Registered at Sept.18 2000   Apr.5 2001訂正

Excel孫の手−18


皆さんが頻繁に使う「Excel」について、いろいろなテクニックを紹介していきます。
 もし、簡単なことで出来るはずなのに、どうしてこんなに手間がかかるの?という
 疑問をお持ちの方はメールを入れて下さい。分かる範囲でお答えするだけでなく、
 出来るだけこのページでお答えできるよう努力していきます。

	

「テーブルって、何?」

 Q.うちの会社の取引先は、大体50社ぐらいなので、番号入力するだけで会社名表示したいのですが。  A.ある程度種類の決まっている入力の時に、そういった要求が起きてくるのは当然ですね。    でも意外に、「面倒くさい」と思いながらも工夫していない人って多いんです。    効率アップの身近なポイントの1つです。  Q.実は、会社が開催中の省力化コンテストに応募したいんですよ。  A.動機はチョット?ですが。応用範囲の広い技術を説明しましょう。    「テーブル」を利用する技術です。
   取引先に番号を付けた表を用意します。	
   このようなデータを参照する目的の表をエクセルでは、テーブルといいます。	
   この表を作るときのルールは、以下の通りです。	

	 1.番号は連番で小さいものから大きいものに並べる。
	 2.連番の列に、ブランクは入れられない。
	 3.連番は、数字だけでも良い。
	 4.連番は、飛び番でも良い。A05,A11,B08,B09・・・・"
	 5.連番以外の項目は、ブランクでも構わない。
	     但し、間違いの元になりやすいので極力避ける。

 Q.テーブルの基本的な考え方って、どんなものなんですか。	

 A.探したいデータをテーブルの中から探し、結果を表示すると言うことです。	
   例えば、この例ではB09 を「永楽楽器」としています。	
   ここで、取引データに「永楽楽器」を追加したいとき、会社名を入力する代わりに	
   B09 と入力することで「永楽楽器」が表示されるようにする仕掛けを指します。					

 Q.ということは、すごーく長い名前でも、ほんの数文字の入力でよいということですよね。					

 A.その通りです。データが多くなればなるほどその効果は、燦然と光り輝く・・・。					
   とPRはこの程度で。					
   では、実際の式をお見せします。					

   先ほどの表の横に、データが追加されるとします。					
	式は、「表示されたデータ」の部分に書きます。				
	=VLOOKUP(D3,$A$2:$B$11,2,FALSE)				

	式の説明				
	=	イコールを入力すると、そこから数式が始まるとエクセルに教えます。			
	VLOOKUP	縦方向に検索して下さいというエクセルの決められた言葉→関数 です。			
	(	関数の後ろは、条件を入力します。カッコ開くは、その開始マーク			
	D3	条件1			
	$A$2:$B$11	条件2	テーブルの範囲:必ず、絶対番地で入力		
	2	条件3	検索列は、テーブルの中の左から何列目か。		
	FALSE	条件4	条件1と同じものが有ったかのチェック		
	    )	条件の終わりは、カッコ閉じ。			

	入力されたB09 は、テーブルの中にありますか。				
	もしあったなら、テーブルの左から2列目の「永楽楽器」を拾います。				
	そして、そのデータを表示します。				という意味なんです。

 Q.目の前でやって貰ったら、すぐ分かりますね。					
   便利ですよ便利便利。					
   読者の方は、この表をエクセルの左上端からこのまま同じに作成して、					
   この式を入力してみて下さい。 感激しますよ。					

 A.それは、私のセリフです。					

 Q.これで会社から表彰して貰えるかしら。					

 A.それは会社のOAレベルで違ってきますから・・・・。保証できませんね〜。	
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜	
	テーブルは、他にもいろいろ説明することがあります。
	それは次回に、詳しく。
孫の手69〜最新TOP  孫の手1〜68TOP