しかしながら、最近はフリーウェアでも面白いゲームがたくさんあります。移植品ではない、MacintoshOnlyの傑作も少なくありません。
ここではその一つである「Visual Monster」について紹介したいと思います。
おっと慌ててゲームを開始しないように。まずはパッチを当ててください。最新版以外では対戦相手に迷惑のかかることもありますので、多少面倒ですが最新版までアップデートしておきましょう。
え、パッチは当てた? さっさと始めさせてくれ? いや、もう少しだけ待ってください。「Visual Monster」本体はたった1つのファイルですが、実行すると環境設定ファイルと「レイザー」と呼ばれるカードセットデータファイルを作成します。これらはまとめておいた方が何かと便利ですので、専用フォルダの作成をお勧めします。なお、フォルダを移動したりすると誤作動の原因となることがありますので、"ゲーム"などのフォルダを作っている人は最初からその下に作っておいた方がよいと思います。
(訳注:これを書いている間にプログラムはアップデートされ、Version
1.1.1以降は解凍時に専用フォルダを作成するようになりました。また、ゲーム自体にも"DATA"というフォルダが加わりましたので、「たった1つのファイル」では動作しなくなりました。ただ、どちらにしてもゲーム開始前にフォルダの場所は決めておいた方がよいでしょう)
ついでにもう一つ。Raiserファイルがまれに壊れることがあるようです。念のために、Raiserファイルのバックアップはこまめにとっておきましょう。バックアップのやり方についてはまた後ほど……。
Raiserは40枚のカードで構成されます。これより多くても少なくてもダメです。最初はカードは40枚しかないので選択の余地はありません。何度かRaiserを作り直すというかつての傑作ダンジョン探索RPGみたいなことをしてもいいですが、余ったカード、特に「女戦士 ルーラ」「光の妖精」などはかなり強くなっても充分使えるカードな上、比較的余りやすい(笑)ため、必要になれば分けてもらえますし、それ以外にも余るカードで中盤有効なハーピー(防御力2900!)などは、チャットルームでお願いすれば誰でも4枚セットで譲ってくれると思います。(笑)
これらのカードがあればrandamや、神相手でもそこそこ闘えるRaiserは組めるようになりますのでカードもそれなりに揃ってくるはずです。
そうすれば対戦に参加できる実力もつくでしょうし、こてんこてんにのされて井の中の蛙であったことを知る楽しみも生まれます。(爆) いきなり強いカードを手にした人では使うこともなくお蔵入りになるカードを、血を吐きながら使う楽しみもあります。(笑)
そんなわけで、まずは闘ってみましょう。すべてはそこから始まるのです。