2003/11/01(水) 晴
 かくて、11月である。霜月である。
 ちなみに陰暦では、1月 睦月(むつき)、2月 如月(きさらぎ)、3月 弥生(やよい)、4月 卯月(うづき)、5月 皐月(さつき)、6月 水無月(みなづき)、7月 文月(ふみづき)8月 葉月(はづき)、9月 長月(ながつき)、10月 神無月(かんなづき)、11月 霜月(しもづき)、そして有名な12月は師走(しわす)である。
 ちなみに、「霜月」の由来は、霜が降るようになるところから「霜降月」と呼ばれたのが変化したものというのが定説らしい。冬の到来は万物の力の衰えを意味する。このため、冬越えの力を蓄えるために、各地で「霜月祭り」なる祭事が行われたという。

 駆逐艦の名前としては有効な名称である。微妙にマイナーなクラスなので架空艦に使っても違和感が無いのがよい。(睦月級などの陰暦の月名称の艦は実在するので、「実在の……とは異なり」と薀蓄を語るとなおベター……って月初めから意味不明なネタだな)。
 そんなわけで土曜出勤でふらふらなのであった。はぁ。



2003/11/02(日) 晴
 ……そんなわけで、神様も帰ってきたことだし、ココストア氏を連行して久方ぶりの大須巡礼である。今回は珍しく狙ったターゲット一点狙いで鋼鉄の咆哮2 エキストラキットのみの購入である。
 これはもう買わずばなるまい。お値段 3,880円也(定価は4,800円なので2割引)。かつて『鋼鉄の咆哮2』を 8,330円で買った私としては、隣で『鋼鉄の咆哮2 プレミアムパック』(鋼鉄の咆哮2本体+エキストラキット)が9,440円(定価は11,800円)で売っているのが少々納得いかないが、廉価版発売で単純に定価が下がることに比べれば、また、分割購入可能なことも考えればまだ良心的とも言えるか。

 そんなわけで、大英帝国プレイの前途を危ぶみつつ、今度は映画鑑賞である。今回のターゲットはアイデンティティーである。
(『ボーン・アイデンティティー』ではない)
 ってゆーか、私は『キル・ビル』を主張したのだが……だから、ホラーは駄目だゆーとろーが、ぜーはーぜーはー。
 ……というか、私自身は不覚ながらこの映画のことを全然知らなかった。最近映画情報は映画館で映画を観るときの前宣伝で得ているという情け無い私である。しかし、インターネットで下馬評を観ると悪くは無い。
(もっとも、私的に世紀の大傑作な『スパイ・ゲーム』の異様に低い評価私的に世紀の駄作である『サイン』の異様に高い評価を見ると、他人の評価なんて当てにはならないとは思うのだが)
 で、インターネットで概要ストーリーだけ観て観に行ったのだが……。

 やはり、この手のサイコ・サスペンスは予備知識なしで見るのがよろしい。そんなわけで、「ある豪雨の夜、モーテルに避難した男女が次々と殺されていく……犯人はいったい誰なのか?」という内容のサスペンス・ホラーであることのみを知って観に行った私は、割と幸せだったのだと思う。
 冒頭に「この映画の最後は決して他の人には話さないでください」という決まり文句が出るのだが、この手の文句が出る映画は駄作だというジンクスがある。で、冒頭この映画でこれを観たとき私は不安になったものの、結果から言うと出来は決して悪く無い映画だった。
 ……激烈にメジャーにもならないとは思うが。個人的にはいくつか突っ込みたい点もある(話を圧縮して90分にしたのは評価するが、なんか、かなりシーンがカットされているような……)が、この手の映画が好きなら見ても損はしないだろう。
 もっとも、未だに怖くて観てない『キューブ』程はカルトな人気は出ないだろうが……『キューブ』観てみるか……でも怖いなあ……うぅ。



2003/11/03(火) 雨
 昨日とは打って変わって雨である。大雨、というか、豪雨である。
 仕方ないので、鋼鉄の咆哮2 エキストラキットに燃える。
 単独でもプレイできる、というのがエキストラキットの売りだ。実際のところ、パワーアップキット兼追加シナリオ集といった感じで、追加シナリオの部分のみが、単独でも遊べる、といった感じである。

 しかし、せっかくなので新システムに旧『鋼鉄の咆哮2』のデータを移植して遊ぶことにする。旧『鋼鉄の咆哮2』のD−1ステージのような強力な艦隊を率いた時のみのトラップもあるかもしれないが、それもまたよしといったところだ。
 データコンバートは付属しているデータコンバータを使う。起動すると、下になにやら書いてある。

ユーザーデータを変換する際、「鋼鉄の咆哮2」で設計された艦船は全て解体され、部品在庫に入った状態で「鋼鉄の咆哮2エキストラキット」に引き継がれます。
 ……なんですと?

パラメータに変更が加えられている分、仕方ないのかもしれないが、それにしても何とかならなかったのだろうか……ぶつぶつぶつ。

 まあ、ゼロからの再スタートよりはマシなので、泣く泣くデータコンバート(もっとも、元のデータはそのまま残る)して、いざ「鋼鉄の咆哮2エキストラキット」に挑戦である。

 で、いそいそと起動する。デモシーンは変更なしなので飛ばして、さっそく開始である。
 「鋼鉄の咆哮2」と同時インストールすれば、エキストラキットの新システムで旧「鋼鉄の咆哮2」シナリオを遊ぶことができる。したがって、データコンバートした場合も旧「鋼鉄の咆哮2」シナリオができるのだが、せっかくなのでエキストラキットの新シナリオを遊ぶことにする。
 使用するのは旧「鋼鉄の咆哮2」で最強だった独逸艦隊である。合衆国艦隊もいいところまできているのだが、独逸には及ばない。大英帝国艦隊は言うに及ばずだ。ちなみに、私は大日本帝國艦隊は未だプレイしていない。えーっと。
 で……開始。自艦隊の栄光ある艦艇はやっぱり全て解体されており、自艦隊の艦艇は独逸型駆逐艦のみになっている。はぁ。
 とりあえず、双胴戦艦に武装をしこたま搭載して最強艦を一隻建造することにする。設計はかなり適当だったが、まあ、それでも砲塔型レールガンを搭載、ヴォルケンクラッツァーでも出現しない限り苦戦することはあるまい。
 いざ出陣! ……って、せっかく作った双胴戦艦が出撃時に選択できない。あら?
 また、いきなりのバグかとも思ったが、よく見ると下にこう書いてある。

【現在の編成値 40
 ……?

 更に見ると、自艦の隣にもなにやら書いてある。
【戦艦 ブランデンブルク 編成値 1000
 ……!

 やるな、光栄。

 というわけで、私は泣く泣く新設計の駆逐艦を竣工させることになったのであった。もっとも、ゲームバランス自体はゼロから始める人向けになっているので実際には新設計の駆逐艦でも難なくクリアできたのだが……。  序盤戦はパルスレーザーを4基程度装備しただけの高速駆逐艦でも簡単にクリアしていくことはできる。独逸伝統の15.5cm砲装備の大型駆逐艦よりこちらのほうが楽なくらいである。勿論、中盤以降は流石にこれでは辛い。  しかし引継ぎデータでのプレイであれば、編成値が充分無くても継続して圧倒的パワーで残りの面をクリアしていく方法が一つある。空母を使うのである。
 ほとんど裏技で、前作で航空技術を充分上げていた人にしか通用しないのだが、通常型の空母であれば大型艦でもせいぜい編成値は60ポイント程度なので、これに強力な艦載機を搭載して出撃すれば中盤戦までは無敵を誇ることができるのだ。戦艦の編成値がえらく高いことを考えると、これは超お得である。しかも、エキストラキットでは艦載機が追加されており、独逸には対潜ヘリが追加されている。この対潜ヘリ、なんと、対艦ミサイルと対潜魚雷を併せ持つという超優秀な機体なのである。航空決戦主義、万歳

 で、取り急ぎ、エキストラモードをクリアする。最後にはドリル戦艦を投入したものの、トータルとしては簡単だったといえる。もっとも、引き継ぎデータなしでプレイしたらこうも楽勝ではなかったかもしれないが。

 そんなわけで、一通りプレイした上で、前作との主な違いを挙げてみる。前宣伝で結構情報は出ていたのだが、あまり知られていない話もあるので、参考までに。

・従属艦のみならず、自艦も「編成値」による制限を受けるようになった。
・従属艦に自分で設計した艦を使えるようになった。
・従属艦を喪失した場合は救出費用が必要になった。
・戦艦に対潜ミサイルVLSが搭載可能となった。
・艦載機の種類が増えた。
・チャフ発射装置など、武器の種類が増えた。
・電磁防壁管制戦艦など、従属艦の種類が増えた。
・特殊戦艦など、艦体の種類が増えた。
・特殊巡洋艦や特殊戦艦に小型艦載艇が搭載可能となった。
・技術力の上限が増えた。
・クリアした面は、いつでもどの面でも再プレイ可能になった。

 主な違いはこんなところだろうか。マニュアルにも書いてあるが、特に「戦艦に対潜ミサイルVLSが搭載可能となった」ことは大きい。これで、普通に戦艦で対超兵器潜水艦作戦を展開できるようになったのだから。

 もう一つ大きな違いは設計した自艦を従属艦としても使えるようになったことだろう。専用パーツで従属艦を設計、という話もあったが、蓋をあけてみると設計した自艦をそのまま従属艦として使えるという嬉しい仕様になっていた。
 編成値さえ充分にあれば自分で設計したどんな艦でも自由に選んで4隻からなる戦隊を組むことが可能である。これで、かつてはほとんど役立たずだった従属艦も非常に強力な戦力として活用できるようになったわけである。
(ただし、自艦の設計上限保有数は変わっていない。従ってどの艦を解体するか悩むことになる)

 編成値の制約は受けるが、艦種は問わないので、かつて夢であった空母4隻から構成される艦隊(戦隊)も組むことが可能だ。
(もちろん搭載機は自艦として搭載したものがそのまま引き継がれる!)
 ……ただし、従属艦の空母が沈んだ場合には、多大なる救出費用もさることながら、自艦が沈んだときと同様に搭載機が全部喪失するという点に注意する必要がある。ハウニブーIVのような一部隊50,000(桁の間違いではない)もする艦載機を満載した空母が沈んだ場合の損害は天文学的金額となるので要注意ではある。

 その他、目新しい点では、ようやく特殊巡洋艦の謎が解けた、とも言える小型艦載艇の存在があるが、特殊巡洋艦で最大4隻が搭載できるだけなので、これは気休め程度かもしれない。

 なにはともあれ、サバイバルモードなどの追加要素も満載なので、当分遊べることは間違いない。これで通信対戦モードの追加があれば完璧だったのだが、これは贅沢だろう。
 中でもオマケの摩天楼サバイバルモードは必見である。(笑)

 旧作のファンなら後悔することはない。買いだ。(爆)
(しかし、なんで起動CDプロテクトかけるかな、光栄……ノートでプレイしてる私にはかなり迷惑なのだが)



2003/11/04(火) 曇
 そんなわけで、連休(私にとっては二週間ぶりの日、月の連休)も終わり、お仕事である。で、帰ってきてから毛手毛手のメールで今週が岐阜基地の航空祭と気付いて大慌てでココストア氏に電話する。無論、モーニングコールの予約である。(爆)
 ……で気がつくと深夜まで『鋼鉄の咆哮2』の話題で盛り上がっている。いいのか?(馬鹿)



2003/11/05(水) 曇
 そんなわけで、帰ってきてから『鋼鉄の咆哮2』である。英国艦隊放り出して、かつて最強の名をほしいままにした独逸艦隊である。

 ……で、3日に書いたエキストラキットの違いで一つ書き忘れていたことを思い出す。

・対艦/対地攻撃モードと対空攻撃モードで照準カーソルの形状が変化するようになった。
・テンキーの「0」で対空攻撃モード、「.」で対艦/対地攻撃モードという操作から、「0」で両者の切り替えに操作が変更された。

 ……これは非常に便利な変更なように思える。一目で対艦/対地攻撃モードか対空攻撃モードかが区別できるのだ。

 ……ただし。

 全兵装が自動攻撃モードになっている場合はカーソルは指マークとなり、照準マークにならない。従って、対艦/対地攻撃モードか対空攻撃モードかも区別できない。
 ついでに言うならば、従来ならば、「0」を押せば必ず対空攻撃モード、「.」を押せば必ず対艦/対地攻撃モードになったが、「0」で両者の切り替えに操作が変更されたがために、カーソルが指マークで下部パラメータ表示をオフにしている場合はどっちのモードになったのか全く区別が付かないのだ。
 まあ、対空砲弾の爆発パターンで区別できるといえばできるのだが……でも、数少ない、これは改悪ではなかろうか、うぅ。



2003/11/06(木) 曇
 そんなわけで、雨かと思ったが雨が降らなかった木曜日である。
 今週ももうすぐ終わり、あとひとがんばりである。……今週「も」ではなく、今週「は」かもしれないが、まあよい。
 ……はぁ。


2003/11/07(金) 曇
 そんなわけで週末である。
 なんとか週末定例の午前様は回避したものの、僅差である。

 うぅ。
 うぅ。
 ね、寝るべし。



2003/11/08(土) 晴
 とりあえず、お休みな土曜日であるので床屋に行く。  で、さっぱりした後、明日の航空祭に備えて兼ねてからの懸念であったデジタルカメラ購入に赴くことにする。……流石に EXILIM EX-S3では厳しい。
 要求仕様は次の通りだ。

・SDカードであること。
 (VAIOを除けばうちの環境はSDに統一されつつある)
・光学ズーム10倍以上であること。
 (航空祭で使うのだから大ズームは必須だ)

 ……だが、一見厳しくないこの条件を満たす機種は実は限られている。実際のところ、出たばかりのPanasonic FZ10か、旧機種のPanasonic FZ2、それにMINOLA DIMAGE Z1しかないのだ。

 ……で、新し物好きな私は結局 Panasonic FZ10 を選定することにしたのであった。 Panasonic FZ10 は電源が乾電池ではなく専用電池であるという欠点はあったが、約400万画素と全域F値2.8、そして光学12倍ズームという性能的なアドバンテージは捨てがたい。
 ……っつーか、MINOLA DIMAGE Z1の電源が単三電池って、FZ10 を買った後に知ったんですが。(馬鹿)

 少し鬱になった私であるが、気を取り直して一日の締めに不在者投票で選挙に行くことにする。誰に投票するかは個人の考え方次第だが、最高裁国民審査の方は事前に自分で調べて前知識を得ておく必要があるので要注意である。
 はぁ。判例と各裁判官の意見くらい、現場で小冊子を配るべきだと思うがなあ……って今に始まったことじゃないが。インターネットで自宅で調べられるだけまだマシというべきか。


 で、そのあとで例によって『鋼鉄の咆哮2』である。
 エキストラキットの新型艦、双胴空母をゲットしたので、さっそく設計してみる。
 取り急ぎ格納庫を一杯積んで、武装は対空ミサイルに機銃と……。

 「搭載個数を越えました」

 ……なんですと?

 ……どうも艦船には搭載するアイテム(装備)数に上限があるらしい。それでも強力な砲塔型レールガンのような武装は、積みたくともスペース的に多数は積めない。普通の艦船であれば(7.7mm機銃を山ほど積んだ双胴戦艦などと馬鹿なものを作ったりしない限り)通常は上限に達することはないのだ。
 しかし、空母の場合は格納庫を多数搭載する。従って上限にあっさり到達してしまうことになったのだ。むぅ。

 ……で、笑えるのでココストア氏に報告してみる。
「いやぁ、双胴空母ってのを手に入れたんだが、これが、格納庫を設置するのが面倒で、おまけに笑えることに……」
大型格納庫使えばいいんでない?
「は? 何ですか、それは」
格納庫選んだときに、右下で種類選べば……
「は? 何ですと?
……まさか知らなかった? ちなみに笑えることって何よ?
「それって格納庫4つで1つのパーツなの?」
もちろん、そうだけど?
「……まさか、ひょっとして……」
 そのまさかだった。
 大型格納庫で搭載個数の件はあっさり解決したのだった。
 馬鹿です、自分。



2003/11/09(日) 雨のち曇
 そんなわけで岐阜基地航空祭である。熊ゴロー氏を強制連行して出撃する……が、基地前の大渋滞に突入、これ以上の前進困難と判断して反転、かがみはら航空宇宙博物館に停めたおかげで、基地まで延々と歩くハメになる。本当に延々と歩く。ぐぅ。
 それでも一応、オープニングセレモニーのF15、F4、F2の飛行展示などは観ることが出来た。しかし、新兵器の Panasonic FZ10 は全く活躍できなかったのだ……。

 いや、カメラが悪いわけではない。
 私の腕が悪いのだが……それを承知の上で述べよう。飛行展示のような遠距離かつ高速の被写体をとる際には、広角のファインダー内で構図を決め、ピントを合わせると同時にズームイン、すばやく構図を決める必要がある。
 しかしながら、Panasonic FZ10 のオートフォーカスは決して鈍足ではないものの瞬時にピントが合うとは言いがたい性能しかない。もっとも、これは決して FZ10 の性能が悪いことを意味するものではない。(他機種に比べて極端に遅いわけではないからだ) 元々このような場面では銀塩カメラであってもマニュアルフォーカスが要求されるのが普通だ。

 そして、FZ10にはマニュアルフォーカスモードもきちんと用意されている。
 ところが、FZ10には安物のデジカメと違って無限遠でピント合わせするという感覚はない。従ってピント合わせにも腕が要求される。
 それだけではない。銀塩カメラであればズームインは一瞬だが、電動ズームを採用しているFZ10ではズームインに一瞬の間が生じる。
 さすがのFZ10にも手動ズーミングは用意されていない。銀塩カメラの大口径望遠レンズと比較した場合、時としてこれは致命傷となる。

 要するに、EXILIM EX-S3などではお話にならないのだが、Panasonic FZ10 の場合は「お話になる」レベルになってしまったが故に、撮影者の腕がそのまま反映されてしまうのである。

 そんなわけでオープニングセレモニーのF15、F4、F2の飛行展示は、今回全く撮影できなかったのであった。まぁ、ファインダー越しや液晶画面でなく、肉眼で眺めるのも、それはそれで味はあるが。

 だが、悲劇はこれに止まらなかった。折からの曇天が雨に変じ、異機種大編隊の飛行展示は中止、ブルーインパルスの飛行も怪しいという状況になってしまったのである。天気は最悪、展示飛行も中止となれば盛り上がらないことおびただしい。  それでも午後は雨も止み、ブルーインパルスは見事な編隊飛行を見せてくれたものの低空まで雲が覆い、派手な飛行は無く、全体として今ひとつ盛り上がらない結果となってしまったことは否めない。
(編隊を組んでの離陸や、編隊を組んだままでの旋回などがいかに高度な技術かはもとより承知しているが……)

 期待の地上展示はというと……飛行開発実験団の基地だけあって空自の機体はいつもの如くOH−1やF−2など豪華絢爛なもののこれは例年通りのことで、米軍機の方は米空軍のF−16Cが2機のみ。……去年も今年もホームページに書いてあった海兵隊のハリアーはどうなったよ。
 はぁ。そんなわけで、残念ながら今年は今ひとつな結果だった。ロック岩崎氏も来なかったし。

 ……で、憂さ晴らしに閉店時間間際のグッドウィルで HP PSC 2550 Photosmart を購入してしまう。(自爆)
 いいのか、俺。



2003/11/10(月) 曇時々雨
 どうも天候が安定しない今日この頃である。

 そんなわけで、筋肉痛に悩まされる。正直言って泣きそうである。たかがあの程度の距離を歩いたおかげで、ここまで苦しまねばならないとわ……ぐぅ。  悔しい、うぅ。



2003/11/11(火) 曇時々雨
 未だ天候が安定しない今日この頃である。

 そんなわけで、筋肉痛に悩まされる。……って言うか、どっちかというと、むしろ腰痛である。
 あぅぅ。
 あぅ。

 認めたくないものだな……若さを失ったがゆえの体力の衰えというものは……あぅ。



2003/11/12(水) 曇
 キーを捻る。MD14E、水冷4サイクルDOHC4バルブ直列4気筒エンジンが咆哮する。250ccのエンジンの咆哮は大排気量エンジンに比べればかわいいものだが、CBR250の血を引くエンジンは高回転数で絶大なパワーを搾り出す。

 ちらりと時計を見やり、スロットルを回す。
 そして……クラッチを入れる。
 激しいバトルが始まった。

 日付変更線とのバトルは今日は勝利に終わった。だが、あれが最後の日付変更線とは思えない。新たなる日付変更線とのバトルが……。
 あぅぅ。
 馬鹿なこと言ってないで、寝よう。




2003/11/13(木) 曇
 会社の飲み会でばたんQする。
 っていうか、も、猛烈にねむい……ふわわ。
 ぱたっ。





2003/11/13(金) 晴
 そんなわけで、天晴れな秋晴れである。
 平日ならどこかに出かけているところだが、あっさり敗北して午前様する。
 敵は時速1674km、秒速にして465m……流石に手強い。
 はっはっはっ。

 はっ。





2003/11/15(土) 曇時々雨
 休日なのでまったりと家で松浦まさふみ氏の『機動戦士ガンダムReon』を読む……。

「船長を連れて脱出しろ」
『拒否いたします』
「何故だ!」
『その必要は無いからです』

 ……燃え。
 で、大須に行って同氏の『アウターガンダム』、『ムーンクライシス(上・下)』をまとめて買ってきて読みふける。

 ……燃え。
 ただ、記憶と異なり、あの印象に残る名台詞、
「血塗られた道だ!! 免罪など乞わん!!」
 が、名悪役、タウ・リンの台詞でなかったのが意外である。
 実はこの台詞、ネオ・ジオンのベルム・ハウエルの言葉だったのだ。考えてみれば良心の呵責があるが故にこういう台詞を吐くわけで、純然たる悪役の台詞ではない。っつーか、終始徹底して悪役なタウ・リンと違って、このベルム・ハウエル、姫君の忠実な臣下として割といい役回りだったりするのだよな……。ネタばれになるので隠すが、最後の台詞がまた……。

「……愚かなことを聞くな! 命をかけてまがい物に忠誠を尽くすバカなどおるものか」

 ……泣ける。

 なんにしても、ガンダム・ワールドというより、独自の世界観を基に作られたこのシリーズ(それでいて要所要所に本編との密接なつながりがあったりする)、多分賛否両論あるのだろうが私は割と好きだったりするのである。ありがちなストーリーであってもそれを熱く語れるのならそれもまたよいと思うし。無人機ファントム、そして、アンチ・ファンネル・システム……燃えることこの上ないではないか。
 読んだことが無いのであれば、読むべし。



2003/11/16(日) 曇のち晴
 で、今度は浜松の航空祭である。朝から曇天、岐阜の悪夢が脳裏に蘇るが、振り切って出撃する……とはいえ、悩んだ挙句の出撃で家を出た時間が8時30分という完全にやる気の無い体制だったため、飛行展示は基地外周で駐車場にも入る前の大混雑の中、バイクに跨ったままF−2の高機動飛行を観たのみという有様である。当然買ったばかりの LUMIX DMC-FZ10 の出番はない。
 ぐぅ。

 前々回は昼に飯を食っている間も上空でイーグルが乱舞していた気がするが、今年は飛行展示は午前中のみ、午後はブルーインパルスまで飛行展示は無しという有様……無念。

 仕方ないのでとりあえず売店にでも行こうかと思ったら食い物屋の通りで大混雑に掴まる。ぐはっ。
 岐阜みたいに店舗の間に抜け道を用意しておいてくれよ……。

 で、何とか抜け出してグッズ店に赴くが……なんで航空祭のパンフレットが有料(200円)やねん!
 ぜーはーぜーはー。
 とはいえ、買ってしまう自分が哀しい。うー。
(後でマスターK氏に聞いたところによると無料のゲラ刷りパンフレットもあるそうだが、無料のものは部数が限られており、早朝に行かないと手に入らないというかなりのレアものらしい……なんなんだよ、それわ)

 ちなみにグッズ関係の品揃えは中部圏で実施される航空祭としては充実している。恒例の飛行機マウスパッドやタービンブレードキーホルダー、記念スタンプ付き切手台紙(価格は1,000円、切手自体は飛行機に全く関係ない……なんでやねん)の他にも、F−15とF−2のクリアケース(各200円)やエアロックの機体模型(完成品、5,000円)などがあった。エアロック完成品模型は欲しかったのだがタンクバックしか持って行かなかったので持って帰るすべが無かった……。
 浜松葵郵便局はイーグルやF−2などの写真付き切手(1,000円、絵柄は何種類か選べるが、切手自体の下に写真が付いてくるという代物で厳密には写真が切手になるわけではない)なるものを日本初と称して売り出していた……が、これが料金先払いで後で郵送という代物。本当に届くんだろうな、おぃ。
(って、あんた買ったんかい)
※ 後日、ちゃんと届きました。(笑)
 他にはエアロックのデカール(200円)と303TFSのTシャツ(2,000円)くらいか。……って結構買い漁っている私である。

 さて、期待の地上展示機であるが……は、ハリアーがいない。
 やっぱりというかなんというか……米軍機はホーネット2機のみである。 百里のRF-4EJ や E-2C 、浜松地元の E-767 など、空自の中でも珍しい機体は結構いる(岐阜でさえこれらは見られない)のだが、最近は米軍機はさっぱりである。空自の機体そのものは定番のイーグルやF−1、F−2、T−3、T−4、C−2など結構充実しているのだが……むぅ。

 仕方ないので、今年こそは資料館を観ようと、とぼとぼと駐車場に向かって歩き始める。メイン会場と資料館は結構離れているのだ。とはいえ、資料館は基地内、基地外の広報館と違って滅多に入れるわけでも無い(通常は予約制)のでこの機会に観ておきたかったのである。(航空祭の際には開放されるので毎年観ることはできるが……)

 建物自体はかなり落ち着いた建物である。……で、観た感想はというと……。ミーハーな視点で見るなら1/500スケールで統一された旧陸海軍機の無数の模型が圧巻である。全部で何機あるのかは知らないが、かなりマイナーな機体や試作機の模型まで展示されていて興味深い。

 しかし、他の展示は正しく資料館といった趣で、良くも悪くも正攻法な展示であった。
 展示を見てどんな思いを抱くかは個々の考えであって、ここにあるのはその材料に過ぎない。それが全てではなく、たとえ真実の一部に過ぎないとしても、過去の事実を闇に葬り去るのではなく公開し、公開する側が観る者に考えてもらうことが重要であると考えているならば、少なくともその姿勢は評価するべきだろう。

 敢えて言うなら……。
 基地内で限られた人のみに展示するのは惜しい気がする。確かに一般受けはしないかもしれないが、色々な意味で多くの人に見てもらい考えてもらいたいと思うものである。


 ……なんというか、いきなり硬い文になってしまったが、そんな想いを抱かせる展示だった。
 気を取り直して。
 広報館まで足を伸ばそうかとも思ったが、ここでブルーインパルスの飛行展示開始の放送があったので駐車場まで戻ることにする。……というか、今回は駐車場でブルーインパルスの飛行展示を観ることになる。(あうっ)
 展示そのものは曇天一転しての快晴に恵まれたこともあって、キューピッド、スタークロス、レター8など、豪華なものだった。ロック岩崎が今年は来なかったのは残念だが、その分ブルーインパルスが頑張ってくれたのでよしとしよう。

 そんなわけで、例年通り今年の満足度は浜松がやはり一番という結果だった。(イチバンって比較対象が曇天&雨の岐阜基地じゃなぁ……)

 来年も浜松は行くべし、だ。



2003/11/17(月) 曇のち晴
 そんなわけで、ようやく肌寒くなってきた今日この頃である。といっても凍えるほどでは無いのだが……ついこの間まで暑かったのに比べれば格段の進歩である。(進歩ってなんだよ)
 というか、昨日の浜松の航空祭にしても昼間は猛烈に暑かったので半袖Tシャツ姿でしたよ、えぇえぇ。

 もっとも、平日の事務なサラリーマンの生活ときたら、朝まだ寒いうちに出勤して、昼は空調の効いた社屋に篭もり、夜とっぷりと日も暮れたころに帰ってくるだけなので、夏だってそんなに暑かったりするわけではないのかも……。 (それって「のどもと過ぎればなんとやら」じゃないのか?)

 まあ、暑いよりは寒い方がいいわけで。理由は簡単、服を脱いだって暑いものは暑いが、寒いのは服を着れば何とかなるからだ。(北の果ての方々、そんな目で見ないでください、あくまで私の住んでいる地方の話なので……っつーか、京都とかもそうですが、夏の蒸し暑さは真面目に死人が出るほど尋常ではないのですよ……とかいうと沖縄の人に今度は刺されるか?)

 そんなわけで、まあ無事に秋らしくなってきてめでたい限りであると思う今日この頃である。(謎)



2003/11/18(火) 曇のち晴
 バイク盗られまちた。
 ……ショックで前が見えないので今日はここまで。



2003/11/19(水) 曇
 少し調べてみた。

 2003年上半期のバイク盗難認知件数は75,498件、減少傾向にある(PDF)とのこと。単純に、411台/日、1時間に17台盗まれている、ということになる。
 検挙件数は5,885件、計算すると検挙率は 7.8%ということになる。正直言って、思ったよりも高い。
(1%にも満たないと思っていた)

 ちなみに、車は認知件数 32,542件、検挙件数 5,755件で、検挙率は17.7%である。
 平成15年1月末の自動車数は、二輪3,171,618台、四輪74,099,702台、三輪3,584台だそうなので、単純計算で盗難にあう確率は2.4%となる。
 四輪では、……確率が低すぎて計算できない。世の中とはこういうものだ。  2.4%が多いのか少ないのか、それは考え方に拠るだろう。ただ、確かなのは……私もその仲間入りをしたという事実だけだ。



2003/11/20(木) 雨
 雨である。まるで、俺の心を現すかのように……。
 もう、なんというか、ブルーである。

 はあ。



2003/11/21(金) 曇
 限りなく青な今日この頃、『凶鳥 フッケバイン ヒトラー最終指令』(佐藤大輔 著)を読み終える。最初はベタな戦記モノかと思っていたら、事態は意外な方向に発展していき……。

 おぃおぃ、こういう展開かよ

 あとがきにもあったが、びっくりな展開である。まさかこういう展開になろうとは……しかし、1943年の秩父山中の事件っていったいなんだ?




2003/11/22(土) 曇
 果てしなく青な今日この頃、世間が三連休な中お仕事である。
 はぁ。

 鬱だ、寝よう。



2003/11/23(日) 晴
 更に蒼く染め上がる今日この頃、毛手毛手に大須経由で名古屋モーターショーに出かける。……駐車場に停めるまでに2時間半もかかる。あぅっ。
 で、終了まであと1時間という有様である。ぐはっ。

 おかげで二輪しか見れない有様である。いや、二輪だけでもお腹一杯にはなれたのだが……SUZUKIのG−STRIDERもちゃんとあったし。

 で、そのあとで『THE LAST SAMURAI』を先々攻上映で観に行く。トム・クルーズ主演の侍映画ということで、全く期待しない、というか、どんなゲテモノ映画を見せてくれるのかと思ったら……。

 どっこい、まともな映画……というより、本気で「いい映画」であった。悔しいが、認めざるを得ない。ぐぅぅ。
 なんか悔しいが、いい映画である。確かに時代考証不明の新型速射砲や新政府の謎の忍者軍団などの突っ込みどころは在るが、いい映画であることは間違いない。
 むぅ。しかし、この映画、アメリカで受けるのか?



2003/11/24(月) 晴
 祝日でちゃんとお休みできたので、昨日の雪辱を晴らすべく、今度は名古屋駅から直通バス名古屋モーターショーに行くことにする。

 駐車目的の車と違い、バスは優先して入れてもらえるので到着がそんなに遅れることは無いはずだ。

 ……で、案内を見て沈黙する。

ご案内
●1名様よりご参加いただけます。
●当日販売のみになりまます(前売販売はいたしません)。
●旅行代金は当日「のりば」にて係員にお支払いください。
●バスの所要時間は35〜45分です。 
●出発時間は予定のものです。

 いや、ここまではいい。「1名様よりご参加いただけます」っつーのが、妖しさをかもし出しているにしても、まあ、許そう。
 問題は此処からだ。

●食事は付きません。
 ……食事?

●添乗員は同行いたしません。斡旋員またはバス乗務員がお世話いたします。
 ……添乗員?

 いや、別に深夜バスで東京モーターショーに行こうというわけではないんだが……。

●最少催行人員1名様から出発いたします。催事が中止の場合は催行を取りやめさせていただきます。
●上記料金にはモーターショーのチケット代は含まれていません。別途ご購入ください。

 ……客がひとりだったら中止とかねーだーろーな、おぃ。

 運営が観光旅行会社なので、フォーマットに従って書くとこういう馬鹿な案内になるのだろうが……少しは考えて書けよ。(爆) 深夜バスだって弁当なんか販売しないぞ。まさか、キャンペーンギャルの添乗員がいないとか文句を言った奴がいるとも思えないが……。
(……いないよな? いないと信じたいぞ、俺は)

 はあ。
 で、バスは順調に目的地に到着したのであった。もっとも、今日は雨が降っていたせいか、昨日の殺人的混雑に比べればずいぶんマシだったらしい。 (余談だが、帰りは駅付近でえらく混んでいたせいでずいぶん遅くなった……)

 で、取り急ぎ昨日見られなかった四つ輪の方をまず観に行くことにする。昨日は二輪の跨り放題な各種バイクの展示でお腹一杯になって充実した1時間ではあったものの、他のものは何も見ていなかったのである。

 そんなわけで二輪の数倍の面積を誇る四つ輪である。
 っていうか、会場は3つに別れているのだが、そのうち2つは四つ輪メインなのである。ついでに言うと残りの一つは一応二輪メインなのだが、全部が二輪ではないし、そもそも3つの中で二輪メインの会場が最も狭いのだ。
 公式には下記のようになっている。

1号館のご案内 13,872平方メートル
●国内自動車メーカー、輸入車インポーターの「第37回東京モーターショー」参考出品車及び最新型市販車●自動車関連部品・用品●RV・キャンピングカー●ヴィンテージカー●レジャー用品●その他特別展示と東海ラジオ生放送等のイベントを多数企画

2号館のご案内 6,576平方メートル
●国内二輪車メーカー、輸入二輪車インポーターの「第37回東京モーターショー」参考出品車及び最新型市販車●ITS関連と純正関連部品

3号館のご案内 13,500平方メートル
●国内自動車メーカー、輸入車インポーターの「第37回東京モーターショー」参考出品車及び最新型市販車●純正関連部品

 二輪にしろ四輪にしろ、全てがその展示スペースではない(意味不明な展示も多いし、自動車の展示スペースの中で自転車の展示がかなりのスペースを食っていたりもする)のだが、それでも 13,872平方メートル + 13,500メートル = 27,372平方メートルと6,576平方メートルでは全然(4.2倍)違う。

 ……で、行ってみると……。
 四つ輪の展示場は、なんか、数字でのイメージ以上に二輪に比べてえらく広々としている。
 だが、正直言って観るものがない。昨日は喜々として各種バイクに跨りまくっているうちに一時間過ぎてしまったのだが……。  今日は時間に余裕があったために、くるりと回ってみたものの、四つ輪の展示場は私的にあんまり興味を引かない。
 個人的に二輪に興味の対象が絞られていることはあるが、それでもG−STRIDERの四輪版みたいなクルマがあれば、私だって興味を持つのだが……そんな気配すらない。むぅ。というか、コンセプトカーは丸々と太った丸っこい車ばかりで私の感性に今ひとつ合わない。

 ……最初に二輪の展示を観ておいたのは正解だった。あれを観ていなければ、金を払ってまでして二度も来る気にはならなかったに相違ない。  で、結局二輪の展示に舞い戻ってきたのだが……隅のほうで二輪の展示即売商談会をやっているので観に行ってみる。  ほお、BMWのF650CSか……このクラスでは珍しくメットインもどきがあるバイクである。さらに標準でABSを装備している。だが足つきは……おっ、中々いいな。何々、展示車はクロムメタリックのメーターパネル装備でハザード付、笑えるオーディオシステムスピーカーにソフトバッグ、更に80周年記念で13万円分の追加オプションクーポンも付いて特別価格にて販売!?
 えーっと。

 ま、待て、こいつには、バッテリーが非密閉式で液補充してやらないといけない割にバッテリーの取り出しが異様に面倒とか、サイドスタンドが低くてサイドスタンドで立てたときの傾きがきついとか、そもそも好みのダブルマフラーでないとか、650ccの癖に50馬力しかないとか色々欠点があるはずだッ!
 しかも、納入までニ週間もかかるのだぞっ!
 ……って、何で俺はそんなことを知っているのだ?

 俺はいったい……むっ、何故分厚い札束が俺のリュックの中にある?
 しかも認印までも用意されているッ!?

 血塗られた道だ……免罪など乞わん
 彼はそう呟くとバイクの傍に立つダークスーツの男に向かってゆっくりと歩き始めた……。
 その後の彼の行方を知る者は誰もいない。(ぉぃ)



2003/11/25(火) 雨
 そんなわけで、外はざざぶりの雨である。やっちゃいましたって感じである。ははは。
 しかし、こうなれば納車が待ち遠しいわけで。



2003/11/26(水) 晴
 で、次のバイクも決まったので自賠責を解約することにする。前のJADEは軽二輪なので引き継げないのだ。しかし、解約には廃車証明書が必要らしいので、昼休みに陸運支局に電話する……直接来いといわれる。しかも平日9時5時……。
 俺にどうしろと



2003/11/27(木) 晴
 とりあえず、バイク屋に住民票を持っていかねばならないようなので郵送で確保する。……廃車も郵送でやって欲しいものである。
 ちなみに、廃車手続きしても保険会社は確認に3ヶ月かかるらしい。つまり、その間、自賠責は解約できないので返金も減るということになる。……なんでやねん。
 困ったもんだ。



2003/11/28(金) 曇
 雨である。雨だ。まるで俺の気分のようである。
 うぅ。

 なんか、納車されるまでブルーな気分なのかも。うぅ。



2003/11/29(土) 雨
 で、取り急ぎ追加オプションクーポンで付けるオプションを検討するためにバイク屋に赴く。結局、イモビライザーとセンタースタンド、グリップヒーターで13万円が消える。工賃が5万円……えーっと
(まあ、13万円といってもタダはタダなのだが……一種の抱合せ販売だよな)

 で、納車日を聞いてみる。12月20日になるらしい。えーっと

 ひょっとして、甞められてますか、俺。(ぺろぺろ)



2003/11/30(日) 曇
 毛手毛手に連行されてTHE MATRIX REVOLUTIONSを観に行く。

 ……いや、予想通りというか、何というか……監督の言わんとするところはわからんでもない。要するに多くの秘められた謎、というのを演出したかったのだろう。いや、それが悪いと言うつもりはない。しかし、もう少しさりげなく演出することは出来なかったのか? 

 例えば第一作ではネブカドネザル号船内のプレートに「MARK III No.11,Nebuchadnezzar,Made in the USA,Year 2069」と書いて在るシーンが出てくる。このシーン、「MARK」には福音書という意味も在ると知ると別の解釈も出来る。こういった蘊蓄は大いに歓迎すべきところだが、総じて第一作は割と分かり易かった。
 しかしながら、ニ作目以降この「大いなる秘められた謎」症候群に脚本が侵されていった気がする。三作目の本作ではほとんど観客置いてきぼりである。わかる奴だけ分かればいい、というならそれはそれでいいのだが、この映画に観客が望むのはそういうものじゃなかった気がするんだが……。
 もちろん、理解できない奴には分かってもらわなくてもいい的反論も在るだろう。しかし、私としては、そういう意見は今ひとつ賛同しかねる。この映画はそういう層にアピールした映画ではないからだ。ゲームじゃないんだから解説本が無いと真実が見えてこないと言うのはどうも……。
 もっと素直な話でもよかったと思うんだが。単純化すると3行くらいで終わるストーリーなんだし。うーむ。

 まあ、全然駄目と言うわけでもないので前二作を観た人はどうぞ。観て無い人は単独で観ても何がなんだかという感じになるので要注意。っつーか、最初が前作のラストシーンからそのまんま始まると言う……もう少し工夫しろよ。




前の日記 | 次の日記 | もどる
Presented By Dark Knight.