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Excel 孫の手−9

皆さんが頻繁に使う「Excel」について、いろいろなテクニックを紹介していきます。

 もし、簡単なことで出来るはずなのに、どうしてこんなに手間がかかるの?という
 疑問をお持ちの方はメールを入れて下さい。分かる範囲でお答えするだけでなく、
 出来るだけこのページでお答えできるよう努力していきます。

「置換って何!」

 軽子.ワープロで「置換」という機能がありますが、Excelには無いのですか。  由夫.そもそも、「置換」そのものが、わからないんですが。  A.そうですね〜。「置換」というのは、例えば「初春」という言葉がいくつかはいっている    文章があって、「初春」を「初秋」にしたい時、その単語を1つ1つ又は一括して取り替    える機能を言います。  由夫.ほ〜、便利だな。「置換」て言うのは、文字だけなんですか。  軽子.もちろん、文字だけしょ!??  A.と、思うでしょ。ところが、数式もOKなんです。    じゃあ、文字から行きましょう。   例 明日の天気は、明日にならないとわからない  この例を ↓ 来年の天気は、来年にならないとわからない  と直すときは、    メニューの「編集」をクリックすると、この表示がでてきます。
   「置換」をクリックすると、この表示がでてきます。
   ここで、「検索する文字列」に「明日」、「置換後の文字列」に「来年」と入力。
   次に、1つ1つ置換するか一括で置換するかを決めます。    1つ1つ置換する→「次を検索」をクリックすると、候補のところへカーソルが飛んでい             くので、置換したい場合は「置換」をクリック。             これの繰り返し    一括で置換する →「すべて置換」をクリック  由夫・軽子.かんた〜ん!! よくわかったので、次行きましょ。
 A.数式の場合は、今設定している数式をどこかに使い回しできないかと考える習慣のある人    なら、理解できるのですが、そうでない人には概念がちょっと難しいかも。   例 Book1 というブックで、Sheet1には商品コードと商品名の表・Sheet2には商品コードを入れ ると商品名が表示されるように設定されているとします。
この仕組みをBook2 に流用しますが、都合でBook1 のSheet2はBook2 のSheet3に コピーします。 ここでBook2 のSheet1・Sheet3のデータを全部消してみましょう。 そして、Sheet3の商品コード入力のところにBook1 で使っていたコードを入力してみ ると、なんとBook1 の商品名が表示されます。
しかも、該当するコードが無いという意味の「#N/A」も表示されています。 これは、ブックAのSheet1のコード表がBook2 に連動しているためです。 数式にも、[Book1.xls]Sheet1が表示されています。    ここで、「検索する文字列」に[Book1]Sheet1、「置換後の文字列」にSheet1と入力。
   すべて置換」をクリック → 正しい表示になりました。
 軽子.これは、自分でやってみて理解するしかないかも。  A.そうですね。  由夫.ここで、注意することはありますか。  A.表いっぱいに計算式が設定されているような場合に「置換」を実行すると、物凄く重い作    業なので時間がかかることがあります。コンピュータが止まってしまったと勘違いしやす    いことです。  由夫.「正常に動いている」という表示上の見分け方はありますか。  A.画面左下に『 %』と表示され、その数字が100になれば終了です。  軽子・由夫.そんな表示があることを、知っている人聞いたこと無い。  A.そうですね、そんな大きなシートで複雑な計算式を作り込む人はまれですから。    でも、「置換」に関しては画面全面計算式という表になると、そうなる可能性が大です。    うっかり、騒いでヒンシュクを買わないように。    今回は、少し長かったですが、便利な機能ですので使って便利さを体感してください。
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