ABIT

SA6R

壮絶な最期を遂げたBX-2000+

パソコンはいつどんなトラブルがあるか分からない物だと言うことは承知していました。 が!今回のトラブルは初めて出くわすなんとも言いがたいパターン。 起動するたびにSCSIデバイスがマイコンピュータから1つずつ減っていき、 終いには電源入れても起動せず・・・。 できる限りチェックをしてみても一向に修復する気配なし・・・。 という訳で「だ〜頭来た、マザー買うかクソ!」ってな感じに。

よせばいいのに・・・

私はマザーボードはGIGA-BYTEと決めておりました。 理由はGIGA-BYTEって名前がカッチョイイからというだけ。 しかも(確かBX-2000+以降?)基盤が青く、これがまたイカす。 この時点では私はまだこだわりを捨てておらず、 あれほど奇怪なトラブルに直面したにも関わらず、 またしてもGIGA-BYTE製のGA-6OXM7Eをゲット。 面倒なのでHDDそのままでマザーだけを強引に交換。 復旧作業は若干の困難を要しましたが、何とか終了。 intel815Eチップの起動の速さに感動! こりゃすげぇぜ!・・・と、ここまでは良かったのですが、 この後調子に乗ってWin2Kとのデュアルブート環境作成に挑戦、 あえなく失敗(笑)! これによりフリーズしまくりの単なる超不安定版ハナクソWin2000マシンになり下がってしまい、 いかんともしがたい状態に。 「む〜これは何とかせねば・・・」 散々悩んで、この際新たにマシンを組んでクリーンインストし直す事を決意。 ・・・何やってんだか、もう・・・。

SA6Rここで登場

前述のハナクソWin2000マシンはサブに回す事に決め(グラフィック、サウンドがオンボードなので手軽)、 今回のメイン用は思い切って(笑)GIGA-BYTEを避けてSA6Rを購入。 「RAID超快適だからやってみそ」などと周りにそそのかされたのが理由の一つではあります。 SA6RにはオンボードでHi-PointのRAIDコネクタがついていて、 是非これを利用してRAID構築してみたいところ。 ちょうど以前からIBMのDTLA307020(20GB)を持て余していたので、 コレをRAID要員にする為同じDTLAをもう1つ(RAIDは同じHDDじゃなきゃ駄目というのをこの時初めて知った)、、 ついでにCPUとメモリもゲット・・・何だかんだでかなりの出費です。 でも、パソコン一台買うよりは全然安く済みました(笑)。

BIOSユーティリティが超便利っすね〜

これはABITに限った事では無いのでしょうけど、 今時のマザーはBIOSユーティリティでほとんど何でも設定出来ちゃうのはホント便利だなぁと思いました。 これなら早めにケースのフタ閉められますね。 GIGAはディップスイッチやジャンパをいちいち替えなければいけなかったので、 なかなか踏ん切りがつかなかったのに(笑)。

魅惑のRAID構築

物理的なデバイス設置と接続を済ませ、いよいよRAID構築開始。 ここで迷ったのが、FDISKとフォーマットです。 2台あるんだからやっぱ2つともやらんといけないのかな・・・? などと困惑してしまいました。 結論から申し上げますと、 まずはそれぞれFDISK。するとRAID-BIOSに認識されるので、 ここでSTRAIPING構築(2台目をHIDDEN設定)した後に、 再びFDISK。すると2台の容量が1台分で認識されるので、 ここでまとめてフォーマット・・・これで完成、と。 確かこんな感じでしたが・・・合ってます?(汗

さて、実際にRAID環境を使ってみると・・・ うおおおおぉぉぉ速ぇ〜!すっげー快適です。 起動も、ソフトのインストール作業なんかもいままでより圧倒的に速い。 また、今回使用しているIBMのDTLA307020が静か! いままで使っていた爆音バラクーダとは比べ物になりません。 特にCD-Rを使った焼き作業の効率が驚くほどUPしたのを実感しました。

しかし!またしても落とし穴が・・・

しばらく使っていると、やはりというか、またですかというか・・・問題発覚(笑)。

・起動時WinMeロゴの後、ブルーバックとともに「メモリが極端に不足しているため作業を続行できません」の表示
・ENTERを押すとアドレス保護違反うんぬんの表示
・ハングアップ・・・頭に来てリセット
・当然セーフモード、再起動すると今度はちゃんと立ち上がる

・・・この現象が毎回必ず発生という2段階起動マシンになってしまいました。 よくよく調べてみるとこれがIRQ不足によるトラブルである事が判明。 というのも、オンボードRAIDコネクタがIRQを2つ消費しているうえに、 順番を何も考えずに拡張ボードを刺してしまい(SA6Rは1番目と6番目、2番目と5番目・・・とリソースを共有しているらしい)、 さらにはBIOSでVGAとUSBにIRQを割り当ててしまっているという最悪の状況でした。 特に復旧の決め手となったのがBIOS。 SA6RのBIOSは、普通のマザーならDisableに設定されている項目がEnableになっていたり(もしくはその逆)していてハマりますね。 普通BIOSってあまりいじるものではないと思いますが、 逆にいじらないとハマるという、個人的には癖のあるマザーだな・・・と思いました。 その壁を越えてからは目立ったトラブルは一切無く、 実に快適!すばらしい!セーフモードの起動の速さも体感できたし(笑)。 しかし・・・最近GIGAからオンボードRAID装備、しかもDDR対応のマザーが出ているそうで・・・くそ。 次は絶対そっち。

ABIT SA6R 主な仕様
フォームファクターATX
チップセットIntel i815E
CPUソケットSocket370
BIOSAward
FSBクロック50〜250MHz(1MHz刻み)
メモリソケット168pinDIMM×4
拡張スロットAGP×1 PCI×5 PCI/CNR×1
I/OコネクタFDD×1 UltlaATA/100×2 UltlaATA100RAID×2
USB×2 PS/2×2 VGA×1 RS232C×1 パラレル×1 スピーカ×1 ライン出力×1 マイク×1 GAME/MIDI×1
オンボードサウンドAvanceLogic ALC2000(AC97)
RAIDHighPoint HPT370

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