マックホルツ彗星 C/2004Q2

  2005年の1月地球に接近し、肉眼でも見える明るさになりました。詳しい位置や明るさは、アストロア−ツをご覧ください。
 

 2005年3月7日 20時16分〜20時27分までの間に5分露出を2枚合成
 カメラ:CANON EOS Kiss Digital 望遠鏡:AD-VIX102SS(10cm屈折アクロマート)+レデューサー 合成F3.6 
赤道儀:P2-Zで自動ガイド撮影 気温約7度 RAW形式 ISO800
RAPにてダ-ク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、スタ−シャ−プフィルター
 愛媛県松山市北条公園
 見かけ上小さくなったので、10cm望遠鏡で撮影してみました。注意深く見ると左少し下に向かって淡いイオンの尾がひろひろと伸びています。また下に向かうダストの尾が幅広く見えます。透明度が良かったのですが、写りはパットしませんね。

 2005年3月6日 19時33分〜19時54分までの間に5分露出を4枚合成
 カメラ:CANON EOS Kiss Digital レンズ:CANON EF80-200mm F2.8L 200mmF3.5 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約3度 RAW形式 ISO800
RAPにてダ-ク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、スタ−シャ−プフィルター
 愛媛県松山市北条公園
 もう肉眼ではまったく見えません。カメラのファインダーでもかすかに存在が分かる程度で、6等以下になりました。本体から左少し下に向かってかすかに細いイオンの尾が伸びています。また、下に向かって短く幅の広いダストの尾が分かります。しかし、もう詳しい様子が分かりにくくなってきました。そろそろ撮影も終わりが近づきました。

 2005年2月11日 19時28分〜19時44分までの間に3分露出を4枚合成
 カメラ:CANON EOS Kiss Digital レンズ:CANON EF80-200mm F2.8L 200mmF3.2 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約5度 RAW形式 ISO800
RAPにてダ-ク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、スターエンハンス・シャ−プ、デジタル現像
 愛媛県松山市北条公園
 透明度がまあまあ良かったのですが、かすかに肉眼で見える程度でした。明るさは5等ほどでしょうか?双眼鏡でも、明るさが落ちあまり目立たなくなりました。ただまだイオンの長い尾は健在です。淡いのですが細の長く左へ伸びているのが分かります。もうすぐ月明かりで再び見にくくなります。肉眼で見えるのもここ数日になってしまうようです。

 2005年2月5日 20時23分〜20時37分までの間に3分露出を4枚合成
 カメラ:CANON EOS Kiss Digital 望遠鏡:AD-VIX102SS(10cm屈折アクロマート)+レデューサー 合成F3.6 
赤道儀:P2-Zで自動ガイド撮影 気温約2度 RAW形式 ISO800
RAPにてダ-ク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、スターシャ−プ
 愛媛県松山市エリエ−ルゴルフ場
 見かけの大きさが小さくなったので、カメラレンズから望遠鏡に変えて撮影しました。ただ、春のようにもやがかかり、透明度も大変悪い状態でした。ここまで拡大すると、左に向かって伸びるイオンの尾がはっきり分かります。特に彗星本体の近くは、細く明るく見えます。先に向かうと、幅広くなり急に淡くなって、夜空にとけこんでしまいました。透明度が良かったら、もっとはっきりしたのに残念です。また下にやや明るく見える部分が、ダストの尾です。
 EOSは赤や青の輝点が比較的多いのですが、RAPソフトで簡単に除去できます。また、連続撮影時に、*istDSのようにバックがどんどん赤くなる現象があまりありません。コンポジット撮影するのには、かなり楽になりました。

2005年2月3日 19時12分〜19時28分までの間に3分露出を3枚合成
 カメラ:EOS Kiss Digital レンズ:CANON EF50mm F1.8→F3.5 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約3度 RAW形式 ISO800
RAPにてダ-ク補正、3x3ビニング(1/3にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、スターシャ−プ
 愛媛県松山市北条公園
 いつもより広角の画像で、50mmレンズを使用しました。右側にカシオペヤ座があり、左端の緑色の天体が、マックホルツ彗星です。また下の少し左寄りが、ペルセウス座の二重星団です。この日は透明度が悪く、天の川がかすかに分かる程度で、肉眼でやっと見えるくらいでした。
 KISS Dでの撮影に慣れていないので、ピント合わせに非常に時間がかかりました。といのも、このレンズEF50mmには距離メモリすらないのです。また周辺の星が線状に延びています。中心部分の星は比較的シャープなのに残念です。なお、Fを3.2に絞っても星像の改善はほとんどありませんでした。

2005年1月28日 18時56分〜19時05分までの間に2分露出を4枚合成
 カメラ:PENTAX*istDS レンズ:PENTAX FA135mmF2.8→F3.5 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約5度 RAW形式 ISO800 ノイズリダクションOFF
RAPにてダ-ク補正、2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、スターシャ−プ、一部トリミング
 愛媛県松山市北条公園
 約2週間ぶりの画像です。見かけの大きさが小さくなり、少し暗くなってしまいました。右側の星の集まりが、ペルセウス座の二重星団です。さてマックホルツですが、左に向かってイオンの淡い尾があります。また、下方向へダストの尾があるのですが、はっきりしません。この日は薄雲がかかっていたので、少し条件が良くありませんでした。
 今回の画像処理は、RAPというソフトを使いました。このソフトは、RAW画像からソフト的にダーク補正を行うことができます。カメラだけで補正するより、手軽にノイズを軽減することができるようです。
2005年1月13日 22時26分〜40分までの間に4分露出と2.5分露出2枚合成
 カメラ:PENTAX*istDS レンズ:PENTAX FA135mmF2.8→F3.5 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約5度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、デジタル現像、一部トリミング
 愛媛県伊予市森海岸
 イオンの尾が再び淡くなってしまいました。ただその構造は複雑で、よ-く見ると、左へかなり長く伸びているのが分かります。ダストの尾は、曲がりながら下へ伸びていますがあいかわらず長さはあまりありません。
 この日は天気に恵まれず、晴れ間を探してやっと撮れた画像です。いつもより時間が遅かったので、空が暗くなって、空が比較的明るい場所でもなんとか撮れました。ただ、左上にカリフォルニア星雲があるのですが、構図に失敗して、星雲の一部しか写っていませんでした。といってもノ−マルデジカメなのであまり写っていませんでしたが。

2005年1月11日 19時12分〜21分までの間に3分露出と2分露出2枚合成
 カメラ:PENTAX*istDS レンズ:PENTAX FA135mmF2.8→F3.5 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約7度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、一部トリミング
 愛媛県松山市北条公園
 淡かったイオン尾が少し明るくなりました。左側に伸びながら、扇形に広がり濃淡が見られます。その先は何本かに分岐しています。ただ透明度があまり良くなかったので、その先があまり分かりません。いっぽうダストの尾の写りがあまりよくありません。この日も、雲がかなり多く、なかなか長時間の安定した露出ができません。


2005年1月10日 19時15分〜3分露出
 カメラ:PENTAX*istDS レンズ:PENTAX FA135mmF2.8→F3.5 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約5度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、一部トリミング
 愛媛県松山市北条公園
 すばるからかなり離れ、このレンズでは、これが最後のツーショットになりそうです。あいかわらず、イオンの尾が淡い状態です。ただ、おもしろいことに二つの分岐しているのが分かります。またコマ近くは複雑に折れ曲がっています。いっぽう、ダストの尾は下(南側)に太く短く見え、だんだん向きが変わってきました。
 なお、雲がかなり多く、この3分露出のみ何とか撮影できました。ので、1枚の画像でかつ、カメラが外気に慣れていなかったので、左上少し赤くなっています。


2005年1月8日 21時53分〜3分20秒露出
 カメラ:PENTAX*istDS レンズ:PENTAX FA135mmF2.8→F3.5 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約7度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、一部トリミング
 愛媛県松山市北条公園
 すばるの北側に移動しました。下の画像と見比べてください。しかし、こちらは画像が一枚のみで、違った感じになってしまいました。昨晩に比べ透明度が良かったのですが、尾が少し淡くなった感じがします。それとも画像が一枚で、処理を少しおとなしく抑えたため淡くなったのでしょうか?まあ雲が多い中の記念という形で、なんとかなりました。


2005年1月7日 19時51分〜19時58分までの間に3分露出を2枚合成
 カメラ:PENTAX*istDS レンズ:PENTAX FA135mmF2.8→F3.5 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約8度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、デジタル現像、一部トリミング
 愛媛県松山市北条公園
2005年1月7日 19時33分〜19時40分までの間に2分露出を2枚合成、1枚はケンコ−ソフトンB使用
 カメラ:PENTAX*istD レンズ:PENTAX FA43mmF1.9→F2.5 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約8度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、一部トリミング
 愛媛県松山市北条公園
 いよいよすばる・プレアデス星団との接近です。上が望遠レンズで撮影したもの、下が標準レンズで撮影したものです。上の画像を見ると、すばるの下をイオンの尾が通り、下に向かってダストの尾が見えます。標準レンズで撮影すると、おうし座のアルデバランも一度に捕らえることができました。アルデバランのオレンジ色、彗星の緑色、すばるの青色、大変カラフルな眺めです。
 透明度があまり良くなかったのですが、頭の上にあったので、7x42の双眼鏡でも二種類の尾を見ることができました。



2005年1月2日 19時03分〜19時13分までの間に3分露出を2枚合成
 カメラ:PENTAX*istDS レンズ:PENTAX FA135mmF2.8→F3.2 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約3度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、一部トリミング
 愛媛県四国中央市土居町
 淡いイオンの尾が、かなり長くなっています。左上とたどっていくと、視野の端近くまでありそうです。その長さは、7度以上あるようです。下少し右に伸びるダストの尾は、短いのですが、彗星本体近くは比較的明るく見えます。明るさは3等の後半でしょうか?ただ比較するものがないので、おおよその感じです。注意深く捜すと、街の中でも見えるかもしれません。ただ、尾のほうは双眼鏡を使ってもはっきりしません。ボール状の雲の感じです。


2004年12月29日 19時09分〜19時14分までの5分間露出
 カメラ:PENTAX*istDS レンズ:PENTAX FA135mmF2.8→F3.2 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約7度 RAW形式 ISO400
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、一部トリミング
 愛媛県北条市北条公園
 やっと月明かりもなくなり、条件が良くなりました。右下の延びるのがダストの尾、左上に伸びるのがイオンの尾です。このように、尾の方向がまったく違うのは、大変珍しい彗星です。明るさは4等ほどで、肉眼でも簡単に分かります。ただ、移動速度が速くなったので、1枚の画像で処理しました。コンポジットしていくほうがバックが滑らかになるのですが、しかたがありません。この画像は、修理から戻ってきた、*istDSで撮影したものです。左上が緑色になることもなく、かなり加工しやすくなりました。

2004年12月23日 21時22分〜21時27分までの間に30秒を8枚合成
 カメラ:PENTAX*istD レンズ:PENTAX SMCPENTAX M200mmF4開放 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約10度 RAW形式 ISO800 ノイズリダクションOFF
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、一部トリミング
 愛媛県松山市自宅ベランダにて撮影
 月が近くで明るく輝き、条件は最悪です。また、自宅での撮影なのであまり比較にならないかもしれません。尾は左上方向にイオンの尾、右下に短いダストの尾があります。透明度が大変いいのですが、月明かりのため肉眼で確認できませんでした。ということで、ごく普通に活動しているようです。月明かりのなくなる1週間後が楽しみです。

2004年12月16日 21時42分〜21時54分までの間に4分と2分40秒露出を2枚合成
 カメラ:PENTAX*istD レンズ:PENTAX FA135mm F2.8→F3.5 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約10度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、デジタル現像、一部トリミング
 愛媛県伊予市谷上山にて撮影
  尾が長く伸びてきたので、135mmレンズで撮影してみました。透明度が比較的良かったので、イオンの尾が双眼鏡でも少し見えました。ただ、またまた雲に悩まされ、2枚の画像しか得られませんでした。
  上に向かって伸びるイオンの尾が淡いのですが、かなり伸びています。また右少し下に向け伸びるダストの尾も分かります。もう少し画像が多くなればもっと滑らかな画像になって、尾も良くわかるかもしれません。ただ、彗星の移動速度が速くなり、これ以上の露出時間はかせげません。来年1月は、もっと移動が速くなるので、明るいレンズと短時間露出が必要になります。

2004年12月15日 21時01分〜21時25分までの間に3分露出を4枚合成
 カメラ:PENTAX*istD 望遠鏡:AD-VIX102SS(10cm屈折アクロマート)+レデューサー 合成F3.6 
赤道儀:P2-Zで自動ガイド撮影 気温約10度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、デジタル現像、一部トリミング
 愛媛県伊予市タ谷上山にて撮影
  肉眼でもはっきり見える明るさです。4等台でしょう。双眼鏡でも、少し西側に伸びるダストの尾があるような感じがしました。ただし、たえず薄雲がかかり、低空にあったこの画像が、一番長く露出時間を撮れたものです。外気になじます時間もなく撮影したため、バックが全体的に明るくなっています。
 彗星から左上に伸びるイオンの尾の向きが、しだいに東よりに変わってきました。また形状も12/11に比べ変化しています。少し幅広くより複雑になったようです。また、右側に伸びるダストの尾が少し目立つようになりました。

2004年12月11日 23時03分〜23時35分までの間に4分露出を4枚合成
 カメラ:PENTAX*istD 望遠鏡:AD-VIX102SS(10cm屈折アクロマート)+レデューサー 合成F3.6 
赤道儀:P2-Zで自動ガイド撮影 気温約10度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、デジタル現像、一部トリミング
 愛媛県北条市北条公園にて撮影
  高度も少し高くなり、肉眼でもはっきり分かりました。明るさは5等くらいでしょう。双眼鏡で見ると、大きなコマの部分は分かりますが、尾はまったく見えません。画像を見ると、上やや左に向かって伸びるイオンの尾が分かります。彗星に近いところは細く見えますが、端に向かって幅が広くなり、複雑に変化している様子が見えます。いっぽう、右側に向かって伸びるダストの尾は、扇型に広がっていますが、相変わらず短い状態です。
  彗星の移動が少し速くなってきました。このため、彗星の位置を基準に画像を合成しているので、星が線状に伸びて見えます。厳密に見ると、彗星自体も少し線状に伸びているので、露出時間をもっと切り詰める必要があるでしょう。

2004年12月8日 21時55分〜22時01分までの間に90秒露出を2枚合成
 カメラ:PENTAX*istD レンズ:PENTAX FA43mmF1.9→F2.2 ソフトンBフィルター使用 
赤道儀:ビクセンフォトガイドで自動ガイド撮影 気温約10度 RAW形式 ISO800
3x3ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、一部トリミング、リサンプリング
 愛媛県伊予市谷上山にて撮影
 135mmレンズで撮影すると、6日に比べ尾の写りが悪かったので、標準レンズでうさぎ座とともに捕らえました。明るさは5等程度で、肉眼で存在が分かりました。ソフトフィルターを使用しているので、星が肥大していますが、彗星の色と、星の色の対比が美しく見えます。なお画像上の左よりの明るい星がオリオン座のリゲル、左上の端の星雲が、オリオン大星雲です。

2004年12月6日 22時37分〜22時53分までの間に180秒露出を3枚合成
 カメラ:PENTAX*istDs レンズ:PENTAX FA135mm F2.8→F3.5 
赤道儀:P2-Zで自動ガイド撮影 気温約8度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、一部トリミング
 愛媛県伊予市谷上山にて撮影
  尾が大変淡かったので、強力に画像処理をしました。このためバックが荒れていますが、上(北方向)に伸びるイオンの尾が分かります。その長さは約3度はあるようです。透明度が良かったので、肉眼でもその存在が分かりました。右側(西側)に伸びるダストの尾はそれほど長くありませんでした。
 11/19の画像に比べると約1/3の焦点距離なので、拡大率も約1/3です。そのわりにそれほど小さく見えないのは、彗星が明るく大きくなっているからです。これからは、望遠レンズぐらいが全体の姿がわかっていいようです。


2004年11月19日 23時40分〜24時12分までの間に180秒露出を4枚合成
 カメラ:PENTAX*istD 望遠鏡:AD-VIX102SS(10cm屈折アクロマート)+レデューサー 合成F3.6 
赤道儀:P2-Zで自動ガイド撮影 気温約8度 RAW形式 ISO800
2x2ビニング(1/2にサイズダウン)後、レベル調整、コントラスト調整、色調調整、一部トリミング
 愛媛県伊予郡中山町松森城森林公園にて撮影
  予想通り順調に明るくなっています。おおよそ6等ぐらいでしょうか?中心の緑色のコマが明るく見えています。ここから、右上に向かって細長い尾が分かります。また、右に向かって少し太めの淡い尾のようなものが見えます。ただ、眼視では尾がまったく見えませんでした。高度が低いので、いまいちはっきりした尾ではありませんが、高度が高くなる1月上旬が楽しみです。


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