9-3 副文のとき定動詞は文末へ

問題をリセットするには「更新 (F・5)」ボタンを!

正しいと思う[?]を選び、[確認]をクリックしてください。
問題は複数あります。(今の順番) /(問題の数)の右の [=>] を押して、次の問題に進んでください。

基礎を覚えよう

原則としてそれだけでは成立しない文章を副文といいます。副文は主文に従属して初めて意味を持ちます。そこで従属文とも言います。

「お腹が痛いので」という文は、例えば「薬を飲む」という文に従属して初めて意味が完結します。

つまり「お腹が痛いので」は副文、一方で「薬を飲む」は主文です。

主文では動詞/助動詞の人称変化形(=定動詞、助動詞でも定動詞という)は、第2位(意味的に2番目)に来ます。

Er spielt jeden Tag Tennis. 「彼は毎日テニスをする」
Jeden Tag spielt er Tennis. 「毎日彼はテニスをする」 
Tennis spielt er jeden Tag. 「テニスを彼は毎日する」

定動詞が第2位にあるので、どれも正しい語順です。

さて副文では定動詞は文末に置きます。さらに主文と副文の間はコンマで区切らなければいけません。

Er ist gesund, weil er jeden Tag Tennis spielt.
「毎日テニスをするので、彼は健康だ」

主文では、定動詞が第2位に、副文では文末に来ていることを見てください。

また、副文が主文の前に来るときは、

Weil er jeden Tag Tennis spielt, ist er gesund.

となり、後ろの主文の先頭に定動詞が来ることになります。これは前の副文が、主文を構成する要素の1つのように感じられ、その後ろ(第2位)に、定動詞を置くことになるからです。

疑問詞が従属接続詞のように使われることがあります。いわゆる間接疑問文ですが、そのときも副文になることに気をつけてください。

Wo wohnt der Mann? 「その男はどこに住んでいますか?」(直接疑問文)
Wir wissen nicht, wo der Mann wohnt. 「その男がどのに住んでいるか、私たちは知らない」(間接疑問文)