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Excel孫の手−17
皆さんが頻繁に使う「Excel」について、いろいろなテクニックを紹介していきます。
もし、簡単なことで出来るはずなのに、どうしてこんなに手間がかかるの?という
疑問をお持ちの方はメールを入れて下さい。分かる範囲でお答えするだけでなく、
出来るだけこのページでお答えできるよう努力していきます。
「複数シートのデータを集計−2」
今回は「孫の手15」の変形パターンです。
Q.営業マン別の売上管理表と、それに連動した全員の売上一覧及び全体の計画達成
状況を把握する表の作成を依頼されたのですが、効率的な運用の方法を教えて
ください。
A.こういった場合は、個人毎の表と全体をどう連動させるかが、ポイントになります。
Q.「孫の手15」で串刺し演算を習いましたが、全く同じに考えれば月ごとの集計は
出ますよね。
A.その通りですね。本当に最近良く復習していますね。
そこでもう一工夫しましょう。
今度は各個人の直近の売上状況を一覧表にしてみましょう。
手順は、きわめて簡単です。
集計する表に担当者名を入力したら、そのデータを入力する場所をクリックし
= と入力、
対象営業マンのシートをクリックし、合計欄をクリックして「ENTER」
後は、営業マン毎に同じ作業を繰り返します。
イメージとしては、下記のようになります。
Q.酷く簡単ですが、とても有用なデータになりますね。
更に一つ工夫を加え得たいのですが。
A.その意欲です。
それにお応えするのに、「予測」はいかがでしょうか。
実績を積み重ねてきて半年程経つと、有る程度営業マン毎の傾向が見えてきます。
そこで、仮にこのままの傾向で販売すると、営業マン個人および全体とも
に、最終的に「こうなる」との数値を示します。
ただ、気を付けたいのは、販売対象商品の単価が安く、さばける数量は多いなら
この方法は有効です。
逆に、個々の商品が高額で販売数量が非常に少ない場合は、商談毎の積み上げ数字を
まとめて表に反映させる方法がよいでしょう。
Q.何か、やればやるほど上司の要求も多くなりそうな予感。
A.上司の要求を「予測」して、次の一手を打って置いた方がよいですよ!!!
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