普段使っている工具たち。ひとことコメントとともに並べてみました。

切削・加工

デザインナイフ OLFAの一般的なもの。プラスチックの切削全般に使います。替刃を常備しておき、刃先を常に良い状態に保つようにしています。
カッターナイフ 耐水ペーパーの切り出し、エッチングのランナーの切り離しなどに使います。こちらも替刃は常備品。
Pカッター t0.5よりも厚いプラ板の切断用。 小さいプラ材はデザインナイフの押切りで切れてしまいますし、Pカッターで切ると 切断面の仕上げが面倒なので本工作にはあまり使ってません。 塗装用・工作用の治具を作る場合などに時間短縮できます。
ニッパー(金属用) 金属線材の切断・厚みのあるプラスチックの切断用です。
ニッパー(プラモデル用) キットやプラスチックパーツのランナー切断用。 ただし、ゲートの切断もぎりぎりを切ると跡が残るので、ちょっと離れた位置で切ってからデザインナイフで仕上げてます。
ニッパー(プラモデル用、ゲート切断用) あんまし使ってない…
ピンセット 先が細いものと厚いものの2種類を使ってます。ツル首とかは使ってません。
ステンレス定規 各種切断のガイドに。
ノギス 長さの測定のほか、ケガキに意外と便利です。ピンキリですが私は1000円くらいの安物を使っており、 模型工作用なら十分に感じてます。
ピンバイス 穴あけ用です。センタポンチ代わりの針の保持と、ドリルの保持での2本くらい同時に使ってます。
ドリル刃 0.3φ~1.2φまで2本づつケースに入ったものを使ってます。 秋葉原などで手に入ると思います。 予備の刃は、1本づつくらいはあったほうがよいです。(折れると工作が止まる) 単品で買いそろえるとこのケースが手に入らないので、そのうち穴径がわからくなり苦労してしまいます。 直径が小さいところは、0.35φ、0.45φなどの0.05刻みがあってもよいかもしれませんが今のところはなくてもなんとかなってます。
ダイヤモンドやすり どこかで購入した丸・角・三角・甲丸・板の5本組。 金属やすりと比べて目に方向性がないので使いやすいです。 地味に登場頻度が最も高いかも。
耐水ペーパー 仕上げ全般で。タミヤフィニッシングペーパーの中目セットと細目セットで十分かと思います。 プライマーを塗る場所は#1000までで、塗らない場所は#1500程度までで仕上げています。
コンパウンド 窓ガラスのワイパーを削った時の仕上げなど。 はるか昔は一種だったのですが最近は種類があります。 地味にレール磨きやトミックスの通電不良になったポイントの保守にも使えます。
パテ(ベーシックタイプ) 隙間埋め用。パテもいろいろなタイプが出ており光硬化型、エポキシ型、瞬間接着剤タイプなどあります。 いろいろ試したのですが結局ベーシックタイプに落ち着きました。 光硬化型はプラスチックへの食いつきが悪く瞬間接着剤などとの併用が必要、 エポキシ型は大面積の穴埋め用なのですがプラ板+瞬間接着剤のほうが後の切削性がよかったです。

接着・テープ類

マスキングテープ マスキングのほか、固定一般にも。
セロファンテープ インレタ転写時の固定用・やすりがけ時の保護用に。
両面テープ 塗装の際の保持で大量消費します。 以前は窓ガラスの固定などにも使ってましたが、最近は耐久性などを気にして本工作には使用しないようにしています。
プラスチック用接着剤(流し込みタイプ) いわゆる緑キャップ。プラ板を高強度で接着するときに使用。固着まで1-2日を要するので時間がかかるのが難点ですが、 強度があり、自作端梁などプラ板を多用した箇所で使います。 ABSも溶かし、ABSどうしなら接着できますが、ABSとプラ板(スチロール樹脂)に使うと接着強度が弱く使用できないと思ったほうが良いです。
瞬間接着剤 WAVEの高強度タイプと、低粘度タイプを使っています。 固着時に出るガスにより周囲を白化させるため、クリアパーツ付近では使用できないほか、塗装後の部品で使うときにも注意が必要。 端梁、スカートへのエアホースの固定で使っていますが、接着後1日程度置いてから車体を組み立てる様にしています。 開封すると劣化してゆき、ねばねばになり接着力が落ち流し込めなるほか、白化もひどくなります。 使い捨てだと思っており旧いものは使わないようにしています。
瞬間接着剤のノズル こちらも常備品。開封時に接着剤のケースに取り付けたらら取り外さず、使い捨てで使ってます。
シリコン系接着剤 セメダインスーパーX。 強度が弱いですが、塗装面を侵さず透明で、固着後ははみ出した場所を竹串などで取ることができます。 タブレット防護柵の接着などで使っています。
木工用ボンド ペーパークラフトで使ってたり。あと、乾燥すると透明になるので信号機のレンズ替わりに使ってます。

塗装工具

エアブラシ塗装システム 色調・光沢を自分で調整できるようになるので塗装の幅が大きく広がるほか、 ウェザリングをやろうと思うとほぼ必須。塗装の仕上がりが数段変わります。
塗装ブース いわゆるドラフトチャンバー。これもほぼ必需品です。
"Red Cyclone" を使ってます。 これ持ってなかったときは屋外で新聞紙敷いてやってたので大変だった…。
ハンドピース(エアブラシ) ドロップ式ダブルアクションのものを使用しています。ノズル系はφ0.2、φ0.3の2つを使ってますがあまり変わらないかも…。 どれか1本を買うなら、Nゲージ鉄道模型ならφ0.2がよいかもしれません。 シングルアクション/ダブルアクションは、ダブルアクションが絶対おすすめです。
コンプレッサー(エアブラシ) Mr.リニアコンプレッサーL5を使ってます。 Nゲージであればこれで困ることはありません。
静電気除去ブラシ タミヤ静電気除去ブラシ。結構便利でした。 塗装前のホコリ除去の他、写真撮影前のホコリ除去にも。
Mr.トラの手ステーション 塗装中の部品の乾燥に。 パーツは割り箸に両面テープで保持することが多いので、超便利です。 これ使う前は机に並べたり自前で発泡スチロールに刺したりやってたのですが、 一気に楽になりました。
マスキングテープ タミヤの18mm幅のやつを使ってます。 細い幅のものは切って使うので、ほぼこれで十分。
曲線用マスキングテープ タミヤのもの。ビニールテープに見えなくもないですが。
紙のものよりこしが弱く粘着力も強いので、 パンタグラフの碍子など細い直径の円筒のマスキングに便利です。 (紙でやった時にははがれてきて泣きそうになった)
マスキングゾル マスキングテープの隙間埋めに。 neo(ゴム) と普通(酢酸ビニル)のやつがあるのですが、結局普通のやつが使いやすい気が。 ちょっと残りやすいのが難点なので、特に重ね塗りするときには残さないように注意。
面相筆 細かいところの塗装に。 ある程度高いもののほうが使い勝手がよく、1000円くらいの価格帯がおススメです。 私はタミヤモデリングブラシPROUの極細・超極細を使用しています。 細いものほど細かいものが塗れるのではと想像しがちですがあまりに細いものは塗料の乾燥が早く使うのが難しいです。 極細~細程度が汎用性があります。 数本持っておき、必要に応じてデザインナイフで穂先を整えて平筆のようにして使うと便利な場合もあります。
平筆・丸筆 大面積の塗装はエアブラシでやっちゃうので基本出番がありませんが、ホコリ除去とか調色時のお試し塗りとかで。

仕上げ

車両の仕上げで使う工具です。工作で最も楽しいフェーズ?
バーニッシャー インレタの転写に。「インレタツール」として販売されてるものです。 以前は竹串を使ってたのですが押し付けるときにこすらずに圧力をかけられるので転写が歪まず 検査表記・換算などの細かいインレタを転写する場合に仕上がりが全然違います。 買ってよかったと思う工具の一つ。
プラスチックドライバー KATOの車両の付属品。細かい組み立て・分解に便利です。
めがね拭き 手の脂のふき取り・コンパウンドの仕上げなどいろいろ便利なので眼鏡を交換したときにためたり、 眼鏡屋からサービスでもらっておくと便利。

素材

板材・線材などの各種素材です。
プラ板 いわずと知れた汎用品。タミヤの白色のt0.3, t0.5, t1.0、透明のt0.2を常備しています。 あと「ホビーベース」というメーカーのt0.14のものを使っています。 客車端梁の細かい工作に便利です。
プラペーパー タミヤのt0.1。昔からある製品ですが廃番になったりまた復活したりしているようです。 プラ版ともども、大量に使用するものではないので一度買うとまぁなくなりません。
金属線材 真鍮線のφ0.25, φ0.3, φ0.4 とリン青銅線のφ0.2を常備。 極細のリン青銅線は手すりなどの工作の他、電機工作(トミックスの集電板の作り直し) などでも重宝します。
プラ丸材 エバーグリーンのプラパイプ。 引き伸ばしして好きな直径の線材にしてテールライトの工作などに使います。
伸ばしランナー GMキットのあまりランナーを炙って伸ばしたもの。穴埋めなどで。

仕上げ

車両の仕上げで使う工具です。工作で最も楽しいフェーズ?
バーニッシャー インレタの転写に。「インレタツール」として販売されてるものです。 以前は竹串を使ってたのですが押し付けるときにこすらずに圧力をかけられるので転写が歪まず 検査表記・換算などの細かいインレタを転写する場合に仕上がりが全然違います。 買ってよかったと思う工具の一つ。
プラスチックドライバー KATOの車両の付属品。細かい組み立て・分解に便利です。
めがね拭き 手の脂のふき取り・コンパウンドの仕上げなどいろいろ便利なので眼鏡を交換したときにためたり、 眼鏡屋からサービスでもらっておくと便利。

塗料

うすめ液 アクリル樹脂塗料のうすめ液です。 筆塗り・エアブラシいずれも希釈用。筆塗り用は面相筆ですくって使いますので、 小ビンのものを買っておきそこにとりわけながら使っています。
真・溶媒液 放置しておいて濃くなってしまったアクリル樹脂塗料の再生に。ほか、完成品に塗り重ねる際に下地への食いつきを よくすることを目的としてエアブラシの希釈に使ったりもしています。効果の程は不明ですが…。 「Mr.カラー専用 真・溶媒液」を使ってます。
ツールクリーナー エアブラシや筆の洗浄用。GSIクレオスのものを使用。
プライマー 金属・軟質プラの下地塗装に。 ガイアノーツの「マルチプライマー」を使ってます。中身はミッチャクロンマルチで、 同じような小分け販売はマッハ模型などからもされてますね。 希釈せずに吹き付け/筆塗り。約30分乾燥後に上塗りをします。 乾燥しても表面にべたつきがあるため放置厳禁で、上塗りは時間を置かずにやる必要があります。
アクリル樹脂塗料 なぜか「ラッカー系」と呼ばれている塗料です。 GSIクレオス、ガイアノーツなどの汎用品。 鉄道用調色塗料としてGMカラー、FARBE、モリタなども使用しています。 ガイアノーツの純色塗料(シアン・マゼンタ・イエロー)は完成品と色を合わせる際に便利です。
エナメル系塗料 専らウェザリングに使用。塗膜が弱いため私はウェザリングの場合でもエナメルを使うのは ウォッシングに限定しています。