Registered at Dec 21 2004

Excel 孫の手−69

皆さんが頻繁に使う「Excel」について、いろいろなテクニックを紹介していきます。

	

「ハイパーリンク活用術−前編」

 Q.ハイパーリンクは、孫の手67に出てきましたよね。    アドレス管理以外にも、使い道が有るんですか。  A.自分のパソコンを使っていて、あのファイルは何処にあったっけと言うこと    が、有りませんか。  Q.しょっちゅうですよ。    あのフォルダーだったかナー、これかなっ・・・という感じ。  A.前回のURLアドレスでは、入力するだけで良かったのですが、今回はある    程度操作が必要です。    大まかな手順は次のようになります。    1.ファイル管理用の新しいエクセルシートを開きます。    2.管理したいファイルを、分かり易い名前で入力します。    3.ファイル名を右クリックし、ハイパーリンクをクリック。    4.開いたウインドウのURLアドレスにファイル名を記入しますが、参照      をクリックして、該当ファイル名を見つけてクリックし、OKでも可。      さらに、OK。  Q.ハイパーリンクの対象になるのは、どんな種類のソフトが対応しているんで    すか。  A.素晴らしい質問です。説明している私が嬉しくなる質問です。    実はこのハイパーリンクを説明すると、エクセルのファイルだけが対象と思    いこむ人が圧倒的に多いんです。    本当は、一太郎やワード・パワーポイント・JPEG画像等々・・・。    なんとpdfファイルまで開いてくれるんですよ。  Q.それはなんて便利な機能なんでしょう。    でも何か注意することもあるんじゃないですが。  A.そのトオリっ、これまた泣かせる質問です。    典型的なのは、パワーポイントですね。パワーポイントそのものの画面は開    くのですが、左クリックしても次の動作に移らず、右のスクロールバーをク    リックして、画面を進めていきます。また、終了時もへんな表示がされます    が、さほど問題になりません。画面の幅も少し狭いですね。    一太郎のように、ワープロでありながら複数シートを持つブック形式の場合、    通常は保存時のシートを表示するはずですが、ハイパーリンクで呼び出すと    必ずトップのシートを表示してしまいます。  Q.これだけ先に知っていると、多少変でも気にしないで作業を進められます。    では、これぞ実用的という典型的な例で説明してください。  A.ハイ、それではかなり情報の詰まった大勢の個人データを扱うケースを、考    えていきましょう。    個人データ一人分が、A4サイズの用紙に5枚分有るとしましょう。    データ数は、200人分です。とても、一つのブックで管理する量ではあり    ません。データベースソフトの好きな人は、抵抗があるかも知れませんが、    こういったケースの場合は、エクセルでの処理の方が手離れがよいのです。    まず、一人一ブックで保存するのが、上手に運営する条件です。    かたや全体を管理するシートでは、名前・フリガナ・電話・携帯・住所等の    最低限のデータを表形式で入力していきます。    次に、管理するシートの名前の所に、ハイパーリンクを設定するのです。    これらのブックは、全て同一のフォルダーに収めておくのは、必須の条件で    すが、他のフォルダでも問題はありません。    データを管理する人が大変なだけですから・・・。  Q.オッ、毒が出ましたね。    ちょっと頭を整理したいのと、実際のデータを揃えてきますので、次回に詳    しい説明をおねがいします。  A.では、どんなフォーマットが良いのか、参考までに下をご覧下さい。
Return to TOP