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Excel孫の手−30
皆さんが頻繁に使う「Excel」について、いろいろなテクニックを紹介していきます。
「エクセルとワープロの効率的連係」
Q.「孫の手11」でエクセルをワープロ代わりに使う話がありましたが、
これってあまり使わないようにとも言っていましたよね。
この機能はどんな風に使ったら、効果的なんですか。
A.いい質問です。
エクセルが得意なのは言うまでもなく表計算です。と言うことは、表の占める
割合の多い書面には、エクセルを使うのがよいですね。
Q.でも、報告書を作る場合、表を含まない書面も結構作成しますよ。
A.そうです。そんなときはもちろんワープロが向いています。
つまり、作る対象によって、ソフトを使い分けるんです。連係プレーですね。
Q.参考書を見ると、エクセルで作った表をワープロのシートに貼り付けるという
例題が載っていますが、これって連係そのものですよね。
A.ええ、確かにそうですが、ワープロにエクセルのデータを貼り付ける作業は、
意外なくらい綺麗に出来ないことが多いんです。
つまり、効率が悪いんです。だから、私はお奨めしていません。
効率的連係の作例
1.表紙・目次・本文はワープロで作成する。
2.表の必要な部分に、(「参照:付表−3」)のように注意を入れる。
3.表には、必要最少限の説明文を添え書きする。
4.表の説明文は、エクセルでワープロ的に入力
5.表には、キャッチコピー的な文言は御法度。
6.ワープロの文章部分だけで、通しのページ番号を振る。
Q.これって凄くシンプルですね。
A.そうです。シンプルだからいいんです。
こうしておけば、エクセル部分だけを、パワーポイントに移行して加工しやすく
成るというメリットも生まれてきます。
Q.もう一度確認します。
ワープロで作成した資料の中に、エクセルのデータを埋め込むことについて、
他にもデメリットはありますか。
A.有ります。
もし、データを埋め込んでいる場合、元のエクセルのデータを訂正した時に、
その埋め込んである方のワープロ資料も再度呼び出して印刷し直さなければ
成りません。
また、この作業そのものを忘れて、発表の席で整合が取れていないことを指摘
されてしまうことも考えられます。
Q.つまり、便利な機能の持つ落とし穴に注意すると言うことですね。
A.そうです。そこまで分かって貰えると、とてもうれしいですね。
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