VisualMonster

〜美しき魔物たち……〜

時の魔法使い

Visual Monsterの華麗なる世界 :

 Macintoshはいいマシンなんだけど面白いゲームがない……そうお嘆きの方はいませんか? 実際にはMarathonのように逆移植された傑作ゲームが出ていたり、市販ゲームの移植モノも結構多い(Sid Meier's Alpha Centauri 英語版が日本語マニュアル付で発売されていたり、Tom Clancy's Rainbow Six: Rogue Spear のMacintosh版が発売されていることを知っている方は少ないのでは?)のですが、入手が困難なのは残念ながら事実のようです。また、購入できるゲームでも、いざ期待に胸を膨らませて動かしてみても重くてお話にならないということもあります……。(PowerBook G3/400 ではDIABLOIIは辛すぎた……)

 しかしながら、最近はフリーウェアでも面白いゲームがたくさんあります。移植品ではない、MacintoshOnlyの傑作も少なくありません。

 ここではその一つである「Visual Monster」について紹介したいと思います。
 

まずはダウンロード :

フォルダを作りましょう「Visual Monster」とはどんなゲームなのでしょうか。「Visual Monster」とはMacintoshで楽しめるカードゲームです。本当に面白いのかって? 論より証拠、まず、ダウンロード(8M)してみてください。

 おっと慌ててゲームを開始しないように。まずはパッチを当ててください。最新版以外では対戦相手に迷惑のかかることもありますので、多少面倒ですが最新版までアップデートしておきましょう。

 え、パッチは当てた? さっさと始めさせてくれ? いや、もう少しだけ待ってください。「Visual Monster」本体はたった1つのファイルですが、実行すると環境設定ファイルと「レイザー」と呼ばれるカードセットデータファイルを作成します。これらはまとめておいた方が何かと便利ですので、専用フォルダの作成をお勧めします。なお、フォルダを移動したりすると誤作動の原因となることがありますので、"ゲーム"などのフォルダを作っている人は最初からその下に作っておいた方がよいと思います。
訳注:これを書いている間にプログラムはアップデートされ、Version 1.1.1以降は解凍時に専用フォルダを作成するようになりました。また、ゲーム自体にも"DATA"というフォルダが加わりましたので、「たった1つのファイル」では動作しなくなりました。ただ、どちらにしてもゲーム開始前にフォルダの場所は決めておいた方がよいでしょう
 

 ついでにもう一つ。Raiserファイルがまれに壊れることがあるようです。念のために、Raiserファイルのバックアップはこまめにとっておきましょう。バックアップのやり方についてはまた後ほど……。
 

とりあえず実戦 :

 ……さて、たいへん長らくお待たせいたしました。とりあえず起動してみてください。
 最初は自分のRaiserがないので、「Raiser Setting」を押します。新しい画面が表示されますので、雷龍雷龍らいりゅうッ! と、祈りつつ(意味不明)、画面の右下の「新規Raiser」を押します。これで貴方専用のRaiserと呼ばれるカードのセットができあがります。

 Raiserは40枚のカードで構成されます。これより多くても少なくてもダメです。最初はカードは40枚しかないので選択の余地はありません。何度かRaiserを作り直すというかつての傑作ダンジョン探索RPGみたいなことをしてもいいですが、余ったカード、特に「女戦士 ルーラ」「光の妖精」などはかなり強くなっても充分使えるカードな上、比較的余りやすい(笑)ため、必要になれば分けてもらえますし、それ以外にも余るカードで中盤有効なハーピー(防御力2900!)などは、チャットルームでお願いすれば誰でも4枚セットで譲ってくれると思います。(笑)

 これらのカードがあればrandamや、神相手でもそこそこ闘えるRaiserは組めるようになりますのでカードもそれなりに揃ってくるはずです。
 そうすれば対戦に参加できる実力もつくでしょうし、こてんこてんにのされて井の中の蛙であったことを知る楽しみも生まれます。(爆) いきなり強いカードを手にした人では使うこともなくお蔵入りになるカードを、血を吐きながら使う楽しみもあります。(笑)

 そんなわけで、まずは闘ってみましょう。すべてはそこから始まるのです。
 

看板に偽りあり:

 次回予告。
「貴様の技は見切った……古の血の盟約に基づき、我が前にいでよ『闇の帝王 ゾッド』! 彼の者に滅びを!」
「させるかっ、天空の雷よ、我が前に立ちふさがる者をなぎ払え! 『ライトニング』!」
 戦いの果てには、一体何があるのか……?
 次回、「カードの使い方、考察! 」。ご期待ください。

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Presented By Dark Knight.
  作者のmuneさんに許可を頂き、このページの画像には Visual Monster で登場するカードの画像を使用させて頂いております.