タバコのCMや宣伝について...
- [9/12/97](家主) (改訂:10/29/98)
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9月10日の夕刊に、「キャメル」という名前のタバコに使用されている“らくだ”
のキャラクター“ジョー・キャメル”の使用を止めるという記事が出ていました。
なんでも、未成年者の喫煙を助長するためということらしいです。
つまり、キャラクターのイメージが喫煙へと誘うからということですが・・・
いやいや、さすがはアメリカらしいとでも言ったらいいのか、なんでそこまで訴訟の
ネタになるか?っていうくらいものすごいですね〜。
まぁ、タバコ後進国と言われている日本だと、未成年だろうがなんだろうが平気
で喫煙していますけどね・・・
そもそも、タバコのCMや広告って「単なるイメージ」でしかないと思うのです。
かっこいい男性が、さわやかに喫煙している姿とか、
アメリカの西部劇風演出で、タバコを吸ってる男性を熱っぽく女性が見つめるとか、
とにかく好印象のものしか見かけないですよね。
また、中には軽さを売り物にする割には刺激を求めるようなものもありますが、
だったら、最初からニコチン・タールの含有量の多い銘柄を吸えばいいのに・・・
とは思いませんか?
健康に留意するなら、軽いタバコじゃなくて、吸うのをやめればいいだけの話なのですから。
まぁそんな感じで、タバコのCMや広告は、喫煙の影響や他人への害について、
あまりにも言及していないので、不快に感じるものなのです。
もっとも、そんなマイナスイメージのCMや広告なんてやらないでしょうけどね。
- [10/3/97](家主) (改訂:10/29/98)
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10月1日の朝刊に、「たばこのCM放送を来春から全面中止」という記事が出た。
これは、日本たばこ産業(JT)をはじめ、内外のたばこメーカー各社が加盟している
日本たばこ協会が発表した事項で、テレビとラジオでのたばこのCMを来年4月以降
とりやめると言う内容である。
現在でも、ゴールデンタイムなどは自粛しているようだが、喫煙の助長と言う点から
見て、少し前進したといったところだろうか・・・
また、この発表によると、街頭での見本の配布という行為もやめるということだ。
また、映画館や野外テレビボード、インターネットでのCMもやめるとか・・・
ただ、喫煙マナーの向上を呼びかけるようなCMは残すようである。
雑誌については未成年購読者が半分以上を占めているものへの広告掲載を自粛してきた
ところを、未成年者の割合が3割以上のものにまで自粛対象を広げる予定とのこと。
雑誌や新聞、街頭の看板などの広告は続けるらしい。
う〜ん、もっと早く実施して欲しいところなんですがね〜・・・
あとは、ドラマとか漫画などでの喫煙マナーとか未成年の喫煙シーンの制限も頼みたい
ところです。
これも実現してくれないかなぁ・・・
- [12/19/97](家主) (改訂:10/29/98)
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先日、"suzume"さんという方から以下のようなコメントをいただきました。
『「吸うなとはいっていない。迷惑をかけないで」という声はよく聞きます。が、
ではどうしてたばこのCM内容をそこまで批判するのでしょう?
喫煙者の権利を理解しているようなことも書いてらっしゃるのに「たばこの何もかも」
を批判している矛盾を感じます。』
といった内容です。(コメントありがとうございました)
ちなみに、この方は喫煙をされていて「かなりマナーには気をつかって」いて
「当然のことと思って」いるとのことです。 このような方ばかりだといいのですが...
おそらく、コメント中に現れる「喫煙者の権利」というのは、タバコを吸う権利のこと
を言っているのだろうと思います。
その意味であれば、「喫煙者の権利を理解している」わけではありません。
もしもそういう権利があるとすれば、きれいな空気を吸う権利/有毒な煙を吸わされたくない権利
もある…ということです。
タバコを吸う権利があったとしても、煙を吐いて周りの人の健康に害を与える権利
はない! ということです。
また、「吸うなと言っているわけではない」という言葉についてですが、
「周りの人の健康に害を与えない」「周りの人に不快な思いをさせない」という
ことを守った上での喫煙については、言及していません。
これが「吸うなと言っているわけではない」ということです。
さて、これとCMとの関わりについてですが、タバコのCMを見て、上記の
「周りの人の健康に害を与えない」「周りの人に不快な思いをさせない」
ということが伝わるでしょうか??
「この銘柄を吸いたくなる」ことはあっても、いわゆるマナーを考えることなどない
と思いますが、いかがでしょうか?。
CMの中身を見ても、人混みの中、歩行中、近くで食事中、公共の場所等での喫煙
シーンって出てきませんよね?・・・現実とはかけ離れていませんか?
そういったことから、今のCMの中身は批判するしかないというわけです。
ただ、それによって「タバコの何もかも」を批判しているということにはならない
と思うのですが・・・いかがなものでしょうか。
喫煙者にとっては自分が批判されたように捉えられるのかもしれませんが、習慣性
のあるタバコを放任しているという点からいえば、喫煙者も被害者といっていいかも
しれません。
実は、この「CMについて」ですが、前回の書き込みの直後に考えが変わりました。
これまでは、CM全廃を支持していたのですが、それは間違っているということに
気がつきました。
CM全廃ではなく、CMの中身を変革すればOK論を唱えることにしました。
つまり、現在の「銘柄中心、単なるイメージ」は不可。
「周りの人に不快な思いをさせないための、質の良い内容」への変更をすべき・・・
だということです。
これはいかがでしょうか???
このように考えが変わったのは、あるコラムがきっかけでした。
それは、10/5(日)の朝日新聞の「CM天気図」(天野祐吉氏)というコラムです。
要約というか、主な内容を抜粋すると、
「未成年者の喫煙を誘発しないように、CMの表現や放送の時間帯などに気を使う
必要はあるが、商品のCMを全部やめてしまうのは自分で自分の商品を否定する
ようなものである」
「ここ数年、たばこが大きな問題になってきたのは、別に未成年者の喫煙が増えた
からではなく、(それもあるけど)人間の健康そのものに及ぼす影響のせい」
「問題にされるのは、広告ではなく、商品そのものをどう考えるか」
「大切なのはCMをやめることではなく、CMを変えること。大人の嗜好品なら
それらしい、もっと大人の、もっと良質の、もっと面白いCMを作ること」
「商品CMはマナーCMにはなりえないのかね。」
というものでした。
う〜ん、深い・・・
そういう考え方があったのだなぁと思わされました。
ちなみに、このコラムの冒頭に、こんなことが書いてありました。
ベネトンの広告で世界中を騒がせているという、トスカーニさんという人がJTの
広告をやってみたいと言ったそうです。
で、「どんな広告を作るつもりか?」とたずねたら、
「たばこはいま法律で認められている唯一の麻薬です、というのはどうだろう」
といっていたそうです。
(半分冗談だとコメントされていましたが、冗談ではなくそのとおりですね。)
- [10/29/98](家主)
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やってますね・・・
マナーのコマーシャル。
一人の男がタバコを吸おうとすると、そういう状況じゃないということで、
他に場所を移すけれど、いく先々で吸えない状況になる・・・
最後に頭に鳥がとまったため、喫煙はあきらめて優しい気持ちになる(?)。
さて、どれくらいの人があの紳士のように振る舞ってくれることやら・・・
そういえば、横浜ベイスターズの駒田選手ですが、ポイ捨て対策のポスターに
登場とのことですね・・・
走者一掃ならぬ、ポイ捨て一掃ということらしいですが...