COUPE 16V ISCVの清掃

アイドリングが安定せず、800〜1000回転の間でハンチング(勝手に回転数が上下すること)していました。走行には問題なかったのですが、信号待ちで不安定なアイドリング音をさせていると、故障車っぽくて恥ずかしいッス

ネットで調べてみると、ISCV(アイドルピードントロールヴァルブ)が汚れて動かなくなってハンチングを起こすことが多い、ということが判明。早速これを外してみると、カーボンで真っ黒。こいつが犯人ですね。

用意するモノ

手順
ISCVは、シリンダー状のハウジングの中でピストン状のパーツが電磁石のアクチュエーターで動くことで、バルブとして機能しています。

 


ISCVの位置

 


清掃後(清掃前の画像はありません)ナットの位置はこれぐらいでOK

結果
ハンチングはしなくなりました。アイドリングは950回転ほどで安定。

考察
なぜISCVが汚れるかというと、インマニから、エアがバイパス経路を逆流してくるからと思われます(アクセルを戻したときにはブローオフが作用して負圧が発生するので)。

防止するには、バイパス経路上の、スロットルに近い側に1WAYバルブを設けると良いかも。あ、今度はこの1WAYバルブが汚れるからダメですね(^^)

ISCVが機能しているかどうかを分解せずに確かめるには、ボンネットを開けて、エンジン停止状態で、誰かにメインキーをONまで回してもらい、ISCVから「カチカチカチ…」という音が2秒ほど聞こえるかどうかを診ます。聞こえればOK。

以上は16Vの場合です。16Vは製造されて5年以上の車ばかりですから、このようなトラブルがこれから増えるかもしれません。4mmナットの締め具合を確認するのにフィリオ氏の車のISCVを見させてもらいましたが、同じように汚れてました。20Vはどうなっているんでしょうね?