5-1 名詞の格の基本的な意味

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基本を覚えよう

名詞を文中で使えるようにするため、ドイツ語では名詞を格変化させます。格変化は本来名詞そのものの変化でしたが、現在では名詞の前に付く冠詞[類]が格変化を担っています(一部で名詞の変化も残っています)。

格変化は1から4までの数字で呼ばれるのが普通なので、それぞれの格になると名詞が文中でどんな役割を与えられるのか、まず始めに覚えておく必要があります。

それではまず日本語の「男」という名詞を使って、1格から4格までの役割を覚えましょう。

男は恋をした」とか「男が泣いた」のように、主語になるのは → 1格です。

「そのとき涙を流したのは、男だ」のように述語になるのも → 1格です。

男の涙」「男の告白」のように、所有の意味になるのは → 2格です。ただしドイツ語では、後ろからかかります。「涙・男の」「告白・男の」といった感じです。

「彼女は男に希望を与えた」のように、間接目的語になるのは → 3格です。

「結局彼女は男を捨てた」のように、直接目的語になるのは → 4格です。

完全に覚えるまで左の問題を繰り返してください(「更新/再読込」ボタンを押すと、問題はリセットされます)。
述語として、「(~は)・・・です」
主に間接目的語、「・・・に」
後ろから所有の意味、「・・・の」
主語として、「・・・は/が」
主に直接目的語、「・・・を」