歩行中の喫煙について...


[5/16/97](家主) (改訂:10/29/98)

数あるタバコの問題の中でも、この「歩行喫煙」は特に問題視されます。
その歩行喫煙は、大きく分けて2つの問題を抱えています。
1つは、喫煙中の煙や灰の問題。もう一つは吸い殻のポイ捨ての問題です。

まず、喫煙中の煙や灰の問題についてですが・・・

火のついた方を外側に向けて、その手を振りながら、灰を撒き散らかしながら
平気で歩いている姿をよく見ます。

そこから立ち昇る煙や流れてくる煙は、やや拡散しながら、後ろや横を歩いている人
に降りかかってきます。
歩く方向が同じであれば、それを避けられないことが多いのです。
そのため、問題であるということになるわけです。
かといって、「避けながら歩け」というのはあまりにも横暴というものです。
特に、小さい子供の場合、タバコの先がちょうど目線に当たるのですが、
これってかなり危険なことなのです。
近づいたらよければいいのでしょうか? 後ろから追い越されるときは?
すれ違いの時に、火がついたタバコの先が触れそうになったことは数え切れません。
よけない人も結構います。
ホントに危ないって思った時は、その手を振り払ってます・・・

これは、火のついたほうを手の内側にすれば済むという話ではありません。
歩きながら吸うという行為そのものが問題なのです。

次に、吸い殻の問題ですが・・・

吸い終わったらピッと投げ捨てて足でグリグリしてそのまま・・・
吸い殻は吸い殻入れへ・・・という基本的な行為ができないのでしょうか?
近くに吸い殻入れがないからでしょうか?
それならば、近くに吸い殻入れがある状況で喫煙すればいいと思うのですが、
なかなかそれができないのはなぜでしょう?
吸い殻入れの設置を推進するしかないのでしょうか…

また、最近とても目立つのですが、投げ捨てた後、火がついたままであるにも
かかわらず、そのまま平気で立ち去る人が多いのですが、なぜでしょうか?
その中には、意図的に消さない人もいますし、消そうと思ったけど歩幅が合わなくて
消せなかったように見える人もいます。
喫煙者にはそういった行為が許されているのか?と聞いてみたくなります。
(もちろん許されているなんてことはないのですが...)

街中(特に交差点や歩道橋)であたりを見渡すと必ず落ちている吸い殻・・・
それを見ても何も感じることはないのでしょうか?

これは聞いた話ですが、ボランティアで吸い殻を掃除(本来そのようなことは
やらなくてもいいはずですが)しているところに、火がついたままの吸い殻を
捨てていく人がいるそうです・・・
どうしてそういう行為ができるのか不思議です。

自分の煙や灰や吸い殻の始末は自分でする。
という当たり前のことくらいできないのでしょうか?