バーナード彗星 177p/2006M3  

1889年以来、なんと117年ぶりに再発見されました。今回は発見時よりも地球に近づき、好条件で、7月中旬から急激に明るく大きく見えるようになりました。
詳しい情報や位置、明るさは、アストロア−ツをご覧ください。
 

2006年8月15日 20時12分〜20時19分までの間に2分露出を3枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
3x3ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、周辺部を一部トリミング 伊予市谷上山にて撮影
  画像の右端の少し上の青緑色の天体が、バーナード彗星です。そして、左端の少し下星の集まりが、球状星団M92です。見かけの大きさや、明るさがおおよそ分かると思います。あいかわらず大変淡いのですが、ほどほどの大きさで見えています。この画像は、M92と同じ視野におさめるため、下のスケールと比べ2/3のサイズで少し小さくなっています。

2006年7月30日 22時25分〜22時34分までの間に2分露出を4枚合成
 
EOS KISSDNEW+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、周辺部を一部トリミング
 松山市高縄山にて撮影
  明るさ、見かけの大きさは、あまり変化が見られません。大きく淡く広がっているので、眼視ではあまりよく分かりません。

2006年7月27日 20時40分〜20時49分までの間に2分露出を4枚合成
 
EOS KISSD(IRC改造)+EF80-200mmF2.8→200mmF3.5 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、色調補正、周辺部を一部トリミング
 伊予市谷上山にて撮影
  画像の右側に見える、青緑色の淡い雲のような天体が、バーナード彗星です。彗星独特の青緑色はきれいにでていますが、尾はまったく分かりません。これは、地球に接近したために、大きく見えるようになったのですが、たいへん淡くなったためです。また、移動速度が速く、10分ほどの露出の間に、南北に細長く伸びているのが分かります。 

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