diary

自分が二十歳になった時 --- 14 January 2002

今日は『成人の日』でお休み、なんて人が多かったかも。

テレビじゃ成人式が平穏に終わったのか否か、ニュースとして流すほどのことでもないように思われることを云々言ってるし、外では振り袖姿の女性と着なれなさそうなスーツを身にまとった男性を目にした。ふぅーん、成人式に行く人って結構いるみたいね。

二十歳になったからといって、突然中身が変わるわけでもない。みんながみんな大人の扱いを受けるに見合う人間になっているわけでもない。そして、みんながみんな、行政サイドが思っているような理由で成人式に出席しているわけではない。
かくして、『荒れた』成人式が出来上がっていく…ような気がした。

二十歳の思い出に振り袖を着るため
久しぶりに中学の友人に会うため
数少ない出会いのチャンスを逃したくないため
ただ目立ちたいがためだけに

そしてダンナが妙案を出す。『成人試験』なるものを実施して、それに合格しないと成人になれない。試験の合否を決めるのはもちろん、成人経験豊富な御仁達だ。
合格できないと未成人ではなく『非成人』となる。毎年成人試験を受け直せるが、5年以内に合格できないと合格の条件が厳しく変更される。
もちろん、非成人は成人と違って社会的責任を負うには色々資質に欠けているので、様々な面で不利益を受けることになる。かくしてみんな、成人試験に合格すべく『成人式』に出席し、自分が成人に見合った人間であるとアピールするのだ。成人試験合格のための通信教育も受けたり、いやぁ大変である…

は? 私が二十歳になった時、成人式はどうしたかって? 後期試験の真っ最中、前日が勝負の私が成人式に行くわけがないのだ。

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