タバコの習慣性について...


[5/16/97](家主) (改訂:10/29/98)

ついついタバコに手が伸びてしまう。
これは、タバコのもつ習慣性によるもので、WHO(世界保健機構)が認めています。
つまり麻薬と同じです。

習慣性があることを理解し、自分でコントロールできるのであれば、それはそれで
いいと思います。
そういう人は、「吸う場所や状況を判断できるのではないか」と思えるからです。

喫煙者の中には、「私は自分の意志でタバコをやめない。」とか「自分の意思で
吸っている。」などと言う人がいます。
その気持ちを突き動かす根底に、この習慣性のためであることを認めません...
「あなたは薬物にコントロールされているのですよ。」などと言われたくないからなのでしょう。
それならそれでいいのです。
それは本人の問題だからです。
ただ、吸うときは、周りの人に煙を吸わせたり不快な思いをさせないようにして
くれればいい、ただそれだけの話なのです。

ところで、もしもタバコの値段が値上げされたらどうなるでしょう?
売り上げが落ちるでしょうか?
値上げ幅にもよるとは思いますが、きっと落ちないのではないでしょうか。
それはなぜか?
やめられないからです。

そうして考えてみると、「クスリ(タバコ)が欲しけりゃ、金だしな」という、
まるで麻薬の仲買人みたいなことを、喫煙者は国およびJTによってやられている
のです。
それはそれで、かわいそうなのかもしれません。

喫煙者が、吸うのをやめるときは・・・
自分の身に何かあったとき(狭心症/気管支炎/嗜好の変化)や、大切な人(恋人や
家族,子供)のため、他の喫煙者の行為をみて・・・などがきっかけになったとき
くらいでしょうか?