その後キハ181、キハ65等に続くDML30系の大出力エンジン搭載の試作車両です。
千葉で試験されたあと量産試作も追加され合計12両になり名古屋に移動。
中央西線「きそ」、中央西線の電化後は高山本線「のりくら」で使われました。

キハ181とともに、KATOから発売されるのを夢見ていた車両。
キハ181のほうは現実的な期待でしたが、キハ91のほうはまさかね、というネタ。
そして2017年に発売されました。

15年くらい前にマイクロエースのものを買いました。
動力は我慢するとしても、側面のえもいえぬもっさり感と、 それに車体幅が広くて横にひしゃげた感じがどうしても受け入れられず休車状態でした。
今回のKATOは、期待通りでとにかくにやにやしてしまいます。

セットアップ

台車、床下、ラジエターを再塗装。
これまでこの手の再塗装はやってなかったんですが、とうとう手を出してしまいました…。

台車はプライマ(ミッチャクロン)後に、つや消し黒で、 床下は灰色(ニュートラルグレーにレッドブラウンを少し混ぜたもの)で塗装しました。
その上からエナメルレッドブラウンを薄めに吹き付けています。

写真が下手で製品まんまに見えますが、ほかの車両もやろうかと思うくらいかっこいいです。

ラジエターはつや消し黒です。 整風板は黒ではなく銀色? 灰色? だったようでそういう写真も意外と見つかるのですが、 綺麗に汚す自信がなく黒にしておきました。

ジャンパ栓は全体をシャインレッドに塗装後、灰色と黒を色挿ししています。

またいつものごとく色が回っていない窓の側面を赤で塗装。 乗務員室窓周りと、下降窓のキサロ90で効果的です。

165系以降、乗務員室手すりの色分けがばっちり決まるようになりました。
このあたり昔は色挿しの定番だったのですが、すごいです。。。
個人的には、ここ数年の特急型で見られた本来出っ張ってる手すりをへこませて塗り分けるのが嫌いだったので、 それが治ってうれしいです。

屋根3態。右からキハ91-2(冷房準備)、キハ91-8(冷房)、キハ91-9(冷房なし) です。

キハ181での冷房化の検討のため、普通車ではキハ91-8の1両のみが冷房化されていました。
このキハ91-8はセットに含まれないので、KATOのおすすめに従いAU13を取り付けて冷房化しています。 スロ81の灰色AU13を拝借。

ふさぎ板のリブを削るよう指示がありますが、残したままでも大丈夫でした。

ちゃんとしたキハ91-8にするには床下に冷房用発電機の追加が必要なほか、車体側面の吸気口の開口も必要そうです。
やってないんですが、てか、ナンバーも変えてないんですが、雰囲気優先で。

編成

手元の1973年7月号の時刻表に、きそが載っています。
中央西線の中津川-塩尻間の電化は1973年7月10日改正からですからまさに電化直前。
キハ91が使われているのは下り「きそ4号」6801D 名古屋 9:30 → 松本 12:54、 上り「きそ3号」6802D 松本14:44 → 名古屋 18:05。
(ところで中央西線の上り、下りってこれでいいんでしたっけか…)
停車駅は千種・多治見・恵那・中津川・坂下・南木曽・上松・木曽福島・藪原・塩尻。
今の「しなの」の最終くらいか。ちなみに当時のしなののほうは、しなの2号なんて名古屋を出たら次は木曽福島です。

季節臨で運転日は6月23・24・30だけ。これは7月9日までのダイヤだからで、本来なら夏休みはフル稼働でしょう。

編成です。

← 松本--------名古屋→
@ABCDEFG

ですが、なぜか下り4号は全席指定。 キハ91-8は、F号車かG号車あたりに入ったんですかね。

ウェザリング

再び。

ラジエーター整風板と、ラジエターの塗り分けをやりました。
真黒く汚れているものだとばかり思っていたのですが、ネットで写真を見ていると意外と銀色(灰色?)のものが多かったので。

屋根はニュートラルグレーで再塗装。(実はスミ入れとウェザリングに一度失敗して塗らざるを得なくなった)
ラジエーター整風板とラジエーター配管部は、灰色を混ぜた銀で塗ってから排気を黒く汚しました。
屋根だけやると車体が浮くので、屋根と車体をセットでやって、左のヘッドライトの上がちょっと汚れるのがポイントです。
車体もスミ入れしてます。

前の写真と比べると迫力が出てると自画自賛。

屋根も全体的にジャーマングレーで汚してますが、キサロだけはまったく汚さずに明るい灰色が目立つようにしました。