GMのキット組み立て。
「素組みでそこそこ見栄えがする車両」を求めて買ったのですが、 気になりだしてあちこちいじる羽目になりました。
長らく未完成状態で公開していましたが、
2014年にはカプラーをナックル化したのを機に、更新しました。

形式写真です。
20年近く前の設計になるかと思いますが、GM客車キットの中では秀逸な出来だと思います。
ベンチレータの場所がちょっと違うとか、腰高なくせに更に裾が間延びしてるとか(これらは完成品で修正されたようですね)、 票挿しの場所がエラーだとか(こちらは完成品まで引き継がれたような)、いろいろ言われてはいますが。
パーツの合いはいいし、なにより見た目はマニ44そのものだし、ちゃんと加工して組み立てて 編成に入れてしまえばちょっと間延びした裾も気になりません。
なにせ荷物列車の編成がガタガタですから…。

ちなみに話題それますが、そういう意味だとGMキットでも同時期のオハ35とかスハ32とかは悲惨でした。
こちらは単体の精度はよいのですが、どうやっても同時期のKATOスハ43と統一感が出せず (旧客って統一感無いといいますが、旧客なりの統一感ってのはあります)、このあたりを境にGMキットと距離を置くようになりました。
一見雑な作りに見えるトミックスの(旧)オハ35のほうがはるかに基本寸法はよくできていて、 シル・ヘッダを薄く削り、窓ガラスのはめ込み化をすると見違えるようになりました。
KATOからオハ35がこれだけ発売されている今となっては過去の話ですね。

話題戻って、そういうわけで結局かなりいじくってます。
床板落とし込みとボルスタ加工で車高下げ、ベンチレータは移設したうえで押し込み型ともどもトミックスの分売パーツに。
窓ガラスははめ込み化し、勢いでテールライトも点灯化。

荷物列車に組み込んで使われるため、車高を気合入れて調整しました。
床板を落とし込んだうえ、ボルスタを削ったのですが、ボルスタは削りすぎて穴が開いてしまったので 台車をKATOのTR50にするついでに、諸般の事情で余っていたナハ10用に交換しました。

こちらはスニ41と。 屋根の高さがばっちりそろっていい感じです。
いま気づいたのですが、側扉の高さはちょっとマニ44のほうが高いですね。
KATOサイズの貨車に合わせてしまったのでしょうか。。。

妻面の写真です。

  • はしごの植え込み化。
  • テールライトにレンズを埋め込み。
  • 窓ガラスはめ込み化。
  • カプラーをマグネマティック#1025に交換して、付属の端梁を取り付け。

ライトユニットです。
テールライトは、手元のナハフ11のライトユニットを改造して点灯化しました。
台車にKATO製を使用。 車体側はナハフ11の集電板・テールライト基板を取り付け。 LEDを交換してテールライトレンズの裏側から直接照らしています。

連結してあるナハフ11がやはりTR50を付けていますが、比較すると 台車の削りこみがわかります。
台車はKATOのTR50を使用しています。実際にはTR232で台車側にブレーキシリンダが あるのですが、使えるものがありません…。

当初KATOカプラーでマニ44どうしの連結面は見てられなかったのですが、 ナックルカプラー化してそれなりになりました。

このマニ44、キットのベンチレータの配置は実物と異なるといわれています。
キットでは、車掌室側からリブの本数で、2-(押)-5-(ガ)-7-(ガ)-7-(ガ)-7-(ガ)-6 となっています。
私はネットの噂?から、両端のガラベンをリブ1本分だけ外側に移動していました。
すなわち 2-(押)-4-(ガ)-8-(ガ)-7-(ガ)-8-(ガ)-5 となります。
最近知ったのですが、実はGMのリニューアル時の修正は違っていて、2-(押)-5-(ガ)-7-(ガ)-8-(ガ)-7-(ガ)-5 、 つまり荷物室側の2個を車端側へ移動しているようです。
しかも「より詳細な資料から」修正したことを宣伝してます。
慌ててレイルロードの「SIDE-VIEW JNR-PC.1」 を引っ張り出して調べてみても自分の配置であっているようなのですが、 工場によって配置が違うとか、あったんですかね??

新系列荷物車を集めました。
スハネフ14カプラーセット、10個入りで当分楽しめるだろうと思っていたら、 この5両であっさり使い果たしてしまいました。
まだスユニ50がいるのですが、残念ながら回らず。
とまぁ細かい話はさておき、2015年に再生産されるようですね。また買っちゃうかも…。