マニ36は座席車や寝台車(わずか)から改造された荷物車です。改造は1966~1977年。 荷札がつけられた雑多な荷物を運んだ汎用の荷物車です。
東海道・山陽本線や東北本線では荷物車・郵便車を連ねた荷物専用列車としてまとめて運行され、 津軽海峡や瀬戸内海は連絡船に載せられて運ばれ、 京都や福島といった駅で1両単位でバラされて更に山陰本線や奥羽本線などに入り、 旅客列車に併結されて運行されていました。 旅客は乗換駅で自分で歩いてくれますが貨物や荷物は歩いてくれないので、 貨物や荷物は車両ごとつなぎ変えてたわけです。
ローカル線まで入る荷物はそこでキハユニ26やオハユニ61などのさらに小規模な荷物車に載せ替えられて 目的地まで到達するわけです。
荷物にはひとつひとつ着駅を示す(リアル)「荷札」がつけられていました。 荷物車の中では天井まで積み上げられるし、 駅では雑に投げられるしで、箱入りの段ボールを丁寧に運ぶ現在の宅配便では考えられない雑な扱いがされていました。 このため、「木箱」などで守ってたわけです。 子供の頃、実家のそうめんが木箱に入ってるのがなぜか全く理解できなかったわけですが、 そういう理由でした。
マニ36はスハ32やオハ35、スロ60など様々な車両から改造されており、改造もとの車両や 改造工場によりさまざまな形態が存在しています。というか、知らないと同一形式に見えないでしょう。
実物が裏方なだけに模型でもあまり重要な扱いがされておらず、 マニ36が模型化されたのはグリーンマックスでも遅いほうでした。 客車の床下がプラ化されて客車列車の5両セットシリーズが発売された1990年頃で、 オハ35、スハ32、マニ44などと並んで最後発だったかと思います。
その後レボリューションファクトリーなどからのコンバージョンキットが作られており、 (レイルロードなどでもやっぱり後回しだったように思います)、 2000年代に入りKATOが「ニセコ」でスハ32改造タイプを発売、 その後「津軽」やら「からまつ」やらでスロネ30改造タイプ、オハ35改造タイプと バリエーションを増やしています。マニ36でこんなバリエーションが完成品で手に入るのも 夢のようでは、あります。
こちらはそのグリーンマックスのキット組み立てで、スハ32改造のタイプになります。 そのまま組んで塗装するとKATO製の客車と連結したときに浮いてしまうため、 いろいろと改造しています。
分厚いシル・ヘッダは厚みをKATOの客車に合わせて薄く削り、 窓ガラスをはめ込み化しています。
床板はKATOのオハフ33のものを使用し、テールライトを点灯させました。 何も考えずに車掌室側を点灯化させたため、オハフ33の床下を使うと 実車と前後が逆になってしまってることに今更ながら気づくのですが(どうせなら荷物室側を点灯させればよかった) 旧い工作なのでまぁ…。
色もGMのぶどう色2号はまぁ…なので、赤やら黄色やらをまぜで調色しました。 鮮やかにする側に調色しています。 今ならトレカラの塗料があるので苦労しませんが、当時はまぁ…。
車体内側です。 ガラスはオハ35のものですが、幅をやすりで狭めて一枚づつ接着してます。 保護棒は銀河のパーツを両面テープで取り付けてます。 室内灯はKATOのものです。
端梁を作りこみました。 カプラーをマグネマティックカプラー#1025に交換。 電気暖房用ジャンパなどはプラ板からの切り出し。 開放テコは0.25燐青銅線。開放テコ受けもプラ板からの切り出しです。
ステップは別パーツ化してます。 妻面だけではなく、屋根上の手すりも植えています。
室内灯も取り付けています。 白色LEDの黎明期で、自分で電球をLEDに交換してたような…なんですが、 実物は白熱灯だった気もしなくもないです。 明るさはかなり暗めに調整しています。
KATOのニセコセットの目玉(個人的には)としていきなりラインアップされました。
オロ35改造タイプではなくスハ32改造タイプが選択されたのは個人的にはちょっと残念でしたが
多数派なので妥当な選択かとは思います。
その後、「きそ」などの他のセットにも含まれておりスユニ61などと並んで客車セットを買っているうちに
増殖してゆく車両のひとつです。
車体は製品そのまま、屋根のステップを別パーツ化するだけのお手軽加工です。
貫通幌をグレー/黒で塗装しました。
カプラーすらまだ交換してない…。
交換したら写真差し替えます。
グリーンマックスのマニ37の側面を入れ替えてマニ36にするコンバージョンキットです。 どちらもスロ60改造タイプなのでよく見ないと違いはわからない…のですが、まぁ。 こちら に詳細ページを造ってます。
寝台車のスロネ30から改造されたタイプです。 タネ車では重量バランスを取るために廊下側に配置された水タンクがそのままの位置で(容量は縮小されてますが) 残されているのが特徴です。 特徴的な形態、マニ36のなかでも6両と少数なグループなのですが 「津軽」でまさかの製品化。その後単品としても製品化されなぜか恵まれてます。
妻面がオハニ36などと同様に連結器のクリアランスを取ってえぐられてしまっており 復元したいのですが工作の手が回らず…。屋根もまったくいじってません。 そろそろやりたいなぁ。