模型で見るオハ35のバラエティ

オハ35系は、製造期間が長期にわたるためさまざまな形態が存在しています。 KATOのオハ35をタネに、その形態を作り分けたので 模型で紹介します。




屋根&妻面

1〜693は、丸屋根となっています。
屋根はキャンバス屋根・丸屋根という旧型客車の標準のスタイルです。 模型はKATOの標準型そのまま。
ただし、張り上げ屋根やノーシル・ノーヘッダなど、多数の試作車が存在しています
戦後製となる700以降は、車端部の屋根の絞り折妻となりまる。 このうち 700〜1159は車端部にかけて屋根が絞られている通称 "絞り折妻"をしています。KATOの戦後型がこの形態です。
基本は鋼板屋根ですが、一部キャンバス屋根も存在します。
1160〜1307は、車端部にかけての屋根の絞りがなくなり、通称 "キノコ折妻"となります。こちらもキャンバス屋根と鋼板屋根の 2種が存在します。
台車違いで登場しているスハ42・オハ36・スハ40もこの形態です。
写真は鋼板屋根のタイプ。キャンバス押さえがありません。KATO オハフ33から改造しました。
同、キャンバス屋根のタイプです。 こちらもKATO オハフ33から。イエロートレインのキャンバス押さえを接着しています。

車体

戦前の標準型は、車体にリベットが並びます。 戦前型でも、550〜693は車体が全溶接となり、
リベットが無いすっきりした車体になっています。
KATOの標準型からリベットを削って作りました。

台車

標準的なTR23です。戦前型が履いています。
TR23の中には、ころ軸受けのTR23G(*1)を付けているものがありました。
(*1) ×TR23H(2013/09/26訂正。TR23Hはオハ47でした)
700〜の戦後型は、ころ軸受けのTR34となります。
なぜかKATOのオハ35戦後型の台車はTR23Gとなってるんですが…
オハ35型の戦後型に続き、スハ42が製造されました。
車体はオハ35戦後型(キノコ折妻)で、台車がTR40となります。
(※写真はTR47。TR40は板バネが4連です)
オハ36はスハ42を軽量化したもの、
そのオハ36に電暖を取り付け再び重くなったのがスハ40です。

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