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Excel 孫の手−37

皆さんが頻繁に使う「Excel」について、いろいろなテクニックを紹介していきます。

	

「全セル選択と全セルコピーの基本」

 Q.「全セル選択ボタン」て何処にあるんですか、と聞かれて私は答え    られませんでした。  A.そうですね、エクセルの表をいくら探してもそんな表示はありませ    んよね。    ズバリ言いましょう。いつも使っているシートの左上にあります。    もっと詳しく言うと、列Aの左で行1の上です。  Q.ひょっとしてこのシート左端の何も書いていない灰色の所ですか。  A.そうなんです。そこが「全セル選択ボタン」なんです。    試しにそこをクリックしてみてください。  Q.あれっ、画面全体に色が付きましたよ。    この色って、いつもセルを選択したときの色と同じですよね。  A.全くその通りです。全部が選択されているから「全セル選択ボタン」    なんですね。  Q.で、一体どういうときに使うんですか。  A.今ある表を作っているとします。そして、そっくり同じ形式の表を    別のブックにも利用したいときに、また作り直すのは大変です。    そんなときに、この全セル選択ボタンでシート全体を選択して、そ     の情報をそっくりコピーしてしまうと言う使い方です。    元々エクセルのシート一枚には、縦に65536個横に256個の    セルがあるんですが。このボタンを押すことで全部をいっぺんに    選択してしまうんですね。  Q.と言うことは、1677万個ものセルを選択しているわけですね。    凄〜い、エクセルって頭良いんだ!  A.計算しましたね。  Q.でも、チョット待ってください。    シートをそっくりコピーするのだから、受け入れるシートも同じ大    きさしかないんだから・・・・・。    そうか、シートの左上端をクリックして、貼り付けるしかない・・・・。  A.その通り、素晴らしい推理です。    A1のセルをクリックして貼り付けます。    それ以外のセルをクリックして貼り付けると、下のようなメッセー    ジが出されます。
 Q.このメッセージならよく見ます。この操作以外でも出ますよね。											
											
 A.確かに出ます。											
   と言うより、コピー作業には付き物です。											
											
  ここで、コピーの大原則											
	広い範囲のコピーでも、貼り付け時は貼り付ける範囲の左上端										
	の1つのセルをクリックして行う。										

 Q.他に注意点はありますか。											

 A.大原則その2											
	結合したセルをコピーする場合は、いったん結合を解きコピーし										
	たのち、再び結合すること。										
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