お地蔵さん事件...

Last Update: 2/27/98


あれは、21歳前後のことだった・・・
高校あるいは中学のときの仲間が集まったサークルでスキーツアーに行ったとき
の話である...メンバーは男女あわせて8人くらい?(やや忘れ...^^;)
なんせ、かなり前の話なので、一部確かではない箇所があるかもしれませんが、
ご了承ください。

場所は「野沢温泉スキー場」。宿は「民宿とうふや」。(その名のとおり豆腐も
作っている)

その時は、上級といっていい人が3人とあとは初中級といっていい人たち...
野沢温泉スキー場というのは、下部と上部(上の平ゲレンデ)に別れていて、上下
を結んでいるのは、初心者コースと呼ばれる、うねうねたらたら長い林道コースと、
狭いコブありコースとコブコブ急斜面くらいしかない。
上の平ゲレンデは比較的緩斜面が多く、練習に適していたため、初中級者たち
を引き連れてレッスンしたり自由に滑っていたりした。
さて、夕方になり宿に戻ろうとした。
 
僕とH.O氏は、一人の初中級男性(T.T氏)のレッスンにかかりっきりだった
ため、上級者K.O氏に初中級女性を任せて先に宿に帰ってもらうことにした。
われわれは、初心者コースのたらたら林道は滑りたくなかったため、むりやり
T.T氏を連れて、コブコブ急斜面(シュナイダーコース)を降りて、ショートカット
することにした。
途中、深い雪の中に突っ込んだり(僕が...^^;;;)しながら、なんとか降りてきて、
宿に戻ったところ・・・
女性たちはすでに戻っていたが、K.O氏がまだ戻っていない。なぜだ???

話を聞くと、途中ではぐれたので、自分たちで人に聞きながら宿まで戻ってきた
ということだ。
では、はぐれたK.O氏はどこへ・・・

というわけで、初心者コースの出口にあたる日影ゲレンデと、最初に滑り始めた
長坂ゲレンデの間のコース(林道)を探しに、全員で出動した。
と、探し始めたその時。一人が、店の前で固まっていた、地蔵のようなK.O氏
を発見! 脇には雪の積もった缶ビールが・・・

どうやら、はぐれたため、ここで待っていればそのうちくるだろうと思って、
ビールでも飲んでて待っていた・・・ということだ。

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