2003年の火星※画像の上が南です。
2004年1月5日 17時45分
 中央経度312度
2003年12月30日 18時22分
 中央経度20度
2003年12月23日 17時35分
 中央経度77度
73コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 75コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 57コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
  画像左下に向かって、かすかに大シルチスが見えます。中央少し上のヘラスが、かすかに明るいように感じますが、このシステムではもう限界のようです。この画像を持って、今回の接近の撮影は、終了とさせていただきます。   画像上の少し右側に、かすかに南極冠らしいものが見えます。また、黄雲といえるようなはっきりした様子は分かりません。しかし、シンチレ-ションが比較的安定しているのに、模様がはっきりしないのは黄雲のためでしょうか?これが今年の火星の最後のものになりそうです。   中央少し上に見える、明るい部分が黄雲のようです。眼視では、少し明るく、ぼんやりと広がっているのが分かりました。ただ、あいかわらずシンチレーションの影響で、詳しく分かりません。上下のふちが、ダブって見えるのは、シンチレ-ションで火星が揺れているためです。
2003年12月21日 18時40分
 中央経度112度
2003年12月16日 19時18分
 中央経度170度
2003年12月3日 18時45分
 中央経度289度
79コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 66コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 30コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
   シンチレ-ションが不安定で、南極冠がはっきりしません。中央の少し上に明るい部分が見えています。この部分が、おそらく黄雲の部分ではないでしょうか?この部分は、前に見えていた時には、もっと黒く見えていた部分でした。おおよそ、太陽の湖から、南側の部分です。   約2週間ぶりの火星です。南極冠は小さくなりましたが、まだ健在です。中央にシレ−ンの海が見えています。画像左端の上に、白く明るい部分が目立ちます。夕霧でしょうか?それとも太陽の湖付近に発生した黄雲なのでしょうか・・・。12月としては比較的シンチレ-ションが落ち着き、いろいろな模様が見えていました。    昨日に比べシンチレ−ションが不安定になり、コンポジット枚数も稼げません。このため、模様があまりはっきりしませんが、南極冠は分かります。またなんとなく大シルチスが少し右よりの下に見えています。この他、北極方面に少し白い部分が見えます。
2003年12月2日 19時26分
 中央経度309度
2003年11月24日 18時57分
 中央経度22度
2003年11月18日 18時47分
 中央経度75度
41コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 57コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 40コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
  大シルチスが、正面にやってきました。画像上の南極冠もまだ健在です。シルチスの上にあるヘラス盆地ですが、正面にまわると、あまり明るく見えませんでした。
  今年の冬は暖かい日が多く、雨が多くなり、1週間ぶりの画像です。12月としては、比較的安定したシンチレ-ションでした。  
 
  ひさびさに何とか見られる火星になりました。ただ、南極冠は上下ににじんでいます。どうしてもシンチレ−ションが不安定で、火星が上下に伸びるためのようです。
 さて、南極冠ほどではないのですが、左上と中央少し右に白い部分が見られます。左上はヘラス盆地、右側はマルガリ−タの湾のようです。ヘラスは霧、マルガリ−タは雲なのでしょうか?専門ではないのでさだかではありません。また、北極にも雲があり、アキダリアの海が分かります。
  シンチレ-ションが不安定で、南極冠がにじんで大きく見えます。画像左側にオ-ロラ湾、右側に太陽の湖らしい模様がなんとなく分かります。ついに大接近時の半分の大きさを割り、これからシンチレ-ションも不安定な日が多くなるため、かなりきつくなってきました。
2003年11月14日 21時03分
 中央経度147度
2003年11月8日 19時02分
 中央経度175度
2003年11月8日 18時30分
 中央経度167度
82コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 68コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 66コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
  シンチレ-ション不安定、望遠鏡を外気に慣らす時間が短いため、非常に火星の模様が見にくい状態です。
  南極冠がかすかに分かりますが他の詳しい様子は分かりません。
 少し薄雲があり赤みが強くなりました。そのかわり、シンチレーションも少し安定し、何とか南極冠が分かります。しかし、注意深く見ないと分からないほど小さくなっています。30分あまりの間隔を開けて、2枚の画像をUPしています。画像左のへの字に見えるシレ−ンの海がよく分かります。また南極冠とシレ−ンの海の間にも黒い模様が見えています。
2003年11月6日 19時36分
 中央経度202度
2003年11月4日 18時57分
 中央経度212度
2003年10月30日 19時37分
 中央経度269度
54コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 53コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 83コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
  2日前に比べさらに南極冠が小さくなりました。もうそろそろ見えなくなりそうです。この南極冠の少し下の部分が明るく見えています。
  中央の濃い模様は、右側がキンメリアの海、左端がシレ−ンの海のようです。画像下の北極地方の白い部分が小さくなっています。
  画像上の小さな南極冠が、はっきり分かりました。やはりシンチレ−ションがある程度安定すると、小さくなった火星の模様も、まだまだ分かります。
 左から、少し右下に伸びるキンメリアの海がはっきりと分かり、南極冠の少し下側がほんのり白く見えます。また、画像下の北極地方が、白く見えます。雲が発生しているのでしょうか?
  透明度はたいへん良かったのですが、シュンチレ−ションが不安定でした。露出も少しオ-バ-になっています。おおまかな感じは南極冠が上にあり右端に大シルチス、左へチュレ−ニの海、キンメリアの海が続いています。
2003年10月27日 19時57分
 中央経度303度
2003年10月26日 17時57分
 中央経度283度
2003年10月25日 21時07分
 中央経度339度
85コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 91コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 90コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
  大シルチスが、ほぼ正面に回ってきました。画像下の縦に伸びる、黒い模様です。この上のヘラスが、相変わらず白く見えていました。
 この日は少し薄雲が時々広がり、火星の色が少し赤くなりました。またシンチレ-ションの乱れから、南極冠が上下ににじんだ感じに見えています。  
  昨晩に変って、シンチレ-ションが安定し、ひさびさにきれいな火星が見えました。日の入り後、早めに見たため安定していたのかもしれません。19時ころには、やはり少し不安定になりました。
 さて相変わらず、南極冠が目立ちますが、その少し下のヘラスが、白く明るく見えます。画像ではそうでもないのですが、眼視では南極冠より少し暗いぐらいで、ぱっと見た感じは、南極冠が2つあるように白く見えました。
 また、中央下へ伸びる大シルチスが正面に回ってきています。やはりここが火星のメインというように、濃い模様が複雑に入りくんでいます。
  シンチレ−ションが不安定で、火星のふちがぼんやりしています。しかし、南極冠は白くはっきり分かりました。10/22と同じ経度ですので同じ面が見えています。模様の様子はおおきな変化は見られません。
2003年10月22日 19時13分
 中央経度339度
2003年10月21日 20時53分
 中央経度13度
2003年10月21日 19時26分
 中央経度352度
30コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 68コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 65コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
   風が強く、望遠鏡が揺れ、火星自身はほどほどに見えているのですが、画像にするとあまりぱっとしません。といっても、左端には大シルチスがあるので、なんとか模様が分かります。左上のヘラスも少し明るい感じです。いつもよりコンポジット画像が少なく、少しざらついています。   火星が少し上下に揺らいでいたので、南極冠が上下ににじんだ状態になりました。ただ、他の模様は、比較的良く分かります。これは、南極冠が白く明るく見えるため、少しの揺らぎがそのまま画像として残るためのようです。黒い模様などは、1/4秒でやって分かるためわりと見えるのでしょう。
  さて、火星の正面に、中央経度0度にある子午線の湾が見えてきました。左上の火星のふちにはヘラス盆地が少し明るく見えています。1時間半くらいの時間の間隔があるので、火星の自転が分かります。
2003年10月18日 19時26分
 中央経度20度
2003年10月16日 20時27分
 中央経度54度
2003年10月9日 20時38分
 中央経度121度
47コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 66コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 83コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
  少しシンチレ−ションが不安定で、詳しい模様が分かりません。おおまかに、中央少し左に子午線の湾。右側にオ-ロラ湾、右下にアキダリアの海があるようです。大きな変化はないようです。
  南極冠ははっきり分かり、この2日間は、少し黄色みかかった感じに見えます。 
 
  1週間ぶりにやっと撮影できました。寒気が入ってきたわりには、火星の模様がよく分かりました。少し、模様のコントラストが高くなった気がします。
 中央付近のオ-ロラ湾が複雑に入りくみ、右端に太陽の湖、左端に子午線の湾があります。南極冠ははっきり分かり、北極地方の白い雲と、少し上にアキダリアの海が見えています。
  大接近から2ヶ月近くたち、今回の大接近もごく普通の接近くらいになってきました。
  少しアンダ-になったので、赤みが強くなりました。南極冠が小さく丸く明るく見えています。そして、下に向かって白い部分が伸びています。これはブレか本物なのかはっきりしません。やはり、小さくなったので分かりにくくなったようです。左側に見える太陽の湖ははっきりしますが、オリンポス山はっきりしません。
2003年10月8日 20時52分
 中央経度134度
2003年10月8日 19時52分
 中央経度120度
2003年10月8日 18時45分
 中央経度103度
62コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 70コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 67コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
 1週間ぶりの画像です。ますます小さくなり、詳しい模様が見にくくなっています。まず、南極冠ですが、小さいのですが輝きはしっかりしていました。そして、下に向かってでこぼこした様子が分かりますが、シンチレ-ションが不安定で、形はよく分かりません。模様に注目すると、丸い目玉の太陽の湖が、時間とともに右から左へ動いているのが分かります。この他、20時52分の画像の下側にかすかにオリンポス山が見えています。3つの画像の中で、南極冠がいちばん分かりやすい19時52分がいい感じです。
2003年10月1日 20時11分
 中央経度189度
2003年9月30日 20時55分
 中央経度209度
56コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 55コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
   画像の下側、北側に模様が少ない面がやってきました。南半球は模様が濃く、右側にキンメリア人の海、左側にシレ−ンの海が見えています。小さい南極冠の少し下に、ぼんやりと白い部分が見えています。昨日に比べ、シンチレ-ションが少し不安定で、模様が少し分かりにくくなりました。   透明度が引き続きよく、また少しだけシンチレ-ションも安定しました。小さく丸く南極冠がはっきり分かります。また、透明度がましたためか、少しピンク色に見えたので、少し色調が変わった感じになりました。この感じが眼視に近い感じです。青白い北極の雲がきれいでした。
2003年9月28日 21時13分
 中央経度231度
2003年9月26日 23時00分
 中央経度275度
2003年9月18日 21時15分
 中央経度322度
50コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 83コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 73コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
  ますます南極冠が小さくなり、シンチレ-ションも不安定で、はっきりしません。ただ、眼視の場合は落ち着いた瞬間に、はっきり分かります。
  相変わらず透明度がいいのですが、ゆらゆら揺れる火星の模様が分かりません。   
  台風通過のためしばらくぶりの火星です。季節がすっかり秋に移り変わり、透明度が良かったのですが、シンチレ−ションがいまいちでした。
 約1週間ぶりになりますが、本当に南極冠が小さく、少し輝きもなくなっています。このため、南極地方の模様が、見えてくるようになりました。相変わらず北極方面の白い雲が目立ちます。南極冠より目につくかもしれません。
 透明度が回復したのですが、シンチレショ−ンが悪く、南極冠がダブった感じでボケてしまいました。このため、ミッチェル山が南極冠とだぶって、はっきりしません。左端の大シルチスのさらに左側は明るく、ヘラスの北側(下)も明るく見えます。
2003年9月17日 21時15分
 中央経度331度
2003年9月16日 21時10分
 中央経度339度
2003年9月15日 21時30分
 中央経度353度
105コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 114コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 91コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
  南極冠すぐ左下の、ミッチェル山が少し見にくくなったような気がします。この他の大きな変化はありません。
 少しずつ、大シルチスが見やすくなり、かわって子午線の湾が右に移動しています。
 透明度の変化のため、なかなか火星の色が同じになりません。   
  あいかわらず透明度が回復しません。しかし、小さな揺らぎがあるものの、ほどほどのシンチレ-ションでミッチェル山も見えています。昨日より、少し早めの時間で、左端の大シルチスが見やすくなってきました。このあたりは、霧がかかっているのでしょうか?  ほぼ中央の模様が子午線の湾、火星の経度の始まりです。地球でいうと東経0度の場所です。火星は東経、西経は使わず、360度の経度だけを使っています。つまり、地球から見たときに、どの経度が中央に見えるかを示すのが、中央経度です。火星の経度の0度は、子午線の湾にあります。
  昨日に比べ、透明度が少しよくなり、普通の色になりました。南極冠横に、白い斑点としてミッチェル山が見えています。また、左端は大シルチス、その上のヘラスは明るく見えています。大接近をすぎ、火星の右側が少し欠けてきました。
2003年9月14日 22時11分
 中央経度12度
2003年9月14日 21時15分
 中央経度358度
2003年9月14日 20時11分
 中央経度342度
80コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 106コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 83コマコンポジット ISO200 1/4秒露出
  台風のため悪天候が続き久々の撮影となりました。しかし、薄雲がかかり火星がかなり赤い状態です。特に20時台の画像は、高度が低くボケボケでした。21時台になると、少し高度が高くなり、南極冠と左側にある、ミッチェル山が分離しているのが分かります。そして22時台はずいぶんと模様が移動し、子午線の湾が左によってきました。また画像左上のヘラスが、少し明るいのが分かりました。いっぽう北極方向は、雲が(?)かかり明るく見えています。
火星の衛星は、2個あります。そのうち火星に近いのがフォボス、明るさは11等ほど、外側がダイモス、明るさは12等ほどです。明るさだけで行くと、望遠鏡で簡単に見えるのですが、近くに火星があり、まぶしくてなかなか見えません。
ただ、大接近時は火星から見かけ上はなれるために、見やすくなります。
  左端の画像が、2個の衛星の姿で、右側がステラナビゲ−タ6でシミレ-ションしたものです。フォボスは火星の明るさにうずもれそうですが、何とか分かると思います。ただ、眼視ではまったく見えませんでした。
  なお衛星に露出を合わせているので、火星が真っ白になりました。このため、適正露出の火星を上から貼り付けて分かりやすくしています。
 今回は、テストのつもりで撮ったのですが、比較的簡単に撮れてしまいました。時間があれば、公転していく衛星も撮影したいものです。
2003年9月8日 20時35分ころ 8コマコンポジット ISO100 4秒露出 中心の火星は1/60秒1コマを合成 広角側で撮影
2003年9月8日 21時57分
 中央経度62度
2003年9月6日 20時53分
 中央経度64度
2003年9月5日 21時54分
 中央経度96度
85コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 100コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 102コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
   透明度は比較的良くなりました。しかし、シンチレ−ションが不安定で、いまいちすっきりとした画像ではありません。
右のほとんど同じ位置で変化もほとんどありません。
  画像下側の、北極地方の白い雲が目立ちます。その近くに見えるのが、アキダリアの海です。また南極冠も白く目立ち、中央はオ-ロラ湾、右側の太陽の湖の目玉の模様もよく分かります。なお、この日も薄雲があり、少しシャッタ−速度が遅くなり、シャ−プに撮れませんでした。 薄雲と、シンチレ−ションが不安定で、詳しい模様がよく分かりません。ただ、小さくなっていますね。8/27の大接近より一回り・・・。
2003年9月4日 22時05分
 中央経度99度
2003年9月4日 21時54分
 中央経度96度
2003年9月3日 22時02分
 中央経度107度
PANASONIC デジタルビデオカメラ NVDB-1
1/60秒x910コマをREGISTAXで合成後、ウェ−ブレット変換、
ステライメ−ジ3でコントラストなど調整
114コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 96コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
 小さな乱れはあるものの、シンチレ-ションが安定し、大変よく見えました。少し画像の処理を変えて、眼視に近い感じに仕上げています。
  南極冠の一部が溶け出し、濃淡や輝度の違いがよく分かります。そして、目玉のように見える太陽の湖、右下の白い斑点、オリンポス山もみえています。また、左端からはアキダリアの海やオ−ロラ湾が見えはじめました。

  左がデジタルビデオカメラ、右がデジカメ画像処理の違いで色調などの違いがありますが、大まかに見るとほとんど同じ感じです。
  左下から約1時間ほどの姿です。眼視では分からなかったのですが、少し薄雲が広がり赤みがましました。火星の自転のため、太陽の湖やオリンポス山の移動が分かります。
2003年9月3日 20時58分
 中央経度92度
2003年9月2日 22時52分
 中央経度128度
2003年9月1日 22時27分
 中央経度131度
102コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 83コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 96コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
  昨晩よりシンチレ-ションが安定し、早い時間に撮影しました。中央に見える、太陽の湖が目玉のように見えます。その周りをまた黒い部分が取り囲み、まるで運河が伸びているようです。
  昨日に比べ、経度が30度以上違い、模様が全体的に右によっています。この日は、右下ぎりぎりにオリンポス山が見えています。
  中央経度が9/1の画像とほとんど同じで、ほぼ同じ模様が見えています。ただ、昨日に比べ、薄雲がかかっていたので、露出アンダ−になり赤くなってしまいました。また、ノイズが多く、ざらつきが目立ちます。しかし、おおまかな模様は分かり、変化はほとんど見られません。 大接近から5日ぶりに晴れました。中央経度が少し変わり、見えている部分も変化しています。まず左上に見える目玉のような模様が、太陽の湖。中央にへの字のように見える、黒い部分が、シレ−ンの海です。また中央の下よりに、少し白く見える斑点が、オリンポス山です。またこの上に、かすかに青白く見える雲が見えています。南極冠は相変わらず小さいのですが、白く明るく輝き、完全に露出オ−バ−です。
2003年8月27日 22時21分
 中央経度174度

20cmシュミカセ+Lv9mm
PANASONIC デジタルビデオカメラ NVDB-1
1/60秒x900コマをREGISTAXで合成後、ウェ−ブレット変換、
ステライメ−ジ3でコントラストなど調整

左はデジタルビデオカメラで撮影したものです。オリンポス山が矢印の先に白っぽく見えています。また南極冠は、少し変形しています。これは、一部がおそらく分離したものでしょう。
なお、取り込むときに、火星の縦横の比率が変になってしまいました。
2003年8月27日 21時30分ころ 今世紀最大接近時の動画  
   画像形式 wmv 514k ブロ−ドバンド以外は、一度ダウンロ−ドしてください
2003年8月27日 21時15分
 中央経度157度
2003年8月27日 22時10分
 中央経度171度
2003年8月27日 23時10分
 中央経度185度
64コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 50コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 54コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
  今世紀最も接近した夜の様子です。20時前から晴れ間が多くなり、24時ころまでは火星がよく見えていました。21時15分の画像は、高度が低く赤くなりました。しかし、左下の少し白いしみのように見える部分があります。これが、火星最大の火山、オリンポス山です。時間がたつにつれ、火星の自転で模様が右から左へと移動し、オリンポス山が見にくくなっています。
  このほか、火星上の左右に伸びる黒い模様が、シレ−ンの海〜キンメリアの海です。また白く輝く南極冠が上に見え、画像下の北極方面にも白い雲がわずかながら見えています。シンチレ-ションはほどほどで、すばらしい画像ではないのですが、とりあえず今世紀最大の姿を見ることができました。ただ、高度と透明度の変化のため、火星の色調がばらばらになりました。
2003年8月24日 22時27分
 中央経度202度
2003年8月23日 23時03分
 中央経度219度
2003年8月21日 23時45分
 中央経度247度
117コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 100コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 108コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
 透明度が大変悪く、1/8秒でOKのところ、1/4秒露出でもまだアンダ−気味でした。このため、火星がいつもより赤く見えます。また、シンチレ−ションもまあまあといったところしょうか?
 南極冠が急速に小さくなっています。しばらく天候が悪いようで、今度見るときはどうなっているのでしょう・・・。

 
ビクセンR200SS+LV5mmでコリメ−ト撮影

 いつも違った望遠鏡で撮影です。このため拡大率が少し小さくなっています。また、シュンチレ−ションが少し不安定で、少し模様が分かりにくくなりました。
 しかし、左右に伸びるキンメリアの海がはっきり分かります。また画像下の北極方面付近では、白い部分が点々と広がっています。南極冠はますます小さくなりました。
 今シ-ズンの中では、最もシンチレ−ションが安定しました。いつもより撮影したコマ数も多く、100枚を越えて合成しています。火星表面には無数の薄い筋が見え、まさに運河の感じでした。しかし、南極冠が明るくオ−バ−になり、見た目の感じには表現できていません。
2003年8月20日 22時55分
 中央経度244度
2003年8月20日 0時5分
 中央経度270度
2003年8月19日 22時40分
 中央経度249度
54コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 48コマコンポジット ISO100 1/8秒露出 64コマコンポジット ISO100 1/8秒露出
 8/19の22時40分とほぼ同じ場所の様子です。
大シルチスが右側に縦に伸び、中央上のキンメリアの海もよく分かります。
 同じように処理しようとしても、色調が少しいつも違ってしまいます。なかなか難しいですね(^^ゞ

 火星は、24時間40分ほどで自転しています。しばらく間隔をおいて見ると、この様子が分かります。画像右の、1時間25分後が左となります。模様が全体的に右に移動しているのが分かるでしょう。
 この二つの画像ですが、右は高度が少し低く、シンチレ−ションが不安定で、模様がぼんやりしています。いっぽう、左は高度が高くなり、またシンチレ−ションが少し安定し、細かな模様が見えてきました。とくに、上下に伸びる大シルチスがよく分かります。
2003年8月18日 21時53分
 中央経度246度
2003年8月10日 22時54分
 中央経度332度
16コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 29コマコンポジット ISO100と200 1/4秒露出
  高度が低く、いつもより赤くなってしまいました。というのも、このあとすぐ雲が広がり、高度が高くなるまで待てなかったためです。
 8日ぶりの火星ですが、極冠が小さくなっているのがよく分かりました。そして、右側にある縦の黒い模様、大シルチスがよく分かりました。また、中央上の左右に伸びる、キンメリアの海も濃く見えました。
画像の中央にある、横に伸びる黒いところが、子午線の湾です。また、左端の黒いところが、大シルチスと呼ばれる、火星の最もはっきりした模様です。南極冠が変形し、少し小さくなったのが分かりますか?この日は、コントラストと輪郭を強調したので、模様が分かりやすいのですが、ざらつきが気になります。また、雲が少しあったので、ISO200で撮ったコマも入っているのも原因です。
2003年8月3日 23時23分
 中央経度42度
2003年8月4日 0時05分
 中央経度53度
2003年8月1日 23時55分
 中央経度68度
11コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 16コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 19コマコンポジット ISO100 1/4秒露出
 約40分の間隔をあけて撮影しました。火星は自転しているので、模様が移動していきます。上が南なので、右から左へと移動します。よく見ると、少し移動しているのが分かります。23時23分に右端に見える丸い模様の太陽の湖が、0時05では少し左へ移動しています。また左端に見える。子午線の湾が時間が、たつと見えなくなっています。
 画像上の南極冠は白く輝き、少し変形しています。画像下の北極付近には、白い雲が見えます。また、中央付近には黒っぽい模様が複雑に入りくんでいます。
 火星をかなり拡大しているので、離れてみると模様が分かりやすくなるでしょう。ところで、さまざまなサイトで火星の画像が見られますが、実際見た感じは、上のようにコントラストはあまり高くありません。なるべく実際に感じに仕上げています。

シンチレ-ションは比較的安定していました。しかし、透明度が悪く、かなり火星が暗くなってしまいました。
このため、火星を明るくしようとしたのですが、ざらつきが多くなってしまいます。
また温度も高くなってきたので、ノイズが増えたのかもしれません。実は、この日は撮影枚数を増やすために、ノイズリダクションをOFFにしたのです。
さて火星の様子ですが、南極冠が上に白く輝いています。中央少し右側に、目玉のように見える、太陽の湖が見えます。火星上側(南半球)は模様が濃いところで、濃淡が分かりますが、どうもはっきりしません。また、下側の北半球側の左下に淡く見えのがアキダリアの海です。
2003年7月27日 23時37分
 中央経度109度
2003年7月27日 0時9分
 中央経度126度
2003年7月17日 0時10分
 中央経度219度
8コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 15コマコンポジット ISO100 1/4秒露出 8コマコンポジット ISO200 1/4秒露出
 いま流行のRegistaxで画像処理をしてみました。少しシンチレ-ションが安定し、未明の画像より模様がよく分かります。
 画像上の少し暗い模様のうち、左寄りに見える円形状の模様が、太陽の湖です。その右側に
チュレ−ニの海が見えています。極冠は相変わらずはっきりしていますが、少し変形しているのが分かりました。
 真夏にしては大変涼しいのですが、寒気が入りシンチレ−ションが悪く、詳しい様子が分かりません。画像上の、南極冠は白く見え、その少し下に黒い模様がぼんやりと見えます。また、画像下の北極付近に白い雲が眼視でかすかに分かったのですが、画像でははっきりしませんでした。
 17日に比べ見かけの大きさが大きくなってきました、8月はいっそう大きくなります。
 8/27に今世紀最大の接近に向け、大変明るく見やすくなりました。ただ今年の梅雨は、曇りが多く、この画像がはじめて得られたものです。
 火星の一番上にある、白い部分が南極冠です。これはドライアイスや氷の塊、といわれています。火星の南半球が、夏となりこの南極冠が、しだいに小さくなりはじめたころのようです。一様に白く輝くのではなく、暗い部分が見えています。
 中央付近を左上から、右下の黒く見えるのが、キンメリアの海と呼ばれる部分です。といっても、地球のように水があるわけではありません。
 この日は、シンチレ-ションは比較的よかったのですが、撮影したころは高度が低く、あまりいい条件ではありません。しかし、大接近まで、1カ月あまりにせまり、いつもより火星が大きいので、模様も比較的よく分かりました。
  火星の撮影の使用した望遠鏡は、口径20cmのシュミットカセグレンです。カメラは、NIKON COOLPIX4500デジタルカメラです。ビクセンのLV9mmの接眼鏡で拡大し、ズ−ム最大でコリメ−ト撮影しています。その後周辺部をトリミング、画像処理しています。

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