを持ち、 旅行ガイドを裏表紙にしました・・・!!! ゲゲッツ!! そこには、諸橋近代美術館の案内図と全く同じ図が!! 黄「・・・貴様・・・何を見ていたのだ!!」 緑「・・・はっはっは・・・まぁ、こーゆー事も長い人生あるだろう!」 黄「何が長い人生だ!!ん?待てよ、さっきの態度・・・ひょっとして・・?」 緑「察しが良いなぁ!!大体全部思い出した。そうだ!さっきのレストランもガイドに載っていた!」 黄「・・・んがー!もっと早く思い出してくれ?!!さっきの冷汗は・・・」 緑「んむ!全部回避可能だったなぁ!なんでもあそこは昔の水道局の倉庫を改造し・・・」 黄「・・・」 緑「レストランに造り替えたものらしいぞ!」 黄「・・・・・・」 緑「コースの値段も載ってた載ってた!」 黄「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 緑「おーい!聞いてるのかぁ!?」 夏の猪苗代湖の蒼さが、急に目に染み出した・・・私はちょっとブルーな気持ちと戦いながら、 車を五色沼方面、諸橋近代美術館へと進めたのでした・・・。 |
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第五章〜暗雲〜 |
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さて、戦慄の昼食をなんとかすませた我々二人は、諸橋近代美術館へと到着したのでした。 黄「・・・おぉ〜!綺麗なトコだなぁここは!」 ホテルの横に佇む諸橋近代美術館。館前には池もめぐらせてあり、さながら公園のような感じになっております。 緑「うむ。なんか・・・やっと旅行に来たって感じになってきたなぁ・・・。」 黄「全くだ〜。池に夏の日差しが映えて・・・。 おお〜!なんか老夫婦が池周りを散策してたりしてるなぁ・・・。」 緑「平和だなぁ・・・。折角だ、綺麗なとこを写真に収めよう!」 黄「おお!行ってこい行ってこい!俺はあそこのテラスっぽいとこが茶店みたいだから、 ちょいと一休みしてるよ。」 緑「運転っしっぱなしだったからな、OK!んじゃちょいっと行ってくるよ!」 緑君はカメラ片手に颯爽と行ってしまいました。 彼は写真が趣味なので、かようなグッドシュチュエーションを目の当たりにしては、写真家の血が騒ぐのでしょう。 私は私で、テラス風の茶店でアイス珈琲などを注文し、テラスから美術館と池周辺を見ながら、 黄「あぁ〜・・・なんて平和なんだぁ・・・。」 などど、しばし呆けておりました。 黄「・・・おっ!そうだ!」 ちょっと現実に帰ってきた私の脳回路は、皆のお土産を何にするか忘れていた事に気がつきました。 黄「とりあえず、黒ちゃんにでも聞いてみようかなぁ? ついでに大佐はワイン党なのは知っているけど、赤・白どっちがお好みか知らんから、それも併せて聞いてみよーっと・・・」 ピコペコパポ・・・(メールしてる音)。 素早いレスポンスで返信メールが帰ってきました。 ですが結局、大佐のワインのお好みは黒ちゃんも知らないとの事でした。 緑「帰ってきたぞー!・・・ん?何してんの?」 そこで、緑君にも説明しましたがやはりワインの件はわかりませんでした。 黄「仕方ねぇなぁ〜。本人に直接メールすっかぁ・・・」 緑「大佐は仕事じゃないのかい?」 黄「たしかラテン系だから、シェスタ(昼寝)があるとか分けの分からん事言ってたから、寝てなきゃ捕まるかも知れん。 まぁメールしてみるよ・・・。」 ピコペコパポ・・・ 黄「おっ!?返信きたぞ!・・・何々?白が良いそうだよ緑君! ん?おいおい、緑君!目の目に立つなよ。暗くなるじゃないか!」 緑「・・・俺は立ってないぞ!?・・・んぅ?おいおいあれ・・・」 緑君が指差す美術館上空の夏の青空には、みるからに怪しい暗雲がいつのまにやら出現しておりました。 緑「・・・さっきまで雲一つ無かったよなぁ・・・」 黄「・・・暗くなったわけだ・・・。しかし、原因はまぎれもなく大佐だ!だからこうすれば・・・」 ピッ!(携帯をOFFる音) 黄「多分大丈夫だ!ここにいる皆様の為にもなる!それにだ!」 緑「美術館内では、携帯は厳禁だったなぁ!ハッハッハ!」 黄「その通りだ緑君!さぁ何事も起こらない事を祈願しつつ、ダリ鑑賞に向かうとするか!」 緑「うむ!仲良く携帯もOFFったし、美術館行くしかないな!ハッハッハ!」 こうして、夏の青空をなんとか守りきった我々両名は、心軽やかに絵画やオブジェの数々を鑑賞できたのでした・・・。 |
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2002/08/03/白雪大佐の携帯メール | |
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さて、そんな事になっているとは露ほども知らない白雪大佐。 携帯にメールが入る。 |
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上申・上申。 大佐は白しか駄目なんですよね?(黄&緑より) |
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ロゼも兵器。赤でもフルーティなら兵器 |
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左様ですか、心得ました。 只今磐梯近代美術館です…。 ん?大佐のメールを見たら、晴空に突然暗雲が…!? |
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大佐はメールを打ちながら、「上申」と書いてあるのに何故福島なのだろう? と思っていた … ( ←それは「上信」) |
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2001/08/04/黄&緑の磐梯福島日記 | |
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磐梯日記〜最終章〜 「そして御山へ・・・前編。」 |
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さてさて、我々両名が「諸橋近代美術館」で、サルバトールダリの膨大なオブジェやら絵画を堪能し、 館外に出た時も前回の処置(※注・大佐への受信・送信をシャットアウトし、携帯をOFFにした事。) が適切だった様で、あの不吉な暗雲はどこかに消え失せており、夏空が晴やかに広がっておりました。 黄「うーん!美術品の数々によって、すっかり心もあらわれたなぁ緑君!」 緑「まったくだ!しかも我々はどうやら夏空の死守にも成功した模様だなぁ!」 黄・緑「ハッハッハッハ!うーん!何て清清しい心持だ!!」 夏空の事をおもえば、このまま携帯はOFFっておくのが最適なのですが 我々はそこで、そもそも土産の為にメールをした事を思い出しました。 黄「むーん、正直気は進まないが、このままでは土産に何を買えばいいか・・・。」 緑「確かに分からんなぁ。仕方あるまい、なーに今来ている情報を受信するだけならば、 急激な天気の崩れもあるまいよ。」 黄「よーし、それい!ッピ!(携帯電源付けた音)・・・んぅ?」 緑「どうだ!?何か有益な情報はゲットできたか?」 黄「戦慄を覚えるが、大佐から来ているぞ!空は無事か?」 緑「変化なしだ!続けてくれ給え、オーバー!」 黄「むぅ・・・なんだこりゃ?白は兵器とか書いてあるぞ・・・。」 緑「・・・白ワインなら平気って事・・・だろう。」 黄「・・・大佐らしいな。しかし、これで目的は達した!福島産の白ワインだ、緑君!」 緑「うんむ!さっさと調達して、晴天死守だぜ!」 黄「よーし!・・・おんや?」 緑「ん!?どした更なる情報か?」 黄「黒ちゃんからもメールが来ているぞ?あ!さっき大佐のワインの好みを聞いてみたから、 それの確認らしいな。黒ちゃんなら平気だろうから、分かった旨を回答しておくか。 ピポペポパ(メール打つ音)よっと。」 緑「しかし、土産は決まったが、次に我々が赴く場所が全然決まってないぞ!」 黄「オーッ!そーだったー!何処に向かうか?まだ宿に行くには確かに早いしなぁ。」 緑「むー。白ワインを探しつつ何処に向かうかだなぁ。黄は何処に行きたいのだ?」 黄「大体ここいらの観光名所は、会津若松に集まっているのだよ。 しかし俺は 既に若松城下は何度か行っているしなぁ。あ!でも緑君は行ってないのだよな? 君が行きたければそっち方面に向かうけど、そうするか?」 緑「うーん。そうすっか。しかしメジャー所は人が一杯いそうだからなぁ・・。」 黄「んじゃ、若松城とか白虎隊の飯盛山とか外しつつ、会津市内に向かうか?」 緑「そうしよう。それに名所近くに行けば土産物屋も多いだろうから、 ワインも手に入るだろうしな。他の人の分の土産もまとめて調達しちまおうぜ!」 黄「よーし!んでは出発・・・ん?また黒ちゃんよりメールが来たぞい。どれどれ・・・」 黒メール「大佐のワインの好みが分かって良かったね。 んで、もぅ『お城が燃えている!』ごっこは、既にお済み?」 黄「・・・あの、とってもシュールな飯盛山に、行けと・登れと言ってきたか・・・。」 緑「何のっこっちゃ、黄色君や?」 黄「んーとね、俺も黒ちゃんも結構、歴史好きなんだよ。」 緑「ふむふむ、んで?」 黄「緑君は、ここ会津での白虎隊の悲劇は知ってるかな?」 緑「そういえば、戊辰戦争時に会津でそんな話しがあったね。んで?」 黄「この『お城が燃えている!』っつーのは、白虎隊の少年隊士が新政府軍に飯盛山に 追い詰められて、ふと飯盛山から居城会津若松城を見てみると・・・」 緑「炎上して見えたってやつだっけ?」 黄「そうそう、んで実際には城下町が燃えてたんだけど、飯盛山から見たら、 さも御城が燃えている様に見えてしまったんだね。」 緑「俺もうっすら知っているが、確かその後は・・・。」 黄「そう。少年隊士全員、潔くここで皆自害しようって事になって、皆は飯盛山で自決するのだよ。」 緑「うーん、悲しき勘違いだよなぁ。んで、黒ちゃんは我々に・・・」 黄「ごっこをせーと言ってきているのだ!誰が行くものか! 大体不謹慎だし、俺は既に飯盛山には社員旅行で行っているのだよ。」 緑「どんなトコなの?」 黄「んーとね、うっそうとした山だね。昼もちょっと暗い感じがするね。」 緑「まぁ起こった事が事だけに、しかもそんな暗い感じのトコならば、尚更行きたくないなぁ。」 黄「行った事の無い緑君がそう言うのだし、俺もあんまし行きたくないし、 ここはバッチリと黒ちゃんに『行かねーよ!』っつー、固い意思表明メールを入れておくか・・・ ピポピポパ」 緑「メールは入れ終わったか?」 黄「んむ!よーし、それでは会津市内に向けて進路をとるか!」 ブロロロ〜ン。 こうして、俺等は諸橋近代美術館を後に、一路会津市内へと向かいました・・・。 (後編へ続く) |
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2001/08/04/黄&緑の磐梯福島日記 | |
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磐梯日記〜最終章〜 「そして御山へ・・・後編。」 |
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ブロロロ〜ン・・・っと会津市内に向け、走り出した我々両名は、順調に車を進めておりました。 (途中で巨大な観音像をみかけ、会津村なる巨大な庭園施設に立ち寄ったりもしてましたが・・・。) 黄「そろそろ会津市内だなぁ。道々にも城下町特有の 整備がされてる感があるなぁ。」 緑「土産物屋も多々あるなぁ。あの辺に入ってみるかぁ?」 黄「オッケー了解。」 ブロロロ・・・ しかし、立ち寄った全ての土産屋さんは、饅頭やら木刀やらペナントなんぞの「お約束品!」 は潤沢に揃っているのですが、肝心な大佐のワインやら、俺(黄)が求めている日本酒の銘柄は置いてありませんでした・・・。 黄「んがー!ここもだめだったかぁ!!」 緑「君の言っている日本酒って、本当に福島のかぁ!?」 黄「間違いない!俺の友人も田舎が福島だが、 こないだ買ってきてくれたのだ!」 緑「むぅ、それじゃー間違いないなぁ。まぁそれに地ワインも 見当たらんし、まだ探すしかないなぁ。」 黄「んじゃ、今度はあっち方面に行ってみっか。」 ブロロロ・・・ しかしその先の数店もハズレ!まさに連戦連敗!さすがに我々両名も苛立ってまいりました。 黄「くっそー!大体何故に、福島銘菓「ままどおる」すら 見当たらんのだ!?」 緑「本当だよなぁ。まるで何かに呪われているようだ・・・。」 黄「・・・大佐か?」 緑「いや・・・飯盛山行ってないから、黒ちゃんぢゃない?」 黄「もしかして、両者からだったらどうなるかなぁ?」 緑「そんな事考えるだに恐ろしい!考えちゃーだめだ!マイナス思考は禁物だ!」 黄「むぅ空元気しか出ないが・・・。ん!?とか言ってる間にまた土産物屋さん発見!」 ブロロローン・・・ 駐車場に車をとめ、店内に足を踏み入れるも、結果はまたもアウト! 黄「駄目だったかぁ・・・さすがに疲れてきたなぁ緑君。ん?どした?固まってるぞ!」 緑「・・・チョイ・チョイ(無言で指差ししてる)。」 黄「・・・んー?ゲゲェッッ!?」 そう、そこには疑いようもない大きな看板が・・・ バババーン!! 「白虎隊士の飯盛山 ふもとの土産物屋駐車場」 黄・緑「ギャー!!!」 黄「ホワーイ!?何故?何がどうしてどうなった!!?」 緑「いや・・・実はさっき曲がったとこの標識に・・・(この先飯森山)って出ていたような気はしていたんだが、 目の錯覚だと言い聞かせていたのだよ。」 黄「もぅ駄目だ!罠にはまった気がしてならねぇ!逃げるぞ、緑君!」 緑「全くもって同感だ!宿に帰って善後策を打とう! 土産はそれからだ!」 黄・緑「さよならー!&黒ちゃんのバカー!」 ビューン・・・ こうして、激動の会津市内行きは幕を閉じました。 その晩、宿から大佐にワインが手に入っていない事や、昼のくだりをメールにて報告して、黄・緑・両名は就寝しました。 んが!夜遅くに物音で目が覚めたところ、外は雷雨となっており 黄・緑「大佐ー!勘弁して下さいよーー!」 と、泣きながら布団をかぶった事を記憶しております。 翌日、前日が嘘のような泣き出しそうな空の下、両名帰路につきましたが 最後に立ち寄った「野口英世記念館」横の土産物屋さんに、昨日あれほど探しに探した 土産物全てが揃っており、改めて前日の会津は、何やら歪んだ空間だった事を、両名感じいった次第でございます。 黄・緑の「磐梯日記」これにて完でございます。 思いの他、長くなってしまいました。 旅行に赴いてから、はや2年半もの月日が流れておりいささか驚愕しておりますが 新車を買っての最初の旅行記が、最初の「車検」前に上梓出来て、とりあえず安堵しております。 ※白雪大佐蛇足 君達の知らない事実を追記しておこう。 白雪大佐と小人黒はその昔、国語の先生から「八つ墓コンビ」とあだ名されていたという事を… |
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2001/08/13/序章 | |
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折角のお盆休み 小人戦隊リーダーの赤は、大佐宅にて相も変わらず働かされていた。 ――― 小人赤がPCに向かうその姿は、見る者に涙を誘うほど悲哀感が漂っている それは時間が経つほど増していく ――― そんな小人赤を前にして、白雪大佐は緑にメールした。 |
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白雪大佐 20:21 | 小人赤を酷使中 |
小人緑 20:28 | あまり赤を酷使して壊さないようにね |
同僚の小人赤を気遣う緑。 しかし大佐がメールをしたという事は、緑がこの場にいない事を意味していた。 その6分後… |
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小人緑 20:34 | なんと今度はセカンドマシンのグラフィックが壊れたらしい 雷にあってないのにー |
赤紙を受け取りながら、召集に来れない緑は白雪大佐の呪いをまともに食らう。 ――― 多くの災難に襲われる緑の姿は、知る者に涙を誘わずにはいられないほど悲哀に満ちている それは時が経つほど悲壮感を増していく ――― そんな小人達を見ながら大佐は思った。 「お土産くらい買ってきてやらねば」 白雪大佐1泊旅行の前日の事だった… |
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2001/08/14 白雪大佐の旅行記 | |
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白雪大佐はTH〇鉄腕DASHが好きである。 その中で犯人と刑事というシチュエーションのコーナーをよく見かける。(その集大成はTOKI〇 VS 100人の刑事だろう) さてこのコーナー、犯人であるTOKI〇があらゆる交通手段を使い、制限時間内に逃亡しまくるのだが、 この交通手段で大佐の目を引くものがあった。 それは水上バスである。 以前小人青・金、大人赤と横浜のインターコンチに宿泊し、すぐ裏手にあった水上バスを利用し 山下公園に行った事はあった。 しかしである。横浜の場合は湾岸通過の海だ。 やはり大佐はTOKI〇と同じ隅田川を通ってみたかった。 白「水上バスで隅田川を通ってみたい。それと浅草に行ってみたい」 因みに大佐は浅草にも行った事が無かった。 赤&金「いいよ」 特に希望が無かった小人金と大人赤に異論は無く、こうして又悪の思い通りに事は運ばれた。 そうと決まればお宿である。 横浜のインターコンチを気に入っていてた大佐は、都内にもインターコンチがある事を知っていた。 そこで小人金に お盆期間中、都内のホテルは各プランを用意しており普段より安く宿泊出来るので、結構狙い目だ。 さて、当日は天気も上々。 ゆりかもめにも初乗車し、イン〇ーコンチネンタル 東京ベイにチェックイン。 そして早速水上バスに乗ろう!と意気込むと、なんと徒歩3分の場所に日の出桟橋があった。 「水上バスを利用するならインターコンチ」と頭に叩き込まれていざ乗船。 かもめが舞飛び暑い日差しが照りつける中、海風がそよぎ暑さを和らげてくれる。 夏をエンジョイしている気分を誰かに伝えたい、と大佐は小人黒にメールした。 |
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白雪大佐 13:33 |
やほー今水上バスに乗りました。これから浅草に湾岸回って行きます |
遠くにお台場を望み隅田川へと入り、約40分の船の旅。 川沿いは遊歩道になっている処が多く、陸上は高層マンション等が建ち並んでいます。 船内アナウンスが流れる中、12の橋の下を潜って行きます。 両国〜蔵前の橋の間はあの相撲で聞き馴染んだ音楽もバックに流れ、オーソドックスな観光客気分を満喫。 最後にアサ〇ビールの吾妻橋工場と、ビヤホール跡地に建てられた有名な建造物を見てから船を下しました。 浅草に着き、大人赤の知り合いから聞いたお店で天丼をいただき、その後浅草寺にお参りしました。 仲見世を歩きながらお土産を物色していた時、大佐の携帯が鳴りました。 |
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小人黒 16:34 | うふふふふ(どくろマーク)君のメールが届いた頃、 長時間入力作業中のデータが吹っ飛びました。 やっと復旧終了。 |
どうやら仕事中だったようです。 |
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白雪大佐 16:51 | ハイ。呪い? |
小人黒 17:06 | 臨兵闘者皆陣列在前…呪詛返しはこれでOK? |
何故九字が即座に出てくるのかは気になるところだが、これは誤解を解かねばと大佐即座に返信。 |
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白雪大佐 17:06 | せっかくお土産買おうと思ったのに |
小人黒 17:26 | いやん大佐多良(キスマーク) あなたが私を呪ってないなら呪詛返しなんて唯の念仏 (ハート)美味しいお土産期待してます。 |
という要望を受けて浅草を練り歩く大佐とそれに付き合う小人金&大人赤。 白「うーん。夏場だし傷みやすいものだとまずいしなぁ」 金「そうだね。緑に雷おこしは?」 白「成る程。確かにそれは腐らないな」 と思ったものの前日にグラフィックが壊れた事を思い出した大佐は、 渡した瞬間に今度はメインが壊れそうな物はさすがに避ける事にした。 思案しながら歩いていると、仲見世を一本外れた道にあるお店に目が止まった。 白「お、これは良い。」 そこは以前デパートの物産展で出店をしていた時見掛けて、再び出会ったお店だったのだ。 |
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白雪大佐 17:32 | 美味しくないが買いました。 雷おこしを緑に買おうと思ったが止めた。だって又呪いが… |
小人黒 17:42 | わははははは。せぎゅーv緑には私が送った九字を転送するよろし。魔よけになるんじゃない?雷除けはどだろ? |
流石黒です。小人戦隊の中では緑と1、2を争う呪いを受けやすい仲間としての気の使いようです。 が他の小人達の事も考えて、大佐は又しても美味しくない物を購入し、再び水上バスに乗船した。 帰りはそれぞれの橋がライトアップされた下を潜り、提灯を下げた屋形船とすれ違い、夏の夜風が気持ちよく 陸上の夜景がとても奇麗です。湾岸に出ると、レインボーブリッジやパレットタウンの観覧車がおもちゃのように明滅していて良い眺めでした。 こうして大佐は趣味と実益を兼ねた旅を充分満喫した。 |
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2001/08/16 緑の日々 | |
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小人戦隊の中でも非常に呪いにかかりやすい緑、黒、紫の3人トリオ。 今回は小人赤の会社にいる不幸のチャンピオンに挑戦しそうな、緑にスポットを当ててみようと思う。 この日、大佐の携帯に嬉々としたメールが舞い込んできた。 19:35 6/26からおかしくなり、買い替え直前だったPC2号マザーが突然復活! 呪いは消えたのか? 19:50 原因不明のマシントラブルもこれで一段落かな? 呪いなんて気の迷い!!暗雲立ち込めていた緑の頭上は完全に晴れ渡り、天使が飛び交う光に溢れ、 こうして呪いは終了した。 かに見えた。 22:04 うーん。今度はメインがおかしくなったようだ。 流石緑です。何と一日も持ちません!! 明智光秀も裸足で逃げ出す幸福時間です。 22:30 ただいまwindowsを入れ直し中。直るといいがね。 緑の頭上にはあっという間に、黒雲が寄り集まってきた模様。 しかも今度はメインです。前よりヒドイです。 22:37 起動中の怪しい文字化けと突然のシャットダウンがなおるといいな。 もはや希望的観測に頼るしかありません。 何しろ原因は不明なのですから…… 後にこれが前触れだったという事に、今はまだ気付けない緑だった。 |
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つづく |